川沿いでは多くのハンターにも出会いました。
ミナミカンムリワシ。私が見たときは木の上から何かを探しているように見えました。
ガイド曰く狩りの最中とのこと。特にヘビやトカゲを襲って食べるそうです。
カンムリワシは日本でも石垣島や西表島で見ることができます。
私たちが見ていることも気にせず、ごはん探しに夢中な様子でした。
シロハラウミワシ。主に魚類を狩るそうで、朝は川の周囲を飛んで魚を探しているそうです。なんと20年以上前にはかみね動物園にもいたそう。記録が残っていないのですが、職員に対して攻撃してくるので頭上に注意を払いながら獣舎の清掃をしていたと先輩が教えてくれました。恐ろしい・・・。
遠目からでしたがトビくらいの大きさで朝日を浴びて白い体がより一層輝いていました。
写真が暗くはっきりと見えませんが、ボルネオに生息する3種のオオトカゲの内の1種。
マレーオオトカゲと思われます。別名ミズオオトカゲ。私たちが見た個体は体長1mほどありました。
大変悪食でなんでもよく食べますが動物の死体も食べてくれるので「自然界の掃除屋」と呼ぶ人もいます。
そしてボートは川の支流へ。
あの夢と魔法の王国で体験したようなリアルジャングルクルーズ!
1日限り咲く美しい花。ビワモドキ科。
ルリカワセミです。2羽いました。時々水の中に飛び込んでは魚を捕まえて
日本のカワセミより少し小さいくらいでしょうか。
自然界にこんなに美しい青が存在するなんて驚きです。
吸い込まれそうなくらい綺麗な色。
「この時間にいくと大体この場所にいるんだ」とガイドが教えてくれました。
このあたりがお気に入りの狩場なのかもしれません。
キナバタンガン川で見つけた宝石です。
名残惜しくもリバークルーズはこれで終了。
昼前にスカウを後にして次の目的地ダナンバレーへ向かいます。
ダナンバレーでは本格的にジャングルを歩く予定です。
<車窓から撮ったアブラヤシ畑>
川沿いをしばらく走るとアブラヤシを植えたプランテーション(大規模農場)が続きます。
アブラヤシからはパーム油という油を作ることができます。インドネシアとマレーシアが2大生産国であり、ボルネオ島の道路を走っているとアブラヤシの並ぶ風景をよく見ます。
じつはこれがボルネオに暮らす生き物と大いに関係があるのですがそれはまた後でゆっくり書こうと思います。
おまけ
<森の中にも落ちてました> <道中、運転手が御馳走してくれました>
前回のブログではドリアンを紹介しましたが、東南アジアには多くの種類のフルーツが栽培されています。
ランブータンもその一つ。マレー語のranbutが語源で「毛」や「髪」を意味します。
見た目とは裏腹に中身は真っ白でとても綺麗な実です。風味がライチに似ているなと思い調べたらライチの仲間でした。
日本のファミレスのサラダバーによくある冷凍ライチを山盛り食べて満足していた私としては
冷凍でないフレッシュなランブータンは目を見開く美味しさでした。(サラダバーのライチも美味しいですけどね!)
・・・このおまけコーナー食べ物の話しかしてないですね。
(飼育員 いのうえ)