自動火災報知設備誤作動(非火災報)の留意事項

ページID1004856  更新日 令和6年3月13日

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自動火災報知設備とは

自動火災報知設備は、建物内に設置された感知器が火災による熱や煙等を早期に感知し、自動的に警報ベル等で建物内の人たちに火災を知らせるもので、火災初期に消火・通報・避難の行動を促し火災による被害を軽減させることができる設備です。また、発信機のボタンを押すことで手動により火災を知らせることもできます。

イラスト:自動火災報知設備概略図
自動火災報知設備概略図

自動火災報知設備が作動した場合の対応

受信機(周辺に設置された警戒区域図含む)で作動した区域を特定し、その区域の状況を確認してください。火災と確認できれば、すぐに消火・通報・避難の行動をとってください。
状況が分からない場合は、迷わず119番通報をしてください。

確認の結果、火災でないことが確定した場合は、以下の手順を行ってください。

  1. 受信機にある主音響と地区音響のスイッチ等押し、警報音を停止させる
  2. 復旧スイッチを押す
  3. 主音響と地区音響のスイッチを元に戻す

誤作動が発生した場合、関係者の方は作動した感知器の設置状況や環境を確認して、必要に応じ消防用設備業者に調査を依頼してください。

自動火災報知設備の誤作動の主な発生要因

自動火災報知設備は、火災以外でも以下の要因によって誤作動することがあります。

  1. 自然環境の要因
    • 雷・強風・急激な気圧の低下によるもの
    • 雨天の高湿度で発生した結露によるもの
  2. 機能上の要因
    • 虫やほこりが感知器の内部へ侵入することによるもの
  3. 維持管理上の要因
    • 建物の雨漏れ等に伴う配線の損傷や感知器への水の侵入によるもの
    • 経年劣化によるもの
  4. 人為的な要因
    • 空調の熱又は風によるもの
    • 使用機器(ストーブ等)の熱によるもの
    • 調理に伴う煙・熱・蒸気(結露)によるもの
    • 工事等の粉塵によるもの
    • いたずらによるもの

誤作動が続くと…

自動火災報知設備の誤作動が頻繁に発生すると、警報ベルなどが鳴っても火災とは思わず、次第に無関心になっていきます。この状態で本当に火災が発生した場合、消火・通報・避難の遅れにより建物内の人たちが命を落とすことにもなりかねません。

誤作動を繰り返さないように定期的に点検を実施するとともに、誤作動の要因をできるだけなくし、自動火災報知設備の適正な維持管理をお願いします。

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