12月2日(日)に日立シビックセンターで開催された『青少年のための科学の祭典・日立大会』。
その一画をお借りして、「ほねとうんこの動物園」というクイズ形式のイベントを行いました!
〈ブースの様子〉
〈クイズの台紙と選択肢〉
クイズと言ってもただの〇×クイズではありません。
台紙に書いてあるヒントを読みながら、本物と見比べていくというものです。
といってもあまりイメージがわかないですよね・・?
どのように回答していくかご説明しましょう!
〈動物一覧〉 〈動物を決めている様子〉
まずは動物を選びます。
種類は全部で6種類、右手前側からシマウマ・シカ・ミニブタ・キリン・クマ・ライオンです。
動物が決まったら餌を選びましょう。
〈餌一覧〉
餌は3パターン、右手前から肉・草や葉・果物や小動物など。
〈餌を選んでいる様子〉
どうやらシマウマの餌を選んでいるようですね。
シマウマは草かな?それとも果物や小動物?まさかの肉?!
友達と相談しながら遊んでいる感覚で、動物の知識を身につけていけたら楽しいですよね。
餌が決まったら次は骨!
〈骨一覧〉
骨は各動物の頭蓋骨を用意してあります。
〈骨を選んでいる様子〉
ライオンの骨を選んでいるようですね。
歯の形や目の位置などをよーく観察して、「これだ!」と思う骨を選びましょう!
最後はうんこ!!
〈うんこを選んでいる様子〉
うんこも各動物で6種類。
このうんこが一番の難問・・・。なかなか正解できない人も大勢いました。
しかし間違えても気にしないでください!飼育員にとってもうんこは難問でした。(笑)
担当動物以外のうんこはなかなか見ないもので・・・。
でも今回のイベントで、我々飼育員も成長できました!ありがとうございます!!
ここでキリンのヒントを見てみましょう。
餌→『長い舌を使って高い木の葉や枝、花などを食べているよ』
骨→『全体:骨の角を見つけてね!、前歯:上の歯はありません!、奥歯:草をすりつぶす為に平たいよ』
うんこ→『消化できなかった草の繊維が混ざっている。体のわりにうんこは小さい』
これらのヒントからキリンは
『草食』『角があるけど上の前歯がない、奥歯は平ら』『植物の繊維が混じった小さいうんこ』
ということが分かりますね!
〈キリンの回答〉
餌、骨、うんこの3つがそろったらいざ答え合わせ!
〈答え合わせの様子〉 〈ゾウのうんこで作ったしおり〉
1度正解するごとに、ゾウのうんこで作ったしおりにスタンプを1個。
いろいろな動物にチャレンジして、オリジナルしおりにしちゃいましょう!!
〈シークレットコーナー〉
全部の動物を解き終わっちゃっても大丈夫。シークレットコーナーがあります!
容器の中には本物の動物のうんこが入っています。
臭いを嗅いで何の動物か当てましょう!
〈???のうんこの臭い体験中〉
緑の容器の中身は、なんとライオンのうんこ!
肉食動物のうんこはかなり臭くて、本当に鼻が曲がりそうです・・・
体験した人たちは大丈夫かな?とても心配です。(笑)
逆に草食動物のうんこは嗅いでいてもそんなに苦にはなりません。
レッサーパンダのように笹を主に食べている動物は、竹のようなむしろいい匂いがします。
食べているもので全然違う臭いになるんですね。
自分のトイレの臭いが気になる方は、ベジタリアンになってみてはいかがでしょう?(笑)
今回は160人を超える方々がクイズに参加してくださいました!中には1人で10回以上も回答してくれた人も!!
参加された方々は問題を解き進めているうちに、自然に食べ物と骨、そしてうんこの関係性に気づけたのではないでしょうか?
『肉を食べるから歯が鋭い。そしてうんこには毛が混じっている。』
『草をすりつぶす為に奥歯が平ら、消化しきれなかった草がうんこに混じっている。』
などなど、動物は食べるものに適した骨のつくりをし、食べたものによって様々なうんこをします。
今後、動物園を訪れた際には、動物本体だけでなく餌や糞などにも注目してみてはいかがでしょうか?一味違った動物の魅力を感じることが出来るかもしれません。
これからも動物園内、園外ともに様々なイベントを行っていくので、お楽しみに!!