香りと化学物質過敏症について

ページID1017464  更新日 令和7年9月1日

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香りのエチケット

近年、柔軟剤や芳香剤などに含まれる香りで頭痛や吐き気がするという健康相談が全国の消費生活センターに寄せられています。

香りの種類や強さの感じ方には個人差があり、自分にとっては快適な香りでも、他の人にとっては不快なにおいとして感じられてしまうこともあります。

そのため、香りの使用は周りの人への配慮をこころがけましょう。

化学物質過敏症について

化学物質過敏症は「過敏」という名が示すように、ごく少量の物質にでも過敏に反応する点でアレルギー疾患に似ています。

最初にある程度の量の物質にさらされる、あるいは低濃度の化学物質に長期間さらされたことで、極めて微量の同系統の化学物質に対しても過敏に反応するようになり、症状をきたすと言われています。

化学物質過敏症は、このようなアレルギー疾患のような性格だけでなく、低濃度の化学物質に繰り返しさらされると、体内に蓄積して慢性的な症状をきたすという中毒性疾患に近い性格も兼ね備えています。

その発症メカニズムについては解明されていない部分が多く、診断方法や治療方法なども確立されていません。

化学物質過敏症の症状

主な症状は次のとおりです。
症状は多岐にわたり、その程度も個人差が大きいといわれています。

  • 目や鼻、のどへの粘膜刺激症状
  • 気管支炎、ぜんそくなどの呼吸器症状
  • 手の震え、けいれんなどの神経症状
  • 不眠、不安、うつ状態、集中困難などの精神症状
  • 頭痛、発熱、疲労感など

原因となる化学物質は?

身の回りにあるすべての化学物質が原因となります。

香料、洗剤、柔軟剤、シャンプー、化粧品、整髪料、制汗剤、農薬、除草剤、煙草、自動車の排気ガスなど

ご理解とご協力のお願い

化学物質過敏症については一般的にまだまだ知られていないため、「原因不明の症状」として放置されている潜在的な患者さんが多くいると言われています。

また、多くの人が反応しない超微量の化学物質にさえ反応してしまうことは、そのような経験のない人には理解・協力を得ることが難しく、孤立感や疎外感から心身ともに深刻な状況に陥るケースもあります。

化学物質過敏症の発症メカニズムは明確になっていません。

そのため、誰もが発症する可能性があり、他人事ではありません。

化学物質過敏症についてご理解いただき、身近にもこの症状で苦しんでいる方がいらっしゃるかもしれませんので、公共の場など人が集まるところでは香りなどのご使用に配慮くださるようお願いいたします。

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