みなさんはかみね動物園のTwitterやFacebookがあるのを知っていますか?イベントのお知らせや日ごろの動物たちの様子を更新しています。
このSNSは動物園の飼育員が更新しています。実は飼育の仕事だけをしているだけではないんです。
そんな飼育員のカメラの中身にはどんな写真があるのか?SNSやHPに出していない蔵出し写真を大放出しちゃいたいと思います!
朝のトレーニングでの一コマ。
体が大きなゾウは立ったままじゃ背中の上は見れません。なのでこんな風に寝かせて異常がないか、チェックします。
奥側がスズコで手前がミネコです。ミネコがスズコに鼻を伸ばしていますね。これ何をしていると思いますか?
実は、スズコにあげたエサをミネコが口の中から奪おうとしているんです。なんとも仲良しですね。
ちなみに口の中はこんな風になっています。SNSの7月のテーマが「歯」だったんですが、うまく歯が撮れなかったのでお蔵入りとなりました。。。
次はカピバラ。
常連さんから頂いたスイカをもぐもぐタイムであげた時の写真です。この方にはいつも差し入れをしてもらっています。
カピバラともども本当に感謝しています。ありがとうございます!!
こちらはカピバラのお腹ですね。天気のいい日はよくごろんと横になって寝ている姿が見られます。
いきなりですがみなさん。カピバラのちくびって注目したことありますか?
実はこんな所にあります。
左右に6コずつ付いています。1度に3~4頭出産するカピバラはちくびの数も多いんです。
木登りが得意なアライグマ。こんなに高い所まで登ってしまいます。
これ、アライグマ目線で考えたら相当高いですよね。高い所が苦手じゃない自分でもちょっと足がすくんじゃいます。
かと思えば、こんなグデーンとした姿も見せてくれます。これを撮ったのは夏の暑い日だったのでみんな日陰で寝ていました。
これはモコモコしていてぬいぐるみみたい!と思って衝動的に撮ってしまった1枚。
正直、こんな顔の子いたっけか?と思ってしまいました。なかなかみなさんには伝わらない違和感かと思いますが。。。
お澄まし座りのタヌキと眩しいっと半目になってしまったタヌキ。
お澄ましの方が若い子なのであどけない表情ですね。どちらも冬毛になっているのでモコモコフサフサです。
こちらはタヌキの足裏が荒れてしまって治療していた時の写真です。この時にはもう治ってきた状態です。
タヌキは「趾行性(しこうせい)動物」といって、つま先立ちの状態で歩く動物です。マルで囲んだ部分がかかとになります。
さすがはイヌ科の動物。足裏もイヌそっくりですね。
一方、よくタヌキと間違われることが多いアライグマの足裏はこんな感じ。
アライグマは「蹠行性(しょこうせい)動物」で、かかとをつけて歩きます。さらに足裏には毛がなく、木登りも得意なんです。
イヌ科のタヌキに対して、アライグマはアライグマ科。名前にクマとありますがクマの仲間ではなく独立したグループに分けられます。
こんな所にも違いがあるんですね。
左がほっそり顔のエリコ、右が黄色い顔の毛が特徴のアイです。
そんなアイのお昼寝姿です。
なんでロープつかんで寝ているの?
実はこのアイ、寝室でもなぜか後ろ足を壁にかけて寝ていたりします。
とても愛嬌のあるアイの不思議な癖でした。
蔵出し写真どうでしたか?写りが悪かったり、衝動的に撮ってしまってなんだかよく分からない写真ばかりの中、なんとか解説できそうなものを拾ってみました。(蔵出しというかボツ写真でしたね。お付き合いありがとうございました。)
蔵出しの美味しい日本酒が飲みたい飼育員 にしの