3月1日に「動物園女子会!もうすぐひな祭り」を開催しました!
ひな祭りといえば女の子のお祭り、女の子といえば女子会、女子会といえば、恋愛トーク「恋バナ」でしょう!ということで恋バナガイド、そして女の子はスイーツが好き!ということでスイーツづくりを行いました!(男の偏った見方ですみません。)
まずは木村飼育員によるカンガルーガイド。
カンガルーがお腹の袋で子育てするのは有名ですが、そこにはいろいろな秘密があります。
どのカンガルーにも袋がついているように思われていますが、育児嚢(いくじのう)と呼ばれる袋はメスのみにあります。(オスは子育てをしないので必要ありません)
これまたびっくりなのは生まれてくる子供の大きさです。体長2センチメートル、体重1gと人間の親指の先程度の大きさしかありません。さらに仔は袋の中で生まれるのではなく、自力で袋まで這い上がります。まさに生命の神秘です!
お話のあとはエプロンを使って実際に仔どもの重さを体験してもらいました!
<重くて首が痛い~>
次に上西飼育員のサルガイド。
エリマキキツネザルとテナガザルの子育ての違いについてお話ししました。
テナガザルは仔をお腹に抱えて森を移動しながら子育てをするのに対し、エリマキキツネザルは巣を作りその中で子育てをします。巣を作るというのはサルの世界ではとても珍しいことです。
<テナガザルにエサをあげてもらいました>
次に大栗飼育員によるチンパンジーガイド!
よくチンパンジーのお尻が腫れているのは病気ですかと聞かれますが病気ではありません。チンパンジーのメスのお尻は発情に合わせて膨らんだりしぼんだりします。オスのお尻は腫れることはありませんので、お尻が腫れているチンパンジーは全てメスということになります。発情が強まるとお尻が大きく腫れ、オスはそのお尻にメロメロとなるのです!
お話のあとはスイーツちらし寿司作りをしました。ご飯で作った土台に野菜やフルーツで飾り付けをしてもらいました!
<大変お気に召したようで、ケーキをあっという間に食べてしまいました!>
最後は井上飼育員によるライオンガイド。
ライオン界のモテ男についてのお話しました。
ライオンはたてがみが黒くてふさふさのオスほどモテるといわれています。
彼らの世界ではワイルドな男が人気なんですね!
<トラにお肉をあげてもらいました>
また、当園の看板娘であるゾウのミネコとスズコにケーキを作ってプレゼントしました!
ミネコはお皿替わりの葉っぱから食べていました。
なんかありがたみなく食べるなーと毎回思うのは私だけでしょうか。
雨の中イベントに参加していただいたみなさまありがとうございました!
ところで、イベントのブログを作るたびに雨だ雨だと書いているような気がしてなりません。
動物園は屋外施設なので雨が降ってしまうとどうしても足が遠のいてしまいます。
雨の日は賑やかなイベントとはいきませんが、少人数でしかできない内容の濃い~イベントを行っていますので足を運んでみてください。
これから気候も良くなり桜の季節となりますので、ぜひたくさんのご来園をお待ちしております!
飼育員 中本