日立市屋内退避及び避難誘導計画を策定しました

ページID1004778  更新日 令和6年1月24日

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国の原子力災害対策指針において、東海村に所在する日本原子力研究開発機構の試験研究用等原子炉JRR-3(以下、「JRR-3」という)と再処理施設を対象に、原子力災害対策重点区域(緊急防護措置を準備する区域:UPZ 5Km)が設定されており、この区域に日立市の一部が含まれております。

このことから対象施設で原子力災害が発生した場合に備え、市民の皆さまに対する放射線による影響を最小限に抑制するための防護措置が確実に実施できるよう、必要な事項を定めた「日立市屋内退避及び避難誘導計画」を策定しました。

対象となる原子力施設と原子力災害対策重点区域

原子力事業所 原子力施設 所在 原子力災害対策重点区域
日本原子力研究開発機構
原子力科学研究所
JRR-3 *1 那珂郡東海村白方2-4 緊急防護措置を準備する区域(UPZ)
施設からおおむね5Km圏内
日本原子力研究開発機構
サイクル工学研究所
再処理施設 *2 那珂郡東海村村松4-33 緊急防護措置を準備する区域(UPZ)
施設からおおむね5Km圏内
  • *1 JRR-3:試験研究用等原子炉。中性子ビーム実験、原子炉燃料・材料の照射実験、シリコン半導体の製造や高分子の構造解析による生命現象の解析などを行う施設。
  • *2 再処理施設:高レベル放射性廃液のガラス固化処理を行う施設。

避難対象地区 ※日立市内の一部地区が対象です。

原子力施設
避難対象地区
JRR-3
久慈町1丁目、3丁目、4丁目、5丁目、みなと町、留町、南高野町1丁目、茂宮町、下土木内町、大和田町
再処理施設
留町

地図:避難対象地区

計画の主な事項

1 防護措置について

防護措置の実施基準

画面:防護措置表

(1) 屋内退避

  • まず、施設で事故が発生した場合、市から防災行政無線、エリアメール、SNSなどで情報発信します。
  • 原子力施設の事故の進展(警戒事態,施設敷地緊急事態,全面緊急事態)に応じて、防護措置を段階的に実施します。
  • 対象地区にお住まいの方は、施設敷地緊急事態の段階において屋内退避準備を開始し,全面緊急事態に至った時に、屋内退避します。

(2) 避難及び一時移転

  • 万が一、放射線が放出された場合には、緊急時モニタリングを実施します。
  • 緊急時モニタリングの結果、空間放射線量率が基準値を超過した場合には、対象地区にお住まいの方は自家用車で避難等を実施します。
  • 自家用車で避難が難しい方は、バス利用者集合場所にて、手配されるバスで避難等を実施します。

(3) 安定ヨウ素剤の服用

  • 避難の際には、放射性ヨウ素による被ばくを低減するため、国や市からの指示により、安定ヨウ素剤を服用します。
  • 市は、手元に安定ヨウ素剤がない方に対して、緊急配布します。

(4) 避難退域時検査

避難者は、放射線の影響がないことを確認しますので、地区ごとに決められた基幹避難所で、必ず避難退域時検査を受検します。

2 避難のながれ

イラスト:避難の流れ

JRR-3での事故等における地区ごとに定めた基幹避難所等

画面:避難所等(JRR-3)一覧表

再処理施設での事故等における基幹避難所等

画面:避難所等(再処理施設)一覧表

3 東海村民の受入

対象事業所が東海村に所在することから、東海村民の一部(白方地区・真崎地区)を、県の要請により日立市の避難所で受け入ることになっております。

東海村民を受け入れる基幹避難所等

※ 東海村民の基幹避難所等については、日立市民の避難先と重複しない様に考慮しています。

画面:避難所(東海村受入)一覧表

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