高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施について
高齢者の保健事業と介護予防等の一体的実施事業とは
現在の医療保険制度では、75歳に到達すると、それまで加入していた国民健康保険制度等から、後期高齢者医療保険制度へ移行するため、74歳までの健康状態や生活機能の課題に、保健事業や介護予防事業が適切に接続されてこなかったという課題がありました。
そうした中で、令和2年4月に「医療保険制度の適正かつ効率的な運営を図るための健康保険法等の一部を改正する法律」が施行され、市町村が高齢者の保健事業と介護予防を一体的に実施し、後期高齢者の健康増進とフレイル予防に向けた新たな仕組みを整備することになりました。
日立市においても、令和3年度から、健康づくり推進課、国民健康保険課、高齢福祉課、介護保険課が連携し、高齢者が地域で健康的な生活を送れるよう、本事業に取り組んでいます。

実施内容
高齢者に対する個別的支援(ハイリスクアプローチ)
75歳以上の後期高齢者を対象に、健診結果等を踏まえ、保健師や管理栄養士、歯科衛生士等の医療専門職が、訪問や電話をし、保健指導や受診勧奨を行います。
低栄養予防の対象者
・85歳までの後期高齢者
・上記対象者のうち、昨年度の健康診断において、BMI20以下かつ問診票の「6か月間で2~3kg以上の体重減少がありましたか」にチェックを付けた方
口腔機能低下予防の対象者
・今年度76歳・81歳・86歳の後期高齢者
・上記対象者のうち、令和6年4月から歯科受診がない、かつ、昨年度の健康診断問診票で「半年前に比べて固いものが食べにくくなりましたか」「お茶や汁物等でむせることがありますか」のどちらかにチェックを付けた方
糖尿病性腎症重症化予防の対象者
・昨年度の健診結果で、HbA1c8.0%以上の方
・上記対象者のうち、昨年度糖尿病の薬剤処方がない方
生活習慣病重症化予防の対象者
・昨年度の健診結果で、Ⅲ度高血圧(収縮期血圧180mmHg以上)の85歳以下の方
・上記対象者のうち、要介護認定を受けておらず、昨年度高血圧の薬剤処方がない方
集団的支援(ポピュレーションアプローチ)
市内の通いの場へ、医療専門職が出向き、フレイル予防に関する健康教育や健康相談を行います。
また、日立市社会福祉協議会が実施している、ふれあい健康クラブ参加者に対し、フレイル状態の把握を行います。フレイルリスクが高い方へ、必要に応じて訪問指導を行います。
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このページに関するお問い合わせ
保健福祉部 健康づくり推進課
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