コンクリ床の狭い場所で単調な生活を送っていたタンチョウ。
ある日、めちゃくちゃ可愛い女の子が契約結婚の申し出をしてきてから彼の暮らしは一変します。
笑いあり涙ありのムズキュンブログが始まりますよ!
砂を入れる編
www.city.hitachi.lg.jp/zoo/blog/staff/inoue/p054165.html(新しいウインドウが開きます)
砂山にエサ編
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前回のブログはこちらを紹介するという話で終わっていました~。
さて、これは一体なんでしょう?
お客さんだけでなく園長や飼育員にも聞かれました。「これ、何?」
中には巣だと思うお客さんもいらっしゃいましたが、巣ではありません。
実はこれ、「ニオ」と呼ばれています。
タンチョウたちが暮らす北海道ではコーンや豆などを畑で収穫した後にその場に重ねて積んでおくことがあります。こうしておく事で乾燥させるのだそうです。
北海道では季節によってこの「ニオ」のある風景がよく見られます。
雑食性のタンチョウはこれらを食べるために畑に降りてついばみます。
特に食べ物を探すのに厳しい冬の時期はこういった「ニオ」が命をつなぐための貴重なエサとなる場合があるのです。
現在では小学生たちが学校の校庭にこれをつくりタンチョウの給餌場として使ったりもしています。
さて、かみね動物園はデントコーン(※家畜の飼料用のとうもろこし)の「ニオ」をイメージして作りました。主にススキの葉でできているため、食べられるような実がついていません。
そこで固形飼料などを葉と葉の間に付けて給餌しています。
つんつん突いてますねー。
探しています。
歩きながら地面をつついてエサを探すのが主ですが、現地北海道ではこのような姿も見られるとの事。
皆さんにタンチョウたちの北海道での暮らしを少しでも知ってもらえたらいいなあーと思って作ってみました。
実は私本物のニオを突くタンチョウ見た事ないんです(オイ)。
こんな感じなのかなあ。いつかちゃんと現地に見にいかねばなりませぬ。
~おまけ~
前回のブログでタニシを食べるタンチョウの画像を載せてませんでした。
くわえる
落とす
くわえる
落とす。
ひたすらこの繰り返しです。
タニシはその形状がどうも掴みづらいらしく、くわえては落としてを繰り返して、納得のいく向き(?)で殻ごと飲み込んでいます。
見てる方からすると「ああ!じれったい!」という感じなのですが、食べづらいんでしょうね~。でも彼らの好物らしく、与えると他のエサそっちのけで食べます。
ごっくん!
(飼育員 逃げ恥にハマるいのうえ)