おうちでZOOワーク編第4弾「サイの体に足りないものは?」に挑戦しましたか?
☆ワークシートはこちらから https://www.city.hitachi.lg.jp/zoo/002/p085717_d/fil/pdf6.pdf
かなり時間が経ってしまい申し訳ありませんが、今回はサイの体についてお話します!
実は「サイ」といっても全部で5種類いるのをご存知でしたか?アフリカに2種(クロサイ、シロサイ)、アジアに3種(インドサイ、スマトラサイ、ジャワサイ)が生息しています。
かみね動物園にはアフリカに生息する種類、クロサイのメトロ君が暮らしています。今回はクロサイの体で解説をしたいと思います。
まずは顔のパーツからご紹介します。サイの特徴といえば角!
クロサイ、シロサイ、スマトラサイの角は2本、ジャワサイ、インドサイの角は1本です。この角は毛や爪と同じ成分のケラチン質でできています。
悲しいことにこの角の粉末が万病に効くなどと信じられ密猟が絶えずサイ達は絶滅の危機に瀕しています…(実際には何の効果もありません!)
角に注目をしがちですが続いて口元。皆さんクロサイの口ってしっかり見たことありますか?
上唇がとんがった形をしているのが分かりますでしょうか?これはクロサイの主食である木の葉を食べるのに適した形なんですよ。
この上唇を器用に使って枝から葉っぱをむしり取って食べています。
続いて目元!ちょっと分かりにくいのですがしっかりとまつ毛が生えています。ちなみに視覚はあまり良くありません。
顔のパーツ最後は耳。ラッパのような形をしており、耳をグルグルと動かし音のする方向に向けることができます。視覚があまり良くないのに比べ聴覚はとても優れています!
体のパーツにうつってまずはあし。
前肢(ぜんし)、後肢(こうし)ともに3本の蹄(爪)をもっています。サイは奇蹄目に分類されますが、これは「蹄の数が奇数」という意味です。他にも蹄が1本のウマたちも奇蹄目です。
そして最後はしっぽ。皆さんサイのしっぽしっかり観たことありますか?
しっぽの先には毛が生えているのが分かりますか?
ちなみに皮膚はかたくゴワゴワしており、体重は1000~1800kgほどあります。
なかなか動物たちを細かく観察することはないかもしれません。でもそれぞれしっかりと意味のある形をしているので、次に動物園に来た時に少し細かく観察してみると新しい発見があるかもしれませんよ~。