トイレの修理を頼んだだけなのに…暮らしのレスキューサービス

ページID1009478  更新日 令和6年1月24日

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トイレの修理、水漏れ・排管等の詰まりの修理、害虫・害獣等の駆除など、日常生活でのトラブルに事業者が対処する「暮らしのレスキューサービス」において、事業者から高額な作業料の請求を受けたというトラブルが増えています。

緊急時なので慌ててしまいがちですが、トラブル事例や対処法を知って落ち着いて行動できるようにしましょう。

相談事例

ネットの広告で「料金〇〇〇円~」など安い価格が表示されたサイトの修理業者に依頼したところ、実際は数十万円の代金を請求されたなど、広告と実際の請求額がかけ離れている事例が目立ちます。

1.トイレ修理のトラブル

夜に自宅マンションのトイレが詰まった。インターネット広告に「料金390円から」と記載された事業者に修理をお願いしたいと電話した。作業員から連絡があり「勝手に自分で直そうとすると逆に詰まるのでしないように」と言われた。男性2人の作業員が到着し、高圧ポンプで10分程作業した。解消されないので「便器を外して排水管を確認する。3万円かかる」と言われ了承した。「長年の汚れが蓄積して詰まった。こんなにひどいのは初めてだ。通貫作業が必要で20万円前後かかる」と言われた。他の部屋の住民に迷惑をかけてはいけないと思い了承した。さらに「詰まり再発防止のため、薬剤と特殊な機械による清掃で15万円かかる」と言われ応じた。全ての作業は30分程度で完了し、詰まりも解消したが最終的に約55万円の契約書を渡された。「現金で支払えば50万円に値引く」と言われ、少しでも安くなればという思いからATMで現金を引き出しその場で支払った。よく考えてみるとあまりに高額で納得できない。

2.鍵開けのトラブル

自宅の鍵を紛失したことに気付き、インターネット検索で「〇千円から」と表示する事業者に連絡した。自宅に来た作業員から「特殊な鍵だから」と7万円以上の料金を請求された。

3.害虫・害獣駆除のトラブル

一人暮らしのアパートで深夜にゴキブリが出た。パニックになり、スマホの広告に「ゴキブリ退治〇百円から」とあった事業者に連絡した。「最短約1時間で到着」と書かれていたのに、事業者が来たのは3時間後だった。家に入りゴキブリを1匹退治してくれたが、その後、基本料金、燻煙剤、産卵抑制剤など合計約8万円の請求を受けた。高額な契約を後悔している。

トラブルに遭わないために

  • インターネット上の広告の金額表示をうのみにしない
  • 見積もりだけの場合やキャンセルした場合の料金、出張費の有無などを依頼時に確認する
  • 契約を急かされたり、次々と高額な作業を提案される場合は作業を断る
  • 料金や作業内容に納得できない場合は、その場で支払いをしない
  • 戸建て住宅の場合は住宅メーカーや施工業者、賃貸住宅の場合は大家や管理会社等に緊急時の対応について確認しておく
  • 実際に水漏れなどのトラブルが起こったときを想定して、初期対応について調べておく
  • 地域の工務店など、安心して依頼できる事業者の情報を日頃から集めて探しておく

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