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staff blogスタッフブログ (大内 勇のブログ)

キバ切るよ~!!

2018年6月6日

 5月16日、アジアゾウ「スズコ」のキバ切りを行いました。

ゾウといえば、長い鼻と大きなキバを想像します。

アフリカゾウには、オスメス共に大きなキバがありますが、アジアゾウの場合は、オスには大きなキバがありますが、メスは小さいか無いか、といわれています。当園はアジアゾウのメス2頭で、「ミネコ」のキバは抜け落ちてしまったのでありませんが、「スズコ」には左右にキバが生えています。キバは一生伸び続けるので、ある程度伸びるとキバを切ります。伸び具合を見つつ、だいたい2~3年に一度行います。

・なぜ切るの?

当園でキバを切る理由は3つあります。

⑴「ミネコ」を守るため

じゃれあっているとき、またはケンカのときにはキバが武器になってしまうので、「ミネコ」が不用意なケガをしないように…。

スズコやめてー

    「きゃー、スズコやめて~」

⑵物を守るため

ゾウは好奇心旺盛な生き物。気になるものがあると取りたい(壊したい)という衝動にかられてしまうようで、体全体(鼻で巻く、押す、足でける、キバで押すなど)を使って任務を遂行しようとします。ゾウ舎自体は頑丈に作られていますが、ちょっとでもやわな所があると…。伸びたキバを上手に使うことができるので悪用?される前に…。

⑶飼育員を守るため

キバは位置的に私たち飼育員のちょうど頭の高さにあります。何かのはずみで、頭にゴンってきたら…。

ゴン

 「うー、スズコやめて~」

 という事で、危険防止、回避の意味でキバを切ります。

 ・切る道具は?

 ここでクイズです。硬いキバはどれを使って切るでしょう。

一覧

はさみ 金属用 金刃 

       「はさみ」                「金属用金刃」

のこぎり チェーンソー

      「木工用ノコギリ」             「チェンソー」

答えはのちほど。

 ・どうやって切るの?

ゾウが立ったままでは切れないので、横になってもらいます。

座って 横になって

      「座って~」               「横になって~」

鼻あげて

     「鼻上げて~」

次に鼻を上げさせて、切りやすい位置を決めたら一気に切ります。

いっき いっきいっきいっきいっきいっき

    「いっき」      「いっき」            「いっき」

ふう切れた やすりで整えて

   「ふぅ、切れた!」             「ヤスリで整え出来上がり」

はい先ほどのクイズの答えです。正解は金属用金刃でした!

当初、3分くらいで切り終わる予定だったんですが、そのときの体力(飼育員)や切れ味(ノコギリ&飼育員)が今ひとつだったので、10分少々かかりました(いつも通り)。

手のひらサイズ 9cm

       「手のひらサイズの9cm」

 今ひとつの原因

その日は暑い日で必要以上に汗が出た(飼育員)。

中古のノコギリ(右キバを落とした後のノコギリ)だったので、切れが悪くテンションが下がった(飼育員)

・短くなっても大丈夫?

心配ご無用。困ることはありません!

あっ、「ミネコ」と見分けるポイントの一つなので、みなさんが困るかも…。

どっちがスズコ?

   「あれっ?どっちがスズコ?」

キバを切っている最中は、ムズかゆいのか体を動かします(痛くはありません)。その時にノコギリの刃が折れてしまうこともあります(今日ところは3本で済みました。300円相当)

そんなこんなで汗水垂らして切り落とし、ヤスリで擦って完成です!!

ばっちり!

 「バッチリ!」

 今回のキバ切りも無事に終わり、ホッとしたのと同時に、なかなか収まらない呼吸の乱れに、次回のキバ切りまで体力が持てばいいな~と思う年頃。

                          まだまだキバるよ~ 飼育員 おおうち

2018年6月6日