火の用心のくまヒノカミベアーの第3期以降の取組について

ページID1018225  更新日 令和7年11月20日

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第2期までの取組

 消防活動服などをアップサイクルして生まれた「火の用心のくまヒノカミベアー」は、第1期から多くの皆さまにご好評をいただきました。
 令和7年9月6日(土曜)に、ヒタチエ5階で第1期販売会を開催し、約200名の方が並び用意していた50体は販売開始からわずか10分で完売しました。

 そのため、第2期で販売を予定していた50体分の予約票をお配りし、すでに完売となっています。

 この取組には大きな関心が寄せられ、NHK水戸放送局、日本テレビ、読売新聞、茨城新聞などのメディアでも取り上げられました。こうした紹介を通じて、より多くの方に日立市の魅力を知っていただき、火災予防について考えるきっかけとなりました。

販売会の様子の写真
販売会の様子

第3期以降の展望について

 第1期・第2期の販売では、多くの皆さまからご支援をいただき、消防活動服などのアップサイクルの取組の可能性を大きく実感することができました。こうした成果を踏まえ、第3期以降は、連携協定の締結によりこれまで続けてきた取組をさらに広げ、より多くの方に届けていきたいと考えています。

 本取組では、これまでも障がい者就労支援施設との連携を大切にした製作体制を築いてきました。現在、くまのぬいぐるみの製作を担っているのは、障がい者就労支援施設「SMILON HITACHI」の皆さんで、一つひとつ丁寧に作業を行っていただいています。

 第3期以降は、この輪をさらに広げ、販売協力事業者として障がい者就労支援施設の一つである 「諏訪ひまわり」 にも加わっていただく予定です。複数の施設が協力して取り組むことで、販売体制の充実と、より多くの方々の活躍の場の創出につなげていきます。

 また、作り手の皆さんの工賃向上や、本取組の持続性を高めるため、第3期以降の販売価格は 5,000円から6,000円程度を見込んでいます。価格上昇分は全て施設利用者の賃金となり障がい者就労支援に直結します。皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げます。

 さらに今後は、「火の用心のくま ヒノカミベアー」という名称を、公式なライセンス化も視野に入れて検討しています。名称としての価値を守りながら、より多くの方々に認知され、広く愛されるキャラクターとして育てていきたいと考えています。

 あわせて、新たな販売方法として ふるさと納税返礼品への登録も計画しています。これにより、市外・県外の方々にも気軽に手に取っていただける機会が増え、火災予防の輪がさらに広がることを期待しています。

 

障がい者就労支援施設 SMILON HITACHI施設長 大畑様の写真
障がい者就労支援施設 SMILON HITACHI施設長 大畑様
くま
様々なバリエーションのぬいぐるみがあります。

皆様からの疑問にお答えします(Q&Aコーナー)

Q1.なぜ活動服などで“くまのぬいぐるみ”を作っているのですか?

A.消防職員が長年使用してきた活動服や救助服などは、更新の際に大量の廃棄が発生します。

 そこで、「廃棄しないことで環境負荷を軽減したい」、「もう一度役割を与えたい」という思いから、アップサイクルでぬいぐるみを製作する取組を始めました。火災予防の啓発と消防に親しみを持っていただけるきっかけにもなっています。

Q2.どうしてこんなに人気があるのですか?

A.消防の活動服だけでなく、救急服や救助服など、さまざまな消防被服を使って作ることで、一つひとつが個性豊かで魅力的なぬいぐるみになります。

 さらに、手作りのぬくもりや、「消防×アップサイクル」という珍しさも話題となりました。

 第1期の販売会では50体が開始10分で完売し、予約分の50体もすぐに完売する反響がありました。

Q3.誰がくまを作っているのですか?

A.障がい者就労支援施設の皆さんが、一つひとつ丁寧に製作しています。

 現在は「SMILON HITACHI」が製作しており、第3期からは「諏訪ひまわり」も参加し、協力体制を広げていく予定です。

Q4.なぜ第3期以降の販売価格が5,000〜6,000円になるのですか?

A.製作に携わる障がい者の方々の工賃を上げ、仕事としての収入をより安定させるためです。

 適正な報酬を確保することで、継続的な製作体制と、地域福祉への貢献につながります。

Q5.どこで購入できますか?

A.第1・2期は対面販売のみでしたが、第3期以降は、市内で開催されるイベント販売などを含め販売方法の拡大を検討しています。

 また、ふるさと納税返礼品への登録を予定しており、市外・県外の方でも入手しやすくなる見込みです。

Q6.商品はすべて手作りですか?品質は大丈夫ですか?

A.はい、すべて手作りです。

 消防活動服は丈夫な素材でできており、製作時には安全性・耐久性を考慮し、縫製の確認、金属探知機による検針等の仕上げのチェックを丁寧に行っています。

 手作りならではの個性も魅力としてご理解いただいています。

Q7.メディアでも取り上げられているのですか?

A.第1期の販売会は、NHK水戸放送局、日本テレビ、読売新聞、茨城新聞など、複数のメディアで紹介されました。また、消防専門誌「近代消防2025.12月号」に特集記事が掲載されました。

 多くの方に知っていただくきっかけとなり、反響の大きさを実感しています。

Q8. ヒノカミベアーを作ることで、どのくらいCO₂削減に貢献できるのですか?

A. ヒノカミベアーは、消防で使用していた活動服や救助服などを再利用して作られています。
 これにより、本来であれば廃棄される際に発生する CO₂ を削減することができます。

 試算では、100体のヒノカミベアーを作製することで、一般家庭約12日分のCO₂排出量を削減できる結果となりました。
 小さなくまのぬいぐるみですが、環境負荷の軽減にもしっかりと貢献できる取組です。

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