令和7年12月「 “グリーン産業都市”って何だろう?」
#次世代未来都市#共創プロジェクト#グリーン産業都市#環境と産業の調和#環境への配慮
皆さん、こんにちは。
今年度から共創プロジェクトのメンバーとして「グリーン産業都市」を担当することになりました。市役所で働き始めて二十数年、これまでとは全く違う分野への挑戦に、最初は戸惑いもありました。しかし、日々の業務や市民・企業の皆さんとの関わりを通じて、この取り組みの大切さと可能性を少しずつ実感しています。
今日は、私自身が感じてきたことも交えながら、「グリーン産業都市」とは何なのかをお伝えしたいと思います。
■『グリーンって?』という素朴な疑問
突然ですが、皆さんは「グリーン産業都市」と聞いて、どんなイメージを想い浮かべますか?
「グリーン=緑?」「自然が多い産業都市?」そんなふうに思った方もいるかもしれません。しかし“グリーン”という言葉には、単なる色以上の意味があります。
自然を連想させることによる“癒しや安らぎ”、本能的に感じる“安全や安定”、新芽の色に象徴される“成長や若さ”、そして暖色と寒色の中間であることから生まれる“調和とバランス”。こうした多様な価値が、この“グリーン”という言葉に込められています。
■“グリーン産業都市”が描く未来
私たちが目指す「グリーン産業都市」は、これらの価値をまちづくりに生かしたもので、環境に配慮しながらも産業が力強く成長し、人と自然が調和して暮らせる都市をつくっていくという考え方です。
例えば、太陽光や風力を使った再生可能エネルギーを活用したり、資源を無駄にせず繰り返し利用する循環型社会を実現することや、CO2を排出しないものづくりの仕組みづくりを構築するなど、取り組むべきテーマは幅広く存在します。
これらは環境面での取組であると同時に、新しい技術やビジネスを生み出し、地域の産業を強くする可能性も秘めています。まさに、自然と産業(経済)がともに育っていくまちの姿と言えるでしょう。
■“主役”は私たち一人ひとり
とはいえ、グリーン産業都市をつくり上げるのは行政や企業だけではありません。私たち市民一人ひとりの行動もまた、大きな力になります。
例えば、家庭での電気の使い方、徒歩や自転車といった移動手段の選び方、環境に配慮した商品を選ぶこと、壊れたものを修理して長く使ったり、リユース品を選んだりすること。このような日々の小さな選択が積み重なれば、それは確かな変化となってまちの未来を形づくります。「グリーン」とは、遠い未来の理想ではなく、今を生きる私たちの選択の延長線上にあるものなのです。
『このまちに暮らすことを、誇らしく思える』、そんな未来を皆さんと一緒に創っていくために、まずは“グリーン”という言葉に込められた想いを共有し、小さな一歩を踏み出すことが大切です
『グリーン産業都市』という、私たちの未来を一緒に創っていきませんか?
