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ページID1000008  更新日 令和7年6月10日

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【トピックス】

日立製作所 戦後八十年行事 戦災殉職者慰霊祭に参列

ご焼香とお祈りの様子

市長あいさつ

会場の祭壇


德永社長挨拶

ご遺族代表の挨拶


 本日、株式会社日立製作所日立事業所が主催する「戦後八十年行事戦災殉職者慰霊祭」に参列してまいりました。
 今から80年前の今日(6月10日)、本市上空に100機を超えるB29が飛来し、日立製作所海岸工場へ500発以上の1トン爆弾が投下されました。その爆撃で634人もの従業員の方が犠牲となり、同事業所では、この日を「戦災の日」と定め、毎年、慰霊行事を実施しておられます。
 今年は戦後80年という節目の年でありますことから、ご遺族関係者だけでなく、德永社長を始め、同社の役員の方もご参列する慰霊祭が挙行され、私も来賓として参列いたしました。

 戦後、日本は、戦争の悲劇を二度と繰り返さないことを誓い、平和と民主主義の理念の下、国民を挙げて血のにじむような努力により、焦土の中から今日の繁栄を築き上げてまいりました。
 その中で、本市が世界に誇る「ものづくりのまち」として、今日の発展を遂げることができましたのは、本市の戦後復興、産業基盤の再建を力強く支えてこられた、偉大な先人たちのご努力によるものです。
 終戦から80年の時が過ぎ、戦後に生まれた世代が大半を占めるようになりました。戦争の体験と記憶の風化が危惧されている中、その悲惨さを遠い記憶の中に埋もれさせることなく、次の時代に継承していくことが、現代を生きる私たちの務めとなっております。
 その一方、世界では戦火が絶えることはなく、何の罪もない人々が日々、犠牲になっているという現実もあります。
 私たちは今一度、平和の尊さと命の大切さを心に刻み、そして、人類共通の願いである恒久平和の実現のための不断の努力が求められているわけであります。

 ご焼香をさせていただき、祭壇に向かって心静かに、戦没者の御霊のとこしえに安らかならんことをお祈り申し上げるとともに、日立市の市長として、改めて、誰もが心豊かに安心して暮らせる、真に平和なまちづくりに、誠心誠意、努めてまいりますことをお誓い申し上げました。
(日立市長 小川春樹 令和7年6月10日 投稿)



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