バンバンバンと運動会の開催を知らせる花火の音で目が覚める10月!
動物園でもスポーツ大会を行いました!
名前だけ聞くと動物たちが競争しそうな感じがしますが、動物園のスポーツ大会で頑張るのは人間です!
では、その様子をご紹介します。
<体操部出身の飼育員から競技の説明>
第一競技はチンパンジーと握力対決!
チンパンジーは森の中を木から木へと移動しながら生活しています。
そのため、握力は約200キロ、オスになると300キロにもなると言われています!
あの大きな体で高いタワーやロープをいとも簡単に移動するのもうなずけます。
ちなみに人のギネス記録は192キロだそうです!それはそれで凄いのですが!
第二競技はカンガルーと幅跳び対決
カンガルーは助走なしで8メートルもジャンプできるといわれています!
その秘密は大きなアキレス腱と尻尾にあります。
大きな尻尾を上下に振ることで反動をつけ、強靭なアキレス腱から生み出される力で大ジャンプを可能にしています!
生息地であるオーストラリアにはカンガルーを捕食する動物はいないため、敵から逃げるためではなく、広大な草原を効率良く移動するためにジャンプ力を獲得したといわれています。
ちなみに立ち幅跳びのギネス記録は3メートル47センチだそうです。昔はオリンピック競技だったとか。(相当地味な競技になりそうですね)
第三競技はゾウと重量挙げ対決!
ゾウの鼻には骨がなく筋肉でできています。
そのムキムキな鼻が生み出す力で200キロから300キロのものも持ち上げてしまうといわれています!
そんな力があるかと思えば、小さいどんぐりを一粒ずつ拾って食べる器用さも持ち合わせています。
アジアでは昔からゾウと一緒に暮らし、その力を借りて森の中から大きな木を運んでもらうこともあります。
実際300キロの丸太は準備できないので、ぞうのエサを持ち上げてもらいました。
過酷な自然を生き延びていくために、動物たちは驚くべき身体能力を持っています!
その能力のすごさを体を動かしながら体験してもらおうというのがこのスポーツ大会です。
動物園で普段はのんびりしている動物たちですが、ちょっとは見直してくれたかな!?
筋力の衰えを感じる飼育員 中本
(頑張れお父さん!!)