金色姫伝説

ページID1004735  更新日 令和6年1月24日

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写真:金色姫1

「金色姫伝説」とは、日立市川尻町にある養蚕の神様を祀る蠶養神社にまつわる伝説です。
伝説では、常陸国の豊浦の湊(現在の小貝ヶ浜)に繭の形をした丸木舟が流れ着いたのを、この地に住む権太夫が見つけ、舟を割ってみると中から美しい姫が現れました。それから権太夫は姫を我が子のように育てましたが、やがて姫は亡くなり、亡骸が繭になりました。姫が亡くなる際には、養蚕の技術を権太夫に伝え、念仏とともに昇天し、その後養蚕はここから広まったと伝えられています。
つくば市の蚕影神社や神栖市の蚕霊神社などにも同様の伝説がありますが、蠶養神社では「金色姫は宝石のような赤い貝の首飾りを身に着けていた」と伝わっており、この赤い貝とは近くの小貝ヶ浜に打ち上がる「サンショウガイ」とされています。
蠶養神社の由来に、「小貝ヶ浜で採れるサンショウガイは悪を除き、穢れを祓い、ネズミが避けるとされ、養蚕家はこの貝を蚕棚に飾った」と記されています。

写真:金色姫2

写真:金色姫3

蠶養神社の金色姫伝説と同様の伝説が残る蚕影神社(つくば市)や蚕霊神社(神栖市)の3社を合わせて、「常陸国三蚕神社」と呼び、中でもここ蠶養神社は日本最初の養蚕信仰の神社であると伝わっています。

写真:金色姫4

写真:金色姫5

茨城百景の一つでもある小貝ヶ浜。この砂浜に赤い小さな貝であるサンショウガイが打ち上がることで、太陽の光を浴びると砂浜全体が赤く輝いて見えたと言われています。

基本情報

所在地

日立市川尻町2377番地

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