夏休みの自由研究で、「動物の体温の測り方を教えてください」と、お問い合わせをいただきました。
実は、あまり動物の体温を測ったりすることはありませんが、夏休み前からお願いされたこともあり、子どもたちの意欲に応え、せっかくならばと実際に測ってみることとなりました。
事前に、体温の測定方法や、体温など理由も考えながら予想してきてくれました。
まずは、ウサギから測定開始。ウサギの体温は38度から39.6度と言われていますが、実際はどうだったかな?答えはブログの最後のほうにあります。
測定方法や結果を熱心に記録します。
獣医と協力して、いろいろな動物の体温を測っていきます。
ニワトリは40度から43度とヒトよりも高く、41度でも平熱です。40度以上の結果が出れば、ほぼ正確に測れているはず。その結果は…。
ニホンザルはヒトと同じくらいの体温です。でも赤ちゃんだからちょっと高めかな?
何のためらいもなくニシキヘビの体温を測り始める当園の獣医にほかのスタッフもちょっとびっくり。
ヘビはご存じのとおり変温動物(最近は外温動物と呼ぶこともあるようです)。外気温に左右され、外気温より若干高い程度と習ったはずですが…。
ゾウの体温もほぼヒトと同じで36度から37度です。ちょっと具合が悪そうだなというときに、当園でも測ったりしています。
ゾウの場合は体ではなく排出されたあるもので測ります。
体温測定の後は質問タイム。たくさんの質問が出てきました。
立派な自由研究が出来上がるといいですね。
思い出に残る自由研究になれば、スタッフ一同もとてもうれしく思います。
(補足)メモを取っていなかったため、しっかり記録をしていた子どもたちの結果とは若干異なると思いますが、おおむね上記のような結果だったと思います。正確な情報が伝えられずすいません。
かみね動物園では、自由研究に限らず、動物や動物園に対するお問い合わせは、随時受付しております。しかしながら、通常の飼育業務や管理運営業務がありますので、飼育員・獣医へのインタビューや解説などは全てのご希望にお答えすることは非常に難しいのが現状です。ご理解をいただければ幸いです。
また、お聞きになりたいことがあれば、事前に電話・メール等で質問事項や日程調整等をお願いします。