泉が森

ページID1004750  更新日 令和6年4月11日

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写真:湧水

泉が森は、奈良時代に編纂された常陸国風土記の久慈郡密筑の里の条に「密筑の大井」として記された歴史ある美しい憩いの場です。
常陸国風土記に、かつてこの場所では「夏の暑き時、遠邇の郷里より酒と肴とをもちきて、男女会集いて、休い遊び飲み楽しめり。(暑い夏の日、涼しい泉のたもとに若い男女がおいしい食べ物やお酒を持って集まって楽しい時間を過ごしていた。)」と記されています。当時から出会いの場であった泉が森は、知る人ぞ知る恋愛のパワースポットとなっています。

白い砂をもくもくと吹き上げながら、こんこんと湧き出る泉の水温は1年を通して13度前後で、夏は冷たく冬は暖かく、自然の恵みを感じられます。
泉神社の創建は不明ですが、祭神である「天速玉姫命(あまのはやたまひめのみこと)」の「速玉」とは清く澄んだ泉を意味することから、「密筑の大井」が神格化されたものであると考えられています。この湧水は、2008(平成20)年に「平成の名水百選」に認定されています。

写真:泉神社

写真:水晶玉の石造

泉神社の祭神である天速玉姫命に関わる伝説があり、「はるか昔、この森に神社も泉もない時代に、密筑の里では日照りが続き、雨乞いの祭をしたところ、天から人間の頭ほどの水晶玉が降ってきて、落ちた場所から泉が出た」と伝えられています。

写真:厳島神社

常陸国風土記の書かれた時代から今も、周囲には常緑樹が生い茂り、中央には弁財天を祀る祠があります。

写真:水みくじ

泉神社には、水につけると文字が浮かび上がる「水みくじ」があり、湧水につけるものは全国でも泉神社だけです。

基本情報

所在地

日立市水木町2-22-1(泉神社 0294-52-4225)

「ひたち物語~ひたちらしさの数々~ひたちのミステリー”」該当ページ

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