ロバのチョムが10月15日亡くなりました。23歳でした。
朝、チョムの寝室を覗いた職員が発見した時はまだ息をしていましたが間もなく絶えたとのことです。
死因は「胃破裂」でした。胃が破裂して中の内容物が出ていたとの事。
前の晩まで餌をよく食べて普通に過ごしており、私を含めてみんな驚きました。
こうなってしまった原因は不明ですがどんなに痛かっただろうと考えてしまいます。
<ロバのチョム>
私がチョムを担当していたのは2018年の約半年間でした。
当時の事は以下のブログに記しているのでよかったらお読みください↓
チョムの問題行動?
「噛みつく」という話から始めは先入観を持ってビクビク接していましたが、決してそんなことはなく懐っこい個体でした。
その後、後輩の獣医がトレーニングを頑張って採血ができるようになりました↓
ロバの採血トレーニング
<削蹄中>
また、削蹄師さんによる削蹄も最初の頃は嫌がる素振りをみせてなかなかやらせてくれなかったのですが、
昨今はおやつをあげている間に足を上げてくれてとてもやりやすくできていました。
私はもう担当ではありませんが、削蹄の見学に行ったときその様子を見て感動しました。
<毛のついたブラシ>
アマゾンほしいものリストで買ってもらったブラシは最後まで体を擦る様子をさつえいできませんでいたが、
びっしりついた毛はしっかり使ってくれていた証拠。
<上手に引き出しています>
乾草フィーダーは網の目から少しづつ引き出して上手に食べていました。
自分の尾を噛むなどの改善したい行動も時々ありましたが、チョムの事を気にかける人が増えてきてくれたのはとても嬉しく思っていました。
その矢先の死亡であり残念でなりません。もっと色んな姿を来園者に見せたかったと心から思います。
<うさぎのひろばになりました>
現在チョムがいた運動場は先輩が改装してウサギが使っています。
楽しそうに穴を掘ったりトンネルで休んだりしている姿を見るとこちらも嬉しくなってきます。
私にとってはたった半年の担当動物でしたが多くの事を教えてくれたチョム。
今とこれからの動物たちに還元できるよう日々勉強・実践していこうと思います。
(飼育員 ロバの元担当かわそえ)