【ひたちファンクラブ版】夢ひたちファームなか里

ページID1018462  更新日 令和7年12月19日

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ヒタチで活躍する様々なヒトタチにインタビューする、「ヒタチノヒトタチ」。

今回は、豊かで美しい自然が残る日立市北西部・中里地区で平成15年から「農業体験を通して人とふれあい、心のつながりの輪を広げること」を理念に活動する「夢ひたちファームなか里」の代表、梶山明子さんとその活動を支えている、梶山清一さん、成田芳大さん、平井強さん、の4人にインタビュー!農業体験プログラムの提供や、中里地区観光案内所の運営など、これまでの活動に対する想いを語っていただきました!

夢ひたちファーム中里の皆さん
左から、成田さん、梶山明子さん、梶山清一さん、平井さん
※梶山明子さんと成田さんには、当ファンクラブ主催「第1回好き×地域貢献ワークショップ」のゲストスピーカーとしてご登壇いただきました。

Q 活動を始めたきっかけは?

A(梶山(明)さん)過疎化や地域の基幹産業である農業の低迷を克服しようという思いがあり、平成15年度から農業体験を中心に都市住民との交流を始めました。

以来、自分の住んでいる地域が元気になること、多くの人にこの中里の素晴らしさを知ってもらいたいという思いで活動を続けています。

日立市の職業体験少年団・農業体験少年団受入れの様子
日立市の職業体験少年団・農業体験少年団受入れ

Q これまでの活動の内容を教えてください。

A(梶山(明)さん)活動の中心となっているのは、季節ごとに行われる農業体験です。種まき、田植え、稲刈り、野菜の収穫など、子どもから大人まで楽しめるプログラムを通して、参加者が自然とふれあい、食や農業への理解や興味を持ってもらえる活動をしています。

さらに、地域の農産物をより活かしたいという思いから加工品づくりにも挑戦し、「愛菜ピクルス」をはじめ、乾燥芋や刺身こんにゃくなど、中里の味を活かした商品の開発も行ってきました。また、PRの為に「日立市産業祭」や「日立さくらまつり」などのイベント出店や、「中里秋の味覚祭」などのイベントの開催も行っています。

田植えの体験
子どもたちが田植えにチャレンジ!
稲刈りの様子
稲刈りをして笑顔いっぱい

Q 活動に参加されたきっかけを教えてください

A(成田さん)定年後に親から受け継いだ実家の田畑を維持するために、農業を教えていただくために活動に参加しました。当初は農業を習得することが目的でしたが、子どもたちとの関わりが多くなり、自然とふれ合う子どもたちがどんどんと元気に成長する姿を見て、夢ひたちファームの活動を応援したくなり、活動のサポートをするようになりました。

A(平井さん) 18年前、65歳でちょうど会社辞めたタイミングで知り合いに中里の収穫祭に誘われたのがきっかけで、その時、たくさんの人が来ていて、いろんな餅をついたりそばを打って食べてたり、畑でとれた野菜で豚汁を作ったりいろんな料理をいっぱい食べさせてもらいました。野菜の収穫も自分たちでやっていて、こういうのをやるんだったら、自分も作る方に回りたいと思って「入ってもいいですか」って、帰宅してからすぐメールで梶山さんにお願いして、それで会員になって18年、もう20年近く通ってるんですね。

収穫した野菜を使ってみんなでご飯を食べている様子
自分たちで作って収穫した野菜を使ってみんなで食べるご飯は格別!

