はるばる石川県から車で8時間かけてやってきましたよ。
なにが?チンパンジーが!!
やってきたのは2008年1月5日にいしわか動物園で生まれた8歳の女の子。名前は生まれた日にちなんで「イチゴ」といいます。
お母さんが上手く育児できなかったこともあり、いしかわ動物園の職員の方々が代わりに育てました。
チンパンジーは群れで暮らし一般的にメス達は年頃になると生まれた群れをでていきます。お嫁に出て行く感じですね!
イチゴちゃんも8歳と年頃になり新しい仲間と暮らすためかみね動物園へやってくることとなったのです!
最初にも述べましたが今回は車での移動でした。移動の時は動物も人もケガをしないように安全が第一!そのためにも移動用のケージ(輸送箱)はとっても重要です。
チンパンジーの場合、手を器用に使えるので壁を掴めない様にしたり、中でビックリして暴れてしまうと危ないので体のサイズに合わせて少し小さく作る必要があります。
また急に見たこともない輸送箱の中には入ってくれないため、早めに準備をして慣れてもらう必要もあります。一言に移動といっても実は色々な手順が必要なんです。
いしかわ動物園での作業風景
イチゴちゃんの体重は37kgだったため輸送箱と合わせると約130kg!運ぶのは大変そうでしたが無事に車へと乗せる事ができました。
お世話になった職員の方に別れを告げ、日立へ向けていざ出発!(いしかわ動物園の担当の方も1名同行して頂きました)ゆっくり走ったため約8時間のドライブとなりました…
かみね動物園での作業風景
かみね動物園についてからのイチゴちゃんは初日こそ少し不安そうでしたが二日目からはごはんも食べ始め落ち着いています。いしかわ動物園で会った時のはじける笑顔はまだ見られませんが職員とコミュニケーションを図ったり、外の風景に興味津々だったり元気に過ごしています。お客様からも「イチゴちゃーーん」とよく声をかけてもらい、すでに人気者です!
元気でやってます!
徐々にメンバーとのお見合いを重ね、さらにメインの運動場へも慣れてもらう必要があるため正式なデビューにはまだまだ時間がかかりそうです。
イチゴちゃん本人やメンバー達の様子、安全を第一に考えて行っていきますので焦らず見守って頂けたらと思います。
サブの運動場で過ごしている姿はご覧頂けますので良かったら会いに来て下さい♪これからどうぞ末永くよろしくお願いします!
(園長に運転させ後部座席で爆睡していたチンパンジー担当 おおぐり)