令和7年2月「日立市の空とさくらと天気相談所」
#次世代未来都市#共創プロジェクト#グリーン産業都市#天気相談所#日立市とさくら
皆さん、こんにちは。共創プロジェクトの市/グリーン産業都市担当です。
皆さんは、日立市役所の屋上で毎朝9時に空を観測している人たちがいるのをご存じですか?
日立市役所には、全国で唯一、職員が天気予報を発表する天気相談所が設置されており、毎朝9時(世界標準時0時)に空の様子を観測し、水戸地方気象台に報告しています。水戸の気象台は内陸にあるため、海の様子が見える日立市の観測が役に立っているそうです。
天気相談所のルーツは煙害です。銅を製錬する際に発生する煙を観測するために、日立鉱山が神峰山頂に設置した気象観測所を、煙害が終わり観測所の廃止を検討していた際に、中央気象台(現在の気象庁)から存続要望を受けて日立市が引き継ぎ、1952年に全国初の市営天気相談所として開設したのが始まりです。
日立の煙害といえば、新田次郎の『ある町の高い煙突』のモデルになったことで有名ですが、新田次郎に創作の着想を与えたのは中央気象台の元同僚だった天気相談所の初代所長だそうです。『ある町の高い煙突』は映画化もされていますので、ぜひご覧ください。
また、日立市といえばさくらをイメージする方も多いと思いますが、さくらのルーツも煙害で、煙害に強いオオシマザクラを植林したのが始まりです。オオシマザクラは花と葉が同時期に開く純白の桜で、春に日立の山がうっすら白くなるのはオオシマザクラのおかげです。その後、さらにソメイヨシノの植樹なども行われ、今ではかみね公園と平和通りが日本さくら名所100選(公益財団法人日本さくらの会)に選ばれています。
なお、天気相談所では毎年さくらの開花予想も発表しています。今年の第1回目の発表は2月20日(金曜)の予定です。天気相談所のホームページでも発表されますので、日立市のさくらを見に来る際に参考にしてみてください。
共創プロジェクトでは、これら先人たちが守り、築き上げてきた日立市の環境を、未来の市民の皆さんに引き継いでいくため、グリーン産業都市の構築をテーマの1つに掲げ、環境にやさしいまちを目指していきます。
