今年は寅年!!さて去年は?
今年は寅(虎)年です!!
当園には【さわ(ベンガル系♀)】というとても人懐っこいトラがいます。
【さわ】です!!
ゴロゴロしていますが色鮮やかで見惚れてしまいます!!
今年は偶然にも【さわ】の新居である猛獣舎が新しく整備される年です。
オープン日はまだ未定ですが夏休み前を予定しています。
お楽しみにー!!!
さてここからが本題です!
昨年の干支はというと丑(牛)ですよね。
さて当園には丑・牛はいるでしょうか?(ここからは標記がややこしいので丑ではなく牛にします)
みなさんが考える、牛と言えば!
白黒模様が特徴的な「ホルスタイン」や全身が茶色くミルクの濃さが特徴的な「ジャージー」ですよね。
残念ながら当園にはホルスタインやジャージー牛はいません。
タイトルに出しましたが、当園にいる牛に近い動物とは、、、
シバヤギ・キリン・ホンシュウジカ・ヤクシカ・カバ です。
上記の動物全て牛と同じ偶蹄目に属しています。
ではそれぞれ紹介していきます。
シバヤギ(偶蹄目ウシ科)
シバヤギ
まずはウシ科のシバヤギです。長く人に飼いに慣らされた家畜動物です。
指の数が2本だったり、食べて飲み込んだものを再び口に戻して噛みなおす反芻をしたりと
牛と似た特徴があります。
ウシ科ということもあり紹介する動物の中で一番牛に近い動物ですね