COPD(慢性閉塞性肺疾患)を知っていますか?
毎年11月の第3水曜日は「世界COPDデー」です!
世界COPDデーは、2002年にCOPDの研究と啓発に力を注ぐ世界的な組織GOLDの提唱のもとに定められました。
COPDは、世界的に主要な死亡原因の1つでありながら、社会的な認知が十分とは言えない疾患です。
みなさんもこの機会に、「COPD」という病気を学びましょう!
COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは
COPDは、Chronic(慢性)Obstructive(閉塞性)Pulmonary(肺)Disease(疾患)を略した病気で
主にたばこの煙などの有害物質を吸い込むことで、肺や気管支に炎症が起き、呼吸がしにくくなる病気です。
これまで「肺気腫」や「慢性気管支炎」といわれていた疾患も、COPDに含まれます。
どんな病気?
COPDになると、酸素と二酸化炭素の交換(ガス交換といいます)を行っている「肺胞」が壊れて、ガス交換がうまくできなくなります。
また、空気の通り道である「気管支」が狭くなり、吸った息をうまく吐き出せなくなります。
そのため、重症化すると、少し動くだけで息切れするようになり、酸素吸入が必要になるなど、生活に大きく影響が出てしまいます。
COPDの原因は?
原因の90%以上は喫煙です。そのため、COPDは別名「たばこ病」といわれています。
そのほか、受動喫煙や大気汚染、職業的な粉塵、化学物質も原因といわれています。
上記の有害物質を吸い込むことにより、気管支に炎症が起こるだけでなく、肺胞が破壊される原因となります。
COPDになりやすい・進行しやすい人の特徴
- 喫煙の開始年齢が若い
- 一日の喫煙本数が多い
COPDの症状
初期は無症状で、ゆっくりと進行します。
症状を自覚したころには、病気がかなり進行しているだけでなく、もとどおりには治らないのがCOPDの恐ろしいところです。
代表的な症状
- ちょっとした動作(坂道や階段の上り下りなど)で、息切れする
- 風邪ではないのに、せきやたんが多く、なかなか治らない
- 呼吸のたびにゼーゼー、ヒューヒューなどの喘鳴がある
セルフチェックをしてみましょう!
COPDの症状は「年を取っただけ」と見過ごされていることも珍しくありません。
気になる方はセルフチェックをしてみましょう!
COPDになると、肺の機能は急速に低下することが多いので、早期発見・早期治療が大切です。
気になる症状がある場合は、早めにお近くの呼吸器内科を受診しましょう。
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