子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)

ページID1001706  更新日 令和6年4月1日

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子宮頸がん予防ワクチンは、平成25年4月1日から定期接種として実施していますが、国が「副反応の発生頻度が明らかになり適切な情報提供ができるまでは積極的な接種の勧奨を差し控える」としたことから、平成25年6月14日から積極的な接種勧奨を差し控えてきました。

その後、国は、「子宮頸がん予防ワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められたため、積極的な接種の勧奨を再開する」としました。

これを受け、日立市では、令和4年度から子宮頸がん予防ワクチンの接種勧奨(個別通知)を再開しました。

また、令和5年4月から、従来のワクチン(2価ワクチン、4価ワクチン)に加えて、9価ワクチン(シルガード9)が定期接種に追加されました。

対象者と接種期間について

令和4年度から、定期接種の対象者に加えて、これまで接種機会を逃がしていた方を対象に、特例接種(キャッチアップ接種)を実施します。

対象者と接種期間
対象者 接種期間
【定期接種】
小学校6年生から高校1年生相当年齢の女性
(平成20年4月2日から平成24年4月1日までに生まれた方)
16歳になる日の属する年度の末日までの間※
【定期接種の特例:キャッチアップ接種
これまでに接種の機会を逃がしていた、平成9年度から平成18年度までに生まれた女性
(平成9年4月2日から平成20年4月1日までに生まれた方)
令和7年3月31日まで
  • ※ 平成18年度生まれの方は令和5年度から令和6年度まで、平成19年度生まれの方は令和6年度に、定期接種の特例(キャッチアップ接種)として接種することができます。
  • ※ 定期接種の対象年齢(高校1年生相当)までに接種することが最も効果が高いですが、それ以上の年齢で接種しても、ある程度の有効性があることは国内外の研究で示されていますし、定期接種の対象年齢を過ぎてからの接種について、明かな安全性の懸念は示されていません。

令和6年度の接種勧奨(個別通知)

対象者と通知時期
対象者 通知時期
平成23年4月2日から平成24年4月1日までに生まれた女性
(中学校1年生に相当する女性)
令和6年4月下旬

※ 標準的な接種時期が中学校1年生のため、日立市では中学校1年生相当する女性にお送りします。

接種方法

  1. 協力医療機関に予約をする。(医療機関一覧は、実施通知書に同封しています。)
  2. 医療機関で同じ種類のワクチンの接種を2回または3回受ける。

※接種協力医療機関については、定期接種向け協力医療機関一覧又は、接種の機会を逃がした方向け協力医療機関一覧をご覧ください。

接種スケジュール

筋肉内注射で行います。なお、どのワクチンにも、子宮頸がんから多く見つかるヒトパピローマウイルス(HPV)のHPV16型及びHPV18型への感染を防ぐ効果があります。
ワクチンの種類によって、接種間隔が異なります。

子宮頸がん予防ワクチンの接種スケジュール
ワクチンの種類 回数 標準的な接種間隔 標準的な接種間隔で接種ができない場合※1
2価ワクチン
(HPV16型・18型の2つを含む)
【ワクチン名:サーバリックス】
3回
  • 2回目:1回目の接種から1か月後
  • 3回目:1回目の接種から6か月後
  • 2回目:1回目の接種から1か月以上
  • 3回目:1回目から5か月以上かつ2回目の接種から2か月半以上
4価ワクチン
(HPV16型・18型・6型・11型の4つを含む)
【ワクチン名:ガーダシル】
3回
  • 2回目:1回目の接種から2か月後
  • 3回目:1回目の接種から6か月後
  • 2回目:1回目の接種から1か月以上
  • 3回目:2回目の接種から3か月以上
9価ワクチン
(HPV6型・11型・16型・18型・31型・33型・45型・52型・58型の9つを含む)
【ワクチン名:シルガード9】
2回 <初回接種が15歳未満>
2回目:1回目の接種から6か月後
 
9価ワクチン
(HPV6型・11型・16型・18型・31型・33型・45型・52型・58型の9つを含む)
【ワクチン名:シルガード9】
3回 <初回接種が15歳以上>
  • 2回目:1回目の接種から2か月後
  • 3回目:1回目の接種から6か月後
 

※1 標準的な接種間隔以外でも、16歳になる日の属する年度の末日までの間であれば、無料でワクチンの接種を受けることができます。

接種料金

接種期間内であれば無料で接種できます。
※接種期間外は、全額自己負担となります。(3回接種で約8~10万円程度)

接種の際に必要なもの

  1. 母子健康手帳
  2. 実施通知書
  3. 予診票
  4. 日立市民であることが分かるもの(健康保険証など)

子宮頸がんについて

子宮頸がんとは

子宮頸がんは、子宮の頸部という子宮の出口に近い部分にできる、若い年齢層で発症する割合が比較的高いがんです。

発症の原因

子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)に持続的に感染することで、子宮頸部に「前がん病変(がんになる手前の状態。異形成ともいいます。)」を生じた後、がんに至ることが明らかになっています。
ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染は、主に性的接触によって起こります。ウイルスに感染しても、多くは数年以内にウイルスが消失しますが、一部の人ではウイルスがなくならず、感染した状態が続き、数年から数十年かけて進行し、手術などの治療が必要になります。

予防や早期発見のためにできること

子宮頸がん予防ワクチン接種

子宮頸がん予防ワクチンを接種することによって、子宮頸がんの原因の50~70%を占めているヒトパピローマウイルス(HPV)のHPV16型とHPV18型への感染を防ぐ効果があります。また、海外で行われた調査結果では、「前がん病変」を予防する効果や、子宮頸がんそのものを予防する効果があることが、報告されています。

子宮頸がん検診

子宮頸がんは、定期的に検診を受け、早期に発見し治療を受ければ治すことができる病気です。ワクチンを接種していても、していなくても、20歳になったら、2年に1回は子宮頸がん検診を受けましょう。

お願い

  1. 予防接種を受ける際には、予防接種により期待される効果や予想される副反応等について、よく理解し、不明な点はかかりつけ医(接種医療機関)にお尋ねください。
  2. 13歳以上の場合は、予診票へ保護者が署名・記名することで、お子様だけでの接種も可能ですが、急な体調変化を起こすおそれがあるため、保護者の同伴をお勧めします

次のリーフレットをご確認いただき、有効性と接種による副反応がおこるリスクを十分に理解したうえで接種をすすめてください。

定期接種対象年齢のお子様と保護者の方へ

HPVワクチンを受けたお子様と保護者の方へ

接種の機会を逃がした方へ キャッチアップ接種について

接種について相談をされたい方へ

感染症・予防接種相談窓口(厚生労働省)

HPVワクチンを含む予防接種、その他感染症全般についての相談を受け付けています。

電話番号:03-5276-9337
受付日時:月曜日~金曜日 午前9時~午後5時(土曜日、日曜日、祝日、年末年始は除く)

詳細は、「ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がん予防ワクチン) 厚生労働省」をご覧ください。

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