Q 活動の中で嬉しかったことや、やりがいを感じることを教えてください

A(梶山(清)さん)一つの答えが出た時は、やってよかったなっていうことはありますね。例えば稲刈りをやってお米になった時とかね、田植えして綺麗に植えることが出来たときとかね。あとは参加している人が喜んで帰ってくれると、楽しかったとかって言ってくれれば、それは楽しいよね。

A(成田さん)将来を託す子どもたちと一緒に活動できることと、自分が勉強して新しい事に挑戦する事がいくつになってもやりがいだよね。

A(梶山(明)さん)農業体験少年団に昔参加していた子供のお母さん達に、観光案内所で会った時、多くの人が活動に感謝の声をかけてくれて、それは嬉しかったね。

野菜の植え付け
野菜の植え付け体験
野菜の収穫
野菜の収穫体験

Q 課題と感じることを教えてください

A(梶山(明)さん)今の若い人は自分の生活があるので、こういうボランティア活動をする人が少なくなってきている。もっと多くの若い人が参加してほしいですね。

A(平井さん)そうだね、人がいないっていうのがやっぱり課題ね。前は、田んぼも畑もあちこちやってたのにね。向こうもあったし、下もあったしね。

A(成田さん)やっぱり震災やコロナで参加者が少なくなり、活動の維持が出来なくなってきたことや中里地区に住んでいる人達との交流が少なくなってしまったね。

Q 今後のやりたいことがあれば教えてください

A(梶山(明)さん)これからは若い人のサポートをしていきたし、今している活動をまだまだ頑張って続けていきたい。

A(梶山(清)さん)そうだね、やっぱり若い人たちが参加しやすいような体制を作っていきたいね、難しいけどね。若い人たちの援助が少しでもできるといいですね。あとは定年退職した人たちが参加してくれるといいですね。

A(平井さん)今の仕事を続けていきたいね、やることいっぱいあるんだよ、剪定もやらなきゃダメでしょ、畑もあるでしょ、田んぼもあるでしょ、草刈りもあるし。観光案内所の壁ももう少し綺麗にしたいなと思ってるしさ。あと何年できるかわからないけどできる限り続けたいね。

A(成田さん)そうですね、私個人としても、今まで通りにできるまで続けていきたいね

これからを語り合う
夢ひたちファームなか里のこれからについて語り合う

夢ひたちファームなか里の皆さん、ありがとうございました。

長年に渡る活動は、中里の魅力を伝えるだけでなく、地域や世代を超えたつながりを生み、多くの人々に素晴らしい体験を提供してきました。

夢ひたちファームなか里の皆さんには、ひたちファンクラブの活動にもご協力いただいています。

地域が抱える課題に対して、自分がどのように関わるのか。一緒に考えてみませんか?

令和8年1月17日に、ひたちファンクラブのワークショップ「好き×地域貢献ワークショップ(通称・スキチキ!)」の第3回目を開催します。

ご興味のある方はぜひご参加ください。

詳細はひたちファンクラブ公式LINEで配信します。

プロフィール

梶山明子さん

梶山明子(かじやまあきこ)

78歳・山梨県出身

昭和47年 結婚を機に茨城に移住

昭和52年 日立市中里地区に移住

昭和61年 中里農産加工研究会を発足

平成15年 下深萩に古民家を借り

「夢・ひたちファームなか里」をスタート

平成20年 夢ひたちなか里が

【立ち上がる農山漁村】 認定

農家民宿なか里が【全国のお母さん百人】に選出される

これからも活動を続け、自分が住んでいる地域で生活している証を残したい

梶山清一さん

梶山清一(かじやませいいち) 

78歳・茨城県日立市出身

東京に上京し、郵便局に勤めながら明治大学へ進学

59歳まで勤めて、再雇用で64歳まで仕事を続ける

65歳から夢ひたちファーム中里の活動に参加

今後は若い人たちの援助をできる限りしていきたい

成田芳大さん

成田芳大(なりたよしひろ)

78歳・福島県福島市出身

昭和45年 仕事の為日立に移住

61歳で会社を退職後夢ひたちファームなか里の活動に参加

大切にしている言葉は「徳義心」

今の若い人たちには様々な事に挑戦し、自分で納得できる人生を歩んで欲しい

平井強さん

平井強(ひらいつよし)

83歳・福島県会津美里町出身

昭和36年 仕事の為日立に移住

65歳で会社を退職後夢ひたちファームなか里の活動に参加

座右の銘 いっしょうけんめいやること

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