【ひたちファンクラブ版】NPO法人ひたち親子の広場
ヒタチで活躍する様々なヒトタチにインタビューする、「ヒタチノヒトタチ」。
今回は、長年にわたり、地域に根ざした子育て支援・文化活動を続けている「NPO法人ひたち親子の広場」の代表、森戸裕子さんと副代表、小林令子さんにインタビュー!これまでの歩みと活動にかける想いを語っていただきました!
※お二人には、当ファンクラブ主催「第2回好き×地域貢献ワークショップ」のゲストスピーカーとしてご登壇いただきました。
Q まず初めに、NPO法人ひたち親子の広場のヒストリーを教えていただけますか。
A(森戸)もともとは1984年から「ひたち親子劇場」という名称で、子どもたちに舞台芸術を届ける活動を中心にスタートしました。2000年から社会の変化に対応し、特定非営利活動法人(NPO)格を取得して活動を続けてきましたが、時代の流れとともに、舞台鑑賞だけでなく、キャンプや遊びといった活動の幅が増えてきて、「劇場」という言葉が実態と合わなくなってきたんです。さらに、「劇場=劇をやる場所」と誤解されることも多くて。話し合いを重ねた結果、「広場」という言葉にたどり着きました。広場には、誰もが集まれて、自由に過ごせる場所というイメージがありますよね。子どもたちが遊び、親たちが語り合い、文化や芸術に触れられる。そんな場所でありたいという願いを込めて、2010年から「ひたち親子の広場」と名称を変更し、現在まで活動を続けています。
Q どのようなきっかけで、活動を始めたのですか?
A(森戸)私は、主人の転職で日立に引っ越してきたんです。知らない土地での子育ては、思っていた以上に孤独でした。そんな中で、子育て支援の講座に参加したことが転機になりました。神奈川にいた頃も同じような講座を受けていて、その時に出会ったボランティアのお母さんたちの姿がとても印象的だったんです。自分の子どもを育てながら、他の子どもたちのためにも何かをしている。その姿に感動して、「私もいつか、誰かの役に立てるようなことがしたい」と思うようになりました。
こちら(日立)に来てすぐ、「親子劇場」という会に誘っていただき、入会しました。すると間もなく、「事務局の仕事を手伝ってみない?」と声をかけられて。最初は戸惑いましたが、少しだけお給料をいただけるということもあり、思い切って引き受けました。それが、私のこの活動との深いつながりの始まりでした。
2年後には事務局長を任され、そこからはずっとこの会の運営に関わってきました。
A(小林)子どもが3歳の時、市民会館で「バンビ」というお芝居のポスターを見かけたんです。大学時代に演劇をやっていた私にとって、それはとても懐かしく、そして心が躍る出来事でした。「子どもと一緒に本格的な舞台が観られるなんて!」と驚いて、すぐに会員になりました。
当時は車も運転できず、妊娠中でもあったので、「何も手伝えません」と伝えたら、森戸さんが「今は何もしなくていいのよ。できる時に手伝ってね」と優しく言ってくれたんです。その言葉が、ずっと心に残っていました。
子どもたちと一緒に過ごす時間の中で、舞台を観るという特別な体験が、私たち親子にとってどれほど大切なものになったか…それは言葉では言い尽くせません。だからこそ、「この感動を次の親子にも届けたい」と思うようになり、子どもたちが少し大きくなったタイミングで、運営に関わるようになりました。
Q NPO法人ひたち親子の広場の活動理念を教えてください。
A(小林)子どもたちが人間らしくのびのびと育つための環境づくりを大切にしながら、芸術や文化、さまざまな体験活動を通して、子どもたちの心と夢、そして自主性を育むことを目的に活動しています。
Q活動の中でやりがいを感じるのはどんな時ですか?
A(小林)そうですね、企画を立てて、準備して、チケットを売って…正直、不安になることもたくさんあります。「本当にこれでいいのかな?」「誰も来てくれなかったらどうしよう」って。でも、いざ本番になって、子どもたちがキラキラした目で舞台を観ているのを見ると、「やってよかった」と心から思えるんです。
A(森戸)うん、大変なことも多いけど、疲れがふっ飛ぶのは、もう子供の笑顔だね。本当に、子どもたちの笑顔がすべてですね。あとは、この活動の中で体験したことで、親子の問題が解決できたとか、お母さんたちから「久しぶりに家族で楽しい時間を過ごせました」と言われた時も、心から嬉しくなります。私たちが直接何かを解決しているわけではないけれど、そういう「きっかけ」を作れていることが、何よりの喜びです。
Q活動を続ける中で、課題に感じていることはありますか?
A(森戸)やっぱり、運営を担ってくれる人が少ないことですね。若いお母さんたちは、子どもが小さいうちは関わってくれるんですが、中学受験や仕事の都合で離れてしまうことが多いんです。
A(小林)私たちは「やりたいことがあるから」続けてこられたけど、若い人たちは「やりたい」と言い出しにくい雰囲気があるのかもしれません。「言ったら自分がやらなきゃいけなくなる」と思ってしまうのかな。でも、本当は「やってみたい」と思ったことを、安心して口に出せる場所でありたいんです。
Q今後の展望について、どのように考えていますか?
A(森戸)担い手が足りないという課題もありますが、必要とされているのに、担い手がいないから終わってしまうのは、やっぱり寂しい。今後の事はみんなで考えていきたいと思っています。たとえ形や運営方法が変わっても、子どもたちの幸せを考えていく、文化や芸術に触れる機会を守っていく。そんな場が日立にあり続けることを、私は心から願っています。
A(小林)私は、将来的には不登校支援や常設のプレーパークをやってみたいと思っています。おばあちゃんになっても、子どもたちを見守るような役割で関わっていけたら嬉しいですね。でも、今は若い人たちに代表や副代表を担ってもらって、私たちはそのサポートをする形が理想です。若い人に期待しています。
プロフィール

森戸裕子(もりとひろこ)
1951年生まれ
茨城県結城市出身
1985年から日立市在住
元公立学校養護教諭
元親子劇場事務局長
2019年からNPO法人ひたち親子の広場の代表を務める
趣味
読書、ゆるーく小説。
大切にしていること
何事にも一生懸命取り組む!

小林令子(こばやしれいこ)
1960年生まれ
茨城県日立市出身
1991年にひたち親子劇場に入会
日立市生活指導員
日立特別支援学校介助員の仕事の傍ら
1999年より運営委員
2019年より副代表
趣味
演劇鑑賞、絵本の読み聞かせ
大切にしていること
人とのご縁や繋がり
大切にしている言葉
感謝・ありがとう
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