×
閉じる

staff blogスタッフブログ (井上久美子(旧姓:川添)のブログ)

白くてふわふわ

2014年8月28日

8月1日に待望!のチリーフラミンゴのヒナが誕生しました。

フラミンゴのヒナ

どうですか、この姿。

初めて見た時は「天使」かと思いましたよ。

フラミンゴのヒナ

親の羽に隠れて頭だけ出す姿にキュンキュンです。


親と一緒に

そんなヒナ誕生にも紆余曲折ありました。

実はかみね動物園においてチリーフラミンゴのヒナ誕生は5年ぶり。

それまでは産卵すら無い年が続いたんです。

土を盛る

フラミンゴたちに繁殖の気分を盛り上げてもらおうと、2月ごろにあらかじめ

飼育員で土を盛り上げて巣を作りました。

擬卵

これは「擬卵」といってニセモノの卵です。

巣に置く

この卵を巣の上に置いておくと、フラミンゴたちは「ムム!?他のペアが卵を産んでいる!」と

勘違いして巣から落としてしまいます。

それを何回も繰り返すうちに「他のペアが卵産んでるから自分達も産もうか」という気分になり

産卵が始まる・・・という事があるんだとか。

なかなかフラミンゴが産まれない他の動物園で試したところ効果があったというお話を聞いたので

うちでも試してみました。

フラミンゴの様子

土を盛ったり、擬卵を置いたりして2ヶ月。

折角巣作り用に入れた土もフラミンゴたちが興味を示さないので、固くなる一方。

嘴で土を盛ることができるよう、毎日耕して土質を柔らかくしてはフラミンゴの様子を見ていました。

そして季節は梅雨。

雨が降り続き土がぐっちゃぐちゃになった頃・・・

産卵しました

産んだ!!!記念すべき第一号の卵です。

その後もぽこぽこと産み続け、ペアは最大で16ペア。卵は40個ほどになりました。

去年までの産卵数ゼロが嘘のよう。

今年繁殖が成功した理由は定かではないのですが、

彼らにとって繁殖に最適な環境を用意できたのがきっと要因なはず。

考えて調べて試してそれが結果になってあらわれたのでとにかく

私はめちゃくちゃ嬉しかったです。

チリーフラミンゴ親子

現在(8月27日)は10ペアが抱卵していて、ヒナは6羽います。

綿羽というふわふわの羽毛のうちはピンク色にならないのですが、

大人と同じ羽が生え始めると徐々に色づいてきます。

フラミンゴミルクという真っ赤なミルクを親がヒナに与えているところも、運が良ければご覧になれます。

白いふわふわは今限定なのでぜひぜひ見に来てくださ~い!

(飼育員 かわそえ)

2014年8月28日