12月20、21日にかみね動物園では少し早いクリスマスイベントを行いました。
両日とも肌寒い日でしたが、遊びに来た子供たちはテンション高め。
これからごちそうにケーキにプレゼントにと楽しいこと目白押しですからね。
全力で妖怪ダンスを踊る彼らにクリスマスを楽しむ初心を忘れるべからずと教わりました。
サンタクロースは世界中の良い子にプレゼントを配りますが、動物園では飼育員が動物たちにプレゼントをあげます。
まずはニホンザル。
彼らは本来、山の中に棲んでおり木の上や、土の中、時には川の中にも入り1日中エサを探してまわります。
そんな彼らのために少しでも長くエサを探す楽しみ(苦労?)を与えたくて、お客さんと一緒にエサ入り竹筒を作りました。
穴のあいた竹筒にエサを入れ、簡単には食べられない工夫をしています。
これに思い思いの絵を描いて、エサを入れて・・・
いざ取り付け!
飼育員が離れた途端群がってきました。
しがみついて揺さぶったり、上からひっくり返して振ってみたり。
手が届きそうで届かないごちそうをいかにして食べるか、サルによって工夫が見られてとても興味深かったです。
世の中そう上手くはいかない・・・。
お次はチンパンジー。彼らもまた野生ではエサを探すのに長時間費やしています。
そこでお客さんと一緒に展示場のいたるところにかかっている靴下にフルーツを詰めたり、隠したりしました。
意外と起伏がある展示場の中。
ちょっとチンパンジーの気持ちを味わいながら詰めていきます。
さあ、彼らの反応やいかに?
こちらも大成功でした♪
靴下を持ち歩きこっそり食べたり、大きな靴下に手を突っ込んでわしづかみにしたり。
いつもとは違うごはんの食べ方を大いに楽しんでいた様子。
飼育員サンタのプレゼントは喜んでくれたようですね。良かった良かったHO-HO-HO-。
さて、私も人間界のクリスマス本番を楽しむべく今日は帰ってチキンを喰らいます。
(飼育員 いのうえ)