2月3日は日本の伝統行事「節分」の日です。
節分とは冬が終わり立春となるその前日に春の訪れを祝う行事です。
その際、邪気を払うために豆まきを行います。
邪気に見立てられるのが鬼。
いつだって悪者は鬼なんですよね。鬼だって頑張ってるんですよ。
絵本「泣いた赤鬼」は涙なしでは読めないですよ。
動物園の節分は動物の展示場に豆をまきます。
と言っても動物を鬼にするのではなく彼らのごはんになるように、そして
福がやってくるよう願いを込めて豆まきをします。
まずはアライグマ!
豆を持って待機する人たち。待機するアライグマ
ふくはーうち!
アライグマは手先がとても器用な動物です。
小さな豆も小さな前脚でもって食べます。
続いてニホンザル。
山で待機する彼らは豆がまかれると・・・
一斉に降りてきました!
彼らの中では順位がついており力が強く体の大きいものが他のサルを蹴散らして奪っていく様子も・・・。
そんな中ゲットできた豆。
夢中で食べていました。
最後はチンパンジー!
午前中は飼育員お手製の恵方巻きでご満悦だったチンパンジーたち。
午後はみんなで豆をまきます。
夢中で拾い集めます。
チンパンジーは物をつまむ指の使い方がヒトと違うと担当者が言っていたのですが、
右の写真見て分かりますか?
普通ヒトは親指と人差し指で物をつまみますが、チンパンジーは人差し指と中指を使っています。
担当者にも実演してもらいました。
ぜひ皆さんおやつタイムの時にじっくり観察してみてくださいね!
たくさんまいた豆のおかげで動物園にも福が呼び込まれたでしょうか?
今年もみんな健康に幸せに過ごせますように。
(飼育員 かわそえ)