飼い主のいない猫への不妊去勢手術に対する助成

猫は犬のように登録制度や法的な放し飼いの規制がないため、公的機関であっても駆除や捕獲はできません。地域の野良猫問題を解決していくには、適切に野良猫に不妊去勢手術を実施することが肝要です。市でご紹介できる不妊去勢手術の助成についてご案内します。

1　茨城県「地域猫活動推進事業」

茨城県では、地域住民の理解が得られ、地域猫活動を実践していく地域猫活動グループに対し、技術的支援（説明会への参加、啓発資材の配布及び猫の捕獲器の貸与等）及び不妊去勢手術の費用の支援を行っています。

申請は市を通して県に行います。詳しくは茨城県のホームページをご覧ください。

1. 受付期間　令和6年4月2日～4月19日
   3期に分けて申請を受付します。
   （第2期）（第3期）については、追ってお知らせします。
2. 補助額　雄猫：7,000円　雌猫：10,000円

各グループが1回に申請できる手術補助券の上限は20枚です（先に認定された活動について実績報告をしている場合は、再申請も可能）。

手術券の交付枚数は第1期1200枚、第2期500枚、第3期200枚で、期間内に県に申請のあった総枚数が上限を超えた場合は按分となり、ご希望に沿うことができない可能性もございますので、ご了承ください。

各応募時期終了後に県が行う審査で、適当と認められた活動地域にのみ手術補助券が交付されます。

• 茨城県地域猫活動推進事業（茨城県HP）（外部リンク）

2　公益財団法人どうぶつ基金「さくらねこ無料不妊手術事業」

公益財団法人どうぶつ基金が不妊手術、ワクチン、ノミ駆除薬の費用を全額負担する「さくらねこ無料不妊手術事業」に参加し、地域のボランティア団体等と連携してTNR活動を行います。「さくらねこ無料不妊手術事業」とは、飼い主のいない猫に対し「さくらねこTNR（Trap／捕獲し、Neuter／不妊去勢手術をし、Return／元の場所に戻す、その印として耳先をさくらの花びらのようにV字カットする）」を実施することで、繁殖を防止し、「地域の猫」「さくらねこ」として一代限りの命を全うさせ、飼い主のいない猫に関わる苦情や、殺処分の減少に寄与する活動です。

日立市は、令和5年度からどうぶつ基金の「さくらねこ無料不妊手術事業（行政枠）」で発行している無料不妊手術チケットの交付窓口となり、市民ボランティアの方に配布し、どうぶつ基金の協力病院で飼い主のいない猫（野良猫）に不妊手術をしていただいております。

令和5年度さくらねこ手術実績（行政枠）（単位：頭）

	4月	5月	6月	7月	8月	9月	10月	11月	12月	1月	2月	3月	合計
令和5年度	-	-	-	-	-	-	-	-	23	0	2	8	33

さくらねこ無料不妊手術チケットの利用をご希望の方は、下記の手順で手続を行ってください。

1. 手術予定の動物病院（どうぶつ基金が提携している動物病院に限る）に手術予定頭数等を含めて事前に相談のうえ、利用希望月の前々月の末日までに交付申請書（様式1）を市環境推進課衛生管理係に提出してください。
2. チケットが届き次第、環境推進課から連絡します。チケットを受け取ってから、病院の予約をしてください。
3. 手術が終わりましたら、チケットの有効期限内に利用報告書（様式2、様式2続紙）を提出してください。なお、手術前の写真が必要になりますので、撮り忘れのないようにご注意ください。

申請前にさくらねこ無料不妊手術事業（公益財団法人どうぶつ基金）のHPをご覧になってください。

• さくらねこ無料不妊手術事業（公益財団法人どうぶつ基金HP）（外部リンク）

問い合わせ先

日立市環境推進課衛生管理係　電話番号0294-22-3111　内線749

犬や猫の飼い方等に関する相談

茨城県動物指導センター（〒309-1606　笠間市日沢47）　電話番号　0296-72-1200

• 茨城県公式ホームページ　動物指導センター（外部リンク）