祝2000!
なんの数字かというと、園長の手紙で皆様から頂いた手紙の数です。
園長の手紙とは、皆様にいただいた手紙に園長が返事を書いて掲示するという企画で、園内のどうぶつ資料館で行っています。
2012年10月から始めて、1年半でついに2000通の大台に乗りました!
書いて下さった皆様、そして返事を書いてくれた園長ありがとうございます。
それまで園内アンケートというものはなく、たまに遊園地のアンケートに動物園のことが書いてあると回覧される程度でした。皆様が動物園をどう思っているか、生の声を知ることができる数少ないチャンスだったので、私はそれが毎回楽しみでした。(ほとんど厳しいご意見なのですが。)
某動物園に遊びに行った際、園長への手紙としてアンケートを取っているのを見て、「これだ!!」と思い、さっそくパクりました!
ただ、同じことをしても仕方ないので、かみね動物園色を出すために
○全てに返事を出す(手紙だと判断できるもの)
気軽に質問してもらいたい
動物園を身近に感じてもらいたい
○全て掲示する
様々な意見や要望に対して、動物園がどう考えているかを知ってもらいたい
他の人の手紙を見ることで、動物園を考えるきっかけにしてほしい
○保存していつでも見られるようにする
1年後、2年後、10年後、自分がどんなことを書いたかを見ることができたら素敵ですよね
動物園は動物を展示して伝えるという性質上、「この動物はこうなんだ」「動物のここを見て」と一方通行になってしまいがちです。
でも、双方でやりとりができたらもっと動物のことを知ってもらえるし、動物園を好きになってもらえると思います。
いずれ園長は退職してしまいますが、新園長に頼み込んだり、飼育員へのお手紙に形を変えるなどして出来る限り継続させていきたいと(勝手に)思っています。
次の目標は3000!
また、順路の関係と動物がいないということからまだまだ認知度が低いどうぶつ資料館ですが、他にも様々な企画を開催してますので、たまにのぞいてみて下さい!
手紙を貼ってる園長に遭遇するかも・・・!
飼育員 中本
<レッサーパンダが見づらいという意見が多くあったので改良しました!>
<もう何通もやりとりしている方もいます!嬉しい限りです。>
・・・私からもひと言
へえー、もう2000通にもなるんですか。飼育員からの提案で始まったこの企画。「お客さまの声を聞くのは悪いことではないわな、まあ、そんなに数もないだろう」とかるーい気持ちで始めたのですが、ふたを開けてみると予想に反してたくさんのご意見やご感想、ご質問が毎日のように寄せられました。その中にはお叱りなどもありますが、多くは動物や動物園の疑問や感想のほか、励ましや新しくなったかみねのこと、イベントや動物たちへのお礼などで占められており、こちらも大変励みになります。基本的にすべての手紙に返事を書いていますが、私の手に負えない飼育に関する部分などは飼育員に書いてもらっています。
また、子どもたちの動物に対する素朴な疑問は、こちらも時々ハッとするものがあり、色々調べながら返事を書いているような感じです。いずれにしましても、サービスや情報を一方的に提供するだけでなく、双方向でのやり取りは、お客さまと運営側の血が通い合うコミュニケーション・ツールのひとつではないでしょうか。今思えば、まんまと飼育員に嵌められた感のある企画ですが、かみねを、より身近に感じてもらうためこれからも続けていきたいと思います。どしどし書いて下さい。(園長:談)