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staff blogスタッフブログ (大栗のブログ)

7月14日は世界チンパンジーの日

2022年7月13日

世界チンパンジーの日は2018年にスタート!

なぜ7月14日なのか?それは1960年にジェーン・グドール博士(野生チンパンジー研究の第一人者)が研究を目的としてタンザニアのゴンベストリーム国立公園に初めて足を踏み入れた日、という事を記念して制定されました。

野生および飼育されているチンパンジーの暮らしを支え、チンパンジーを守る人々を応援し、より多くの人々を魅了することを目的としています。

チンパンジーは野生下で生息地の破壊、病気の蔓延、密猟、密売など様々な理由が絡みあって数を減らしています。

ゴンべのチンパンジー ゴンべのチンパンジー

ゴンべのチンパンジー ゴンべのチンパンジー

以前担当者が訪れたゴンベの野生のチンパンジー達

世界中の人達に興味をもってもらい、保護や保全といったことについて考えてもらうきっかけの日でもあります。

チンパンジーは「複雄複雌」といってたくさんの仲間たちと群れで暮らします。

赤ちゃんは5年ほどお母さんに守られながらいつも一緒にいます。お母さんを通して群れの仲間たちとの過ごし方、生きていくのに必要なことを学びながら成長していきます。

メスは10歳前後のオトナになると自分の生まれた群れを出て新しい群れへと移籍し、オスは生まれた群れでずっと暮らします。

かみね動物園では現在11ヶ月の赤ちゃんから推定51歳のおばあちゃんまで8頭のチンパンジーたちが暮らしています。

ユウ

リーダー(αオス)のユウ

ゴヒチ

ユウとリョウマのお父さんのゴヒチ

ヨウ

最年長のヨウ

マツコ

リョウマのお母さんのマツコ

イチゴ

チヨのお母さんのイチゴ

リョウマ

思春期真っただ中のリョウマ

フク

昨年ズーラシアから来園したフク

チヨ

間もなく1歳のチヨ(現在非公開)

力強く、大きな声で騒ぐことも多いので、「凶暴なんですか?」と聞かれることもありますが、そんな事はありません!

群れで暮らしているためもちろんちょっとしたいざこざはありますが、喧嘩した後は仲直りをしますし、意味もなく暴力をふるったりはしません。

オス達はディスプレイといって「自分は強いぞ!カッコいいんだぞ!」とアピールするために、壁やガラスを叩いて大きな音を出したり、全速力で走り、大きな声も出すため危なく見えるかもしれませんが、それも誰かを傷つけるための行為ではありません。

抱き合ったり、お尻を見せたり、手を差し出したり様々な挨拶をし、グルーミング(毛づくろい)をし、笑いながら遊んでとてもコミュニケーションを大切にしています。

ユウとヨウ

お互いをグルーミングするヨウとユウ

チンパンジーたちの魅力はまだまだ尽きません。ぜひ動物園に足を運んで観察してみて下さい!

(チンパンジー担当 おおぐり)

2022年7月13日

マツコとチヨの関係は?その2

2022年7月12日

とっても久しぶりのブログです。待っている方がいましたら大変お待たせ致しました。

昨年の8月8日に生まれたチンパンジーのチヨちゃん。生後11か月をむかえ、来月には1歳になります。とても活発に動き、ミルクの量もかなり減り、果物から野菜まで何でも食べてくれます。

チヨちゃん

現在のチヨちゃん

チヨちゃん

高い位置にあるハンモックに乗ることもあります

お母さんのイチゴちゃんが上手に抱くことが出来ず人工保育となり、2月末には代理母候補のマツコちゃんと暮らし始めました。

ここまでは以前ブログでお伝えしていましたので良かったらご覧ください。

その1

https://www.city.hitachi.lg.jp/zoo/blog/staff/ooguri/blog202109.html

その2

https://www.city.hitachi.lg.jp/zoo/blog/staff/ooguri/p098236.html

その3

https://www.city.hitachi.lg.jp/zoo/blog/staff/ooguri/p100483.html

その4

https://www.city.hitachi.lg.jp/zoo/blog/staff/ooguri/blog202112.html

その5

日立市かみね動物園|イチゴちゃんがお母さんになりました!その5 (hitachi.lg.jp)

その6(最終回)

https://www.city.hitachi.lg.jp/zoo/blog/staff/ooguri/p103883.html

マツコとチヨの関係は?

www.city.hitachi.lg.jp/zoo/blog/staff/ooguri/blog202203.html(新しいウインドウが開きます)

さて、現在の状況ですが未だにマツコちゃんに抱き着いていません…2月24日に同居を始め4か月以上。ここまで抱き着かないとは正直思っていませんでした。

2011年2月7日に生まれ人工保育となったゴウちゃん(現在はよこはま動物園ズーラシア)は母親のヨウちゃんと1,2時間といった短時間同居を7か月ほど続け、夜間も一緒にしてからは20日ほどで抱き着き、その後は親子としてずっと行動を共にしていました。

ヨウとゴウ

2015年のヨウ・ゴウ親子

2012年4月27日に生まれ人工保育となったリョウマ君は母親のマツコちゃんと生後10か月で初めて一緒にすると10分ほどで抱き着いてくれました。

マツコとリョウマ

2015年のマツコ・リョウマ親子

もちろん数年かかった事例もありますが、当園でのこの経験からすぐに抱き着いてくれるだろうと安易に考えていました。

マツコちゃんも最初は積極的に抱き着くように促し、夜間もいつもは高い位置にある寝台で寝ていますが、下に降りてきてチヨちゃんの横で寝てくれる様子も見られました。チヨちゃんも怖がる様子はなく楽しそうに遊んではいるのですが、何か不安なことがあった時にはマツコちゃんに向かうのではなくタオルや敷き藁を抱き込んでしまいます。

マツコとチヨ

近くで寝てくれるマツコちゃん

マツコと遊ぶチヨちゃん

追いかけっこをして遊んでいる様子

5月に入ってから現状を変えようといつもとは違う場所で藁を敷かずタオルも与えない状況で一緒にしてみると、不安なためかすぐにマツコちゃんに抱き着きました!「良かったー」と思っていたのですが、少しするとなぜか自分から離れてしまい、もう一度抱こうとするマツコちゃんに見向きもせず泣き叫び続けてしまいました…

マツコとチヨ

一度は抱きついたのですが…

(動画を切り取ったものなので画質が悪くてすみません)

これがきっかけとなりマツコちゃんも諦めてしまったのかイライラしている様な素振りが見られたため、少し距離を置くことにしました。

3週間ほど夜間の同居を一時中止にし、日中も一日置きの同居を繰り返すとリフレッシュが出来たのか積極的にマツコちゃんから遊びに誘う姿が見られました。

夜間の同居を再度始めると、大きな変化は見られませんでしたがチヨちゃんが遊んでいる中でマツコちゃんから遠ざかってしまうという様な姿は減り、少しずつですがマツコちゃんへの信頼が深まっている様子です。

マツコとチヨ

仲良くごはんを食べています

また、さらに状況を変えるため隣室にヨウちゃんに入ってもらい3頭での同居を目指しました。

格子越しでの攻撃的な様子などが見られなかったので6月12日に同居を開始しました。

この時チヨちゃんが驚いてマツコちゃんに抱きつかないかな?と期待していたのですが、ヨウちゃんの反応がほぼなく、チラッと横目で見て近づくこともありませんでした…

そこから現在に至るまでチヨちゃんは少しずつヨウちゃんとの距離を詰めていますが、ヨウちゃんからアクションを起こす姿は見られず、一緒の空間にはいるけど特に接触は見られない状態です。

ヨウとチヨ

ヨウちゃんを気にするチヨちゃん

以前のブログを書いた後、次のブログではマツコちゃんに抱きついている姿を紹介出来るかな、と思っていたのですが現在の状況だとまだ時間がかかりそうだなといった感じがしています。

普段仲良く過ごしていても揉め事が起き、大きな騒ぎになることが群れで生活をしていると日常茶飯事です。大人であれば上手に逃げたり対抗する事も出来ますが、小さなうちは抱きついて一緒に逃げたり、守ってくれる存在が必要となるため、今の状況ではまだ公開をするのは難しいなと考えています。もう少しの間お待ち頂ければと思います。

チヨちゃん

(7月14日は世界チンパンジーの日! チンパンジー担当 おおぐり)

2022年7月12日