令和7年7月「共創コラム(日立製作所/市民参加推進担当)」


市民参加とは

#次世代未来都市#共創プロジェクト#日立市#市民参加

皆さんこんにちは!日立製作所/市民参加推進担当です。
私は令和6年(2024年)4月から日立市に引っ越し、日立製作所の常駐者として市役所内で執務しています。
今年度は市民の皆さんとより一層、日立市の未来を共に考え、対話し、実行しながらこのプロジェクトを進めていきたく「市民参加推進担当」として活動しています。

そんな私が本コラムでは、

  1. 共創プロジェクトに携わって思うこと
  2. 私の思う市民参加

について綴ってみたいと思います。

 

1. 共創プロジェクトに携わって思うこと

共創プロジェクトに携わって1年と約3ヶ月。私の中で大きな心境の変化がありました。
それは「市政への関心の高まり」と「市民の権利の価値の再認識」です。私は選挙に行った経験が数えるばかりです。色々理由はあるのですが、自分の生活・仕事など目の前のことに精一杯で、市民としての当事者意識を強くもてていなかったこと、また、自分がまちを変え“られる”力をもっているのだと心の底から思えていなかった、ただただこれに尽きるのだと思います。
しかし、共創プロジェクトで市と一緒に働いていく中で、行政の働き方・仕組みはもちろんのこと、行政・議会・市民の関係性(議会制民主主義)を強く実感することができました。

現在の行政・議会・市民の関係図
現在の行政・議会・市民の関係図(筆者作成)

それと同時に、「市民が市政に、言い換えればまちづくりに関われるのはこれだけなのか」、「果たして市民である自分はその権利をきちんと行使できていたのか」と自分の権利の重みについて、まざまざと考えさせられました。

 

2. 私の思う市民参加

私の担当名である「市民参加」とは何なのか。聞き慣れないと感じた方もいらっしゃると思います。

一言で言えば、「市民がまちの中に自分の役割と居場所を見つけ、自らの手でまちの未来を創っていくこと」だと私は考えています。その手段はさまざまで、選挙やパブリックコメントを通じて市政に意見発信をするという制度利用にとどまらず、近所の小学生の登下校を見守りする、ママ友パパ友とつながり自分の居場所をつくっていくというような日々の営みも市民参加の一部だと思います。
大切な人が生きる遠い未来を考え、身近な誰かのために何かをしてみたいと思い、その気持ちや考えを他者に伝え、自ら行動に移してみる。そのような経験を皆さんも一度はしたことがあるはずです。そうした何気ない日常に市民参加の種は隠れています。これから私は市民参加推進担当として、デジタルの力も活用しながら、その種を拾いあげ、市民の皆さんの“想い”と“行動”と共に大きく育てていきたいと思っています。

 

まちの主役はいつでも市民の皆さんです。
これからも共創プロジェクトについて継続的に発信し、市民参加の機会をつくっていきますので、ぜひ皆さんプロジェクトにご協力のほど宜しくお願いします。
プロジェクトへ声を届けたいと思ってくださった方は、下記の「みんなの声アンケート」をクリックの上、ぜひご回答お願いします!