2021年 夏 ひまわり栽培日記
はちゅウるい館横にある畑では毎年ジャガイモやサツマイモ、キュウリ、トマトなどの夏野菜を育ててきました。今年はどんな野菜を育てようかなと色々考えて思いついたのが花は綺麗、種子は動物の餌になる。一石二鳥なひまわりに決めました!育て方を調べるとまず種類がたくさんあることに驚かされました。メジャーリーグの選手がベンチでよく食べている食用の品種もたくさんあり、せっかくなら食用で一番大きな花を咲かせる「タイタン」という品種がいい!ということで種子を入手。種袋にはなんと草丈3m以上、花の直径40cm以上になると書かれていて、第一声はデカイ!成長した姿を想像すると魅力的でわくわく感いっぱいになりますよね。
まず、畑の土作りから始めました。
ゴールデンウイークが終わり、気温が高くなってきた日に種子を蒔きました。
ただ蒔くだけでは面白くないと思い・・・成長していくと花の形になる予定です。
2週間するとあちらこちらから芽吹き始めました。
さらに2週間するとここまで成長しました。
順調に成長していきます。
発芽してから1ヶ月。大きくなりました。
7月になり暑くなってくるとぐんぐん成長していきます。比較対象のカカシの身長は175cm。茎の太さは太い親指より太くなり、葉はこんなに大きいです。
7月下旬になると蕾ができて一気に開花し始めました。夏の青空にたくさんの黄色いひまわりの花が咲き、まさにゴッホやモネのひまわりのようにとても綺麗だったのですが、残念なことにちょうどこの頃になると新型コロナの感染者が増加し、全国に緊急事態宣言が発令され当園も休園になってしまい皆さんに見て頂くことが出来ませんでした。
開花から1週間経ち、花をよく見てみると種子ができています。
さらに2週間すると種子に模様が付きました。この頃からスズメの大群が種を食べに来るようになり、守る人間VS食べるスズメの戦いになりました。
晴れの日が続き、種子が完熟したところで収穫です。
一粒づつ地味な作業ですが種子を取っていきます。全部で種子は5キログラムにもなりました。
収穫した種子はリスザルやアカリス、ヨウムに与えました。動物たちは花より団子のようで美味しく食べて満足していました。今年の夏は野菜ではなく見て綺麗、食べて美味しいひまわりを育ててみました。さて、来年はどんな植物を育てようかな?春をお楽しみに。
今の畑では冬の寒さにも負けないで美味しく育つ小松菜や大根などの野菜が育っています。
担当 きむら