7月31日に緑化計画のために封鎖していたカピバラのグラウンドを開放しましたので、その様子をご紹介します!
<緑のグラウンド> <待ちぼうけ>
現地では草原の主と呼ばれているカピバラですが、恐ろしい食欲によって、草が生えてきてもすぐに食べてしまうので、なかなか緑の中で展示することが出来ません。
そこで、毎年グラウンドを一時的に閉鎖して、緑化する試みを行っています。
今年は「紅白クローバー合戦」と銘打って、赤クローバーと白クローバーの2種類の種をまいて、どちらが好きか見てみようと考えました。
<黄色の粒粒が種です> <見事なクローバー畑>
愛情をこめて育てた甲斐あってクローバーはすくすく成長し、後は赤と白の花が咲くだけだと見守っていました。
が、しかし。花が咲く気配はなく、それどころかクローバーが枯れ始め、その他のたくましい雑草たちが大きくなってしまいました。
かろうじて赤クローバーの花が咲いた程度で、白クローバーは全滅でした。なぜだー。
<クローバーはいずこへ・・・> <赤い花>
もっとクローバーがきれいなうちに開放すればよかったと後悔しながらも、緑だからオッケーということでオープンしました!
カピバラたちは待ってましたと、一目散にグラウンドで草を食べていました。
結果、赤と白どちらが好きかは分かりませんでしたが、とにかく草が好きということは再認識できました。(当たり前か。)
メスの後はオスの番。だいぶ食べ散らかした後でしたが、残った草を食べてくれました。
<おにぎり行きまーす!> <オスにもオスソワケ>
<2時間後・・・> <1週間後>
カピバラの成長と共に食べる量も増え、今年は3日と持ちませんでした。カピバラの食欲恐るべし。
カピバラの生活環境の向上と、緑を駆け回るカピバラを見ていただくことを目的に始めてたこの企画ですが、だんだんマンネリ化してきたので来年はやり方を変えてみようと思います。
題して「カピバラの草原植緑祭」!毎年チンパンジーの森で行われている植樹祭を真似て、苗木や植物の種を皆さんと植えて草原を作っていこうと思います。
詳しくはまた来年ご説明します!
次の春をお楽しみに!!
とは言いつつも来年はカピバラ担当なのだろうかと心配な 中本