キリン舎の建設工事 第8週目です。
新キリン舎は来春完成の予定で、工事の進捗状況をブログでお伝えしています。
みなさん新しいキリン舎にご期待下さい。
基礎の型枠建込も完了し、コンクリートの打設が始まりました。
組んだ型枠の中にコンクリートを入れていきます。
コンクリートミキサー車13台分のコンクリートを入れました。
コンクリートを送る車両はコンクリートポンプ車というそうです。
また、クレーン部分はブーム(あまりアームとは言わない)と呼ぶそうです。
コンクリートの打設は予定どおり11日(水曜日)で終了。通路足場も同日中に撤去してしまいました。
ブログを書いている16日現在ではコンクリートも固まり、型枠の撤去も完了しています。
前回のブログでお伝えした問題はこちら
「ウマ、ウシ、サイなど蹄のある動物を有蹄類といいます。また、有蹄類は奇蹄目(蹄の数が奇数)と偶蹄目(蹄の数が偶数)に分かれています。奇蹄目にはウマやサイなど、偶蹄目にはウシやカバなどがいます。キリンも蹄があるのでどちらかに属していますが、キリンは奇蹄目・偶蹄目のどちらに属しているでしょうか?」
答えは偶蹄目です。
写真は当園のシゲルとキリナが珍しく座っていたところを撮ったものです。寝る時もほとんど立っているのでよほどリラックスしていたのでしょう。
さて、蹄ですが、ごらんのとおり2つに分かれています。奇蹄目・偶蹄目とは蹄の数で分類されているように感じますが、その数よりもどの指で体重を支えているのかがポイントなんだそうで、蹄以外のことも考慮され分類されているそうです。
また、この蹄は第3指と第4指で、「走る」能力を高めるよう進化したものです。
生物の分類は形態的な特徴をもとに行われてきましたが、現在はDNAによる遺伝情報などが解明されてきたこともあり、分類が変わってきています。奇蹄目はそのままですが、偶蹄目は鯨偶蹄目とされることが主流になっているようです。その言葉どおり、奇蹄目と偶蹄目より鯨と偶蹄目の方が近縁にあたるそうです。乱暴な言い方をすると、ウマとウシよりウシとクジラの方がよく似てるということになります。