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令和2年11月21日(土曜日)

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1年の変化

令和2年11月21日(土曜日)

  慣れとトレーニングと…

子供のころにはたくさんの経験をして少しずつ「できること」が増えていきますよね。
大人になってからはどうでしょう?

ハートマンヤマシマウマの「キララ」の担当になって1年。
今回、この1年でキララと共にできるようになったことをご紹介します。

音や人に慣れる

なんのこっちゃと思われるかと思いますが、キララはとても繊細。
聞いたことのない音、見たことのないものや人に対して過剰に反応します。(最近驚いたのはわたしが持っていたビニール袋)
驚いた時には展示場を跳ね回り、柵に激突しないか、こちらがひやひやするほどです。

さて、この9月からレッサーパンダ舎新設のため、シマウマ舎横で工事が始まりました。長期にわたりクレーン車やヘルメットをかぶった人たちがシマウマ舎周りをウロウロ。始まる前からこっちが緊張です。

でも遠くの方であったニホンザル舎新設工事のおかげ(?)で音や大型車両には少し慣れていたようです。よかった。
それでもやはり気になることはあるようで、しばしば気になる方を見て気にしている場面も見受けられますが、以前に比べて驚くことは減ったようです。
音を気にする

(何かを気にして上の方を見つめるキララ。
体全体をぴんと伸ばして目と耳も気になる方へ向いています。)

また、担当者だけでなく、他の飼育員や獣医師にも慣れていてもらいたいという気持ちから、時間のある時にキララにニンジンやおやつ(青草)をあげてもらうようお願いをしていたところ、人が来ると美味しいものがもらえるかも!?と人を怖がらないようになりました。ヘルメットをかぶった人が入って来たり、普段人がいない屋上にいても警戒はするものの、逃げないようになったほどです。大きな一歩!
人参を貰う 獣医師にエサ貰う

採血

今年3月のブログでもご紹介したように、(http://www.city.hitachi.lg.jp/zoo/blog/staff/900/blog202003.html)ハズバンダリートレーニングを用いた採血に成功し、その後も1週間に1度のペースで採血が可能になっています。
見るだけでは分からない健康状態を定期的に知ることができ、変化にも気付けるようになったため、より一層キララの健康を管理することができます。

キララは、時間になるとトレーニングを行っている場所に自らやってきて、ここに来てここに立ってればニンジンくれるんでしょー?と言わんばかりに積極的に協力してくれています。ありがたい限りです。
採血
「採血中」

検温・スメア採取

採血も安定して出来るようになったころ、獣医師から体温測れそうじゃない?やってみる?ということでやってみたら抵抗なく測らせてくれました。ここ半年ほど測ってわかったのは、基本的に37度代。暑かったり寒かったりすると37度を越えたりきったりしますが、そんなに大きく変わらないことがわかりました。

そして、体温が測れるならスメア検査もできるだろう、ということで一緒にスメア採取も。これを調べることでホルモンの移り変わり、発情周期が分かります。見た目で分かることもありますが、数値で見ることで、より一層正確に分かります。オスを飼育していないこと、搬入予定もないため、繁殖する予定はありませんが、データを得るという点で、こちらも検温と同日に週に2回採取しています。

※スメア検査・・・子宮細胞診検査
検温中

血圧測定

獣医室に犬猫用の血圧測定器があって、できたら測ってみたい!という獣医師からの提案で、血圧測定に挑戦。測定器を尻尾に巻き付けること、きゅいーんという音が出ることに拒否反応を示すかと思いきや、意外とすんなり測れました。
結果は正常値。特に問題ないとのことでした。血圧も定期的に測っています。
血圧測定

削蹄

採血が安定してできるようになった今年の春ごろから、削蹄の練習も始めました。

肢(あし)を上げてもらうところから始め、上げられたら保持、保持が安定していたら蹄の裏を触ったり、蹄のごみをとったりすることに慣れてもらいました。最終的にはヤスリをあてる練習をし、10月下旬には四肢(4本の肢全て)にヤスリをあてて削れるようになりました。

ヤマシマウマは皆さんが想像する草原にいるシマウマに比べて、岩場の多い地帯に住む動物です。蹄も硬く簡単には削れません。少しずつではありますが、良い蹄の形が維持できるよう努めています。
削蹄中

レントゲン

これは今挑戦中です。

現在は左前肢のレントゲンを撮る練習をしています。2度ほど撮りましたが、もう少し上手に撮れるかな~と一緒に練習中です。板の上に肢を乗せてもらってパシャリ。
今後は四肢のレントゲンを撮れるように一緒に練習し、今後の健康管理に活かしていきたいと思っています。
肢のレントゲン撮影

さて、こうやってまとめると、
「1年でこんなにできるようになっている…キララすごい!!!!」と個人的には大感動!

これも全て、ほぼ毎日のトレーニングに付き合ってくれてアドバイスをくれる獣医師、時間のある時にニンジンをあげることを快く引き受けてくれる飼育員の先輩、そしてなんといっても飽きずに付き合ってくれるキララのお陰。(ニンジンに貪欲なだけかもしれませんが…それも大事!)
これからもキララのペースで、良い健康管理ができるよう一緒に頑張っていきたいと思います。
振り向いているシマウマ

1年経っても茨城弁の聞き取りに苦戦中 ところ

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