知らせてほしい、心のSOS
自殺予防週間とは
自殺対策基本法では、例年、9月10日の「世界自殺予防デー」からの1週間を『自殺予防週間』と定めています。
『自殺予防週間』は、自殺や心の病気についての正しい知識を普及啓発し、偏見をなくしていくと共に、命の大切さや自殺の危険を示すサインや、サインに気づいた時の対応方法等について理解を深めていただくことを目的としています。
自殺は、その多くが追い込まれた末の死です
自殺は、自らいのちを絶つ瞬間的な行為だけでなく、人がいのちを絶たざるを得ない状況に追い込まれるプロセスとしてとらえることが重要です。
様々な悩みが原因で心理的に追い詰められ、自殺以外の選択肢が考えられなかったり、社会とのつながりの減少や役割の喪失感または過剰な負担感から、危機的な状態に追い込まれてしまう過程とみることができます。
このように、個人の意思や選択の結果ではなく、「自殺は、その多くが追い込まれた末の死」ということができます。
あなたの悩みを話してください
つらいこと、悩んでいることがあるときは、一人で悩まず、家族や友人など信頼できる人に相談しましょう。身近な人に話しづらい時には、電話やSNSでの相談窓口もあるので、利用してみるのも大切です。
相談することで、悩みや不安に感じていることを解決する糸口が見つかったり、つらい気持ち、不安な気持ちを聴いてもらうことで、こころが軽くなるかもしれません。

周囲の人ができること
自殺を考えている人は、何らかのサインを発していることがあります。いつもと様子がおかしいと気づいたら、まずは声をかけ、気持ちに寄り添い、相手の話をじっくり聴いてみましょう。つらい気持ちを聴いてもらうことで、本人の気持ちが楽になります。また、必要に応じて、専門の相談機関や医療機関へつないだり、温かく見守りながら回復を支えることが大切です。
このような関わりができる人を「ゲートキーパー」といいます。
【ゲートキーパーの役割】
・気づき 家族や仲間の変化に気づく。
・声かけ 変化に気づいたら声をかける。
・傾 聴 本人の気持ちを尊重し、耳を傾ける。
・つなぎ 早めに専門家に相談するよう促す。
・見守り 温かく寄り添いながら、じっくり見守る。
こころのサインを見逃さないで
悩みやストレスから生じるこころの疲れは、身体面、精神面、行動面の変化となって現れます。
以下のようなサインに気づいたら、まずは声をかけることが大切です。
【身体面】
眠れない、食欲がわかない、いつも体がだるい、頭痛や吐き気がする など
【精神面】
憂うつな気分が続く、物事に集中できない、不安で落ち着かない、意欲や興味が減退する など
【行動面】
周囲との交流を避ける、遅刻・欠勤が増える、酒やタバコが増える、身なりに気を使わない など
いのちを守るハンドブックについて
市、関係団体、支援機関等のネットワークを構築、強化し、包括的な解決を図る支援体制づくりの推進を図る一助とするため、「いのちを守るハンドブック」を作成しました。
関係機関及び団体との連携を深めながら、地域全体で自殺対策に取り組み、市民一人一人が身近な自殺のリスクに気づき、声かけや見守りなどの必要な対応を適切に行うことができ、自殺に追い込まれる人を一人でも減らすために活用していただきますようお願いいたします。
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