★身近な生き物展2018★
毎年恒例、夏の企画展!その名も「身近な生き物展2018」を8月1日~29日まで行いました。
「なにそれ?」「あ~、見逃しちゃった。」な~んてそこのあなた!!今回特別にその様子をご紹介いたします。とくとご覧あれ!
身近な生き物展って何ぞや?
読んで字のごとく、「私たちの身近にくらしている生き物たちの展覧会」です。
展示しているのは特に珍しい生き物ではなく、動物園内でも見つけられるような生き物たちばかり。しかしながら、こんなにも身近にいるのにその生き物を捕まえたことがない!そもそも姿を生で見たことがない!なんて方も多いのではないでしょうか?折角観察できる環境があるのに、何だかもったいない。ということで、身近なようで身近ではない、そんな生き物たちの魅力を皆さんに発信すべく、身近な生き物展を開催しました。
では、早速その内容を紹介していきます。
-門をぬけると、そこは身近な生き物たちの世界でした-
身近な生き物大集合!
身近な生き物勢ぞろい!
飼育員がそれぞれイチオシの生き物を紹介しました。
(カナヘビとトカゲの比較展示。どっちがどっちか分かるかな…?)
(アリは巣作りの様子を観察できます。)
また、オープン展示にはカブトムシとクワガタが登場!間近でその姿を見ることができます。
(めっくてみると、中にはカブトムシ!!)
ちなみに私が紹介したのは「ナナフシ」です。
(ナナフシモドキです。実においしそうに葉っぱを食べます。)
サクラなどのバラ科の植物やコナラやクヌギなどの樹葉をエサとして食べるので、8月は園内で好みの樹葉を探しまくる日々が続きました…。
身近な生き物特別企画!
せっかく身近な生き物を展示しているので、それにちなんでほかの展示もバージョンアップさせました!
(1)日本の里山
身近な生き物の骨格標本や剥製を増やし、パワーアップ!!
(2)身近な生き物クイズ
展示している生き物達のクイズを出題!みんな解けたかな…?
自由研究に挑戦!
8月と言えば夏休み。夏休みと言えば夏休みの宿題。夏休みの宿題の中でもかなりのくせ者といえば自由研究ではないでしょうか?そんなくせ者に困っている子供たちのために、こんなお助け企画を用意していました。題して「いきものを探しにでかけよう!」
生き物の探し方、観察・記録方法などについて説明があり、それをもとに調査しまとめると…自分だけの生き物ファイルが完成します!!もしかしたら来年もやるかも…?お楽しみに♪
そして、おまけ。飼育員も子供の頃を思い出し、軽~い自由研究やっちゃいました。
展示しているカミキリムシのエサの好みについて調査したり、飼育しているカナヘビにまつわるトホホなエピソードも紹介されていたり…。みんなの自由研究の参考になったは怪しいけど、職員は楽しませて頂きました!
最後に、色々な生き物&掲示物のかたわらにはこんなブースも…
(少し雑然としていますが、質問でいっぱい!!)
生き物たちを観察してくれたことが分るコメント&質問がたくさんあり、感激!!少しは興味を持ってもらえたかな…!?
さて、展示されていた生き物の他にも私たちの身の回りにはたくさんの生き物が暮らしています。しかし、身近だからと言って何気なく見ているだけでは見つけることはできません!!明るいところが好きなものいれば、暗いところが好きなものもいる!カラカラに乾いたところが好きなものいればジメジメした所が好きなものもいる!!見た目だけでなく好みや生活環境や活動時間など、生き物によって様々です!今回展示した生き物もまるで簡単に見つけたように書いていますが、実はそうでもなく…。中には暗くなってから懐中電灯片手に必死になって探した生き物もいました…。
確かに、昔に比べると身近な所で生き物を見かける機会も減ってしまったかもしれませんが、まだまだ日立では生き物との繋がりを感じ取れる環境があります。普段なにげなく歩いている道を、ちょっと違った視点で見てみてください。ひょっとしたら、思ったより近くに生き物が隠れているかも…?