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staff blogスタッフブログ (西川のブログ)

新たにクジャク舎担当になって…

2020年4月30日

 かみね動物園では、インドクジャクが3羽飼育されています。

オスが1羽にメスが2羽。

オスは、この時期キレイな上尾筒を広げてメスにアピールしています。

クジャク♂ クジャク♀

   (アピールするオス)            (やや地味めなメス)

 

ちなみに、クジャクたちがいる獣舎には他の鳥もいるのですが、皆さんご存知ですか?

その鳥とは

ニワトリ

ニワトリです。

ウコッケイが2羽、品種不明のものが3羽います。

ニワトリ ウコッケイ 

   (ニワトリ)        (ウコッケイ)   

というわけで、合計8羽の鳥が飼育されているクジャク舎です。

 クジャク舎(クジャク舎)

そして、4月からクジャク舎の鳥たちの飼育を新たに担当することになりました!

まずは、新しい飼育担当に慣れてもらおうと普段の給餌の他に、タンポポの葉やオオバコなどの美味しそうな雑草を網越しにあげました。

網越しに近寄ってきて雑草を美味しそうに食べてくれるので、

よしよし、この調子。と今度は獣舎の中に入って雑草をあげてみました。

ニワトリたちやクジャクのメスたちは私の近くまで寄って来て食べてくれました。

おー、やっぱり家禽やペットとしても飼われている鳥は順応するのが早いなぁと思いながら食べている様子を観察していると、

右足にものすごい衝撃が!

え?なに?めちゃくちゃ痛い!と見てみるとクジャクのオスがそこに。

ん?まさかこいつか?と思っていると、オスが私目がけてキックを繰り出してきました。

さっきの衝撃はクジャクのキックだったようです。

とりあえず、これ以上蹴られてはたまらんと思い退散したのですが、

その後歴代の飼育担当に話を聞くとクジャクのオスはなかなかに気性が荒いらしく

ヤツに背中を見せてはならない!という教えを頂きました。

のぞきこむクジャク(掃除をしている飼育員を監視するクジャク♂)

その後、私はクジャクのオスと対面するときは心の中でガバディガバディと唱えながら飼育作業に当たっています。

余談ですが、ガバディはインドの国技で獣の襲撃から身を守る方法がスポーツとして成熟していったといわれているスポーツです。インドの人たちにとってインドクジャクは神聖な鳥なので多分ガバディなんて言いながら対峙はしてないと思いますが…。

しかし、この先ずーっとクジャクからのキックを警戒しながら飼育していくのもなんだかなぁという感じなので、どうにかクジャクに背を向けてもキックされないまでに持っていきたいところです。

ひとまず、まだ飼育担当になって1ヵ月なので美味しい雑草を貢ぎながらどうすればいいか模索していきます。

何かいい案ありましたらお知らせください。

いい方法が見つかったら、またお知らせします。

(トリ年生まれの飼育員 にしかわ)

2020年4月30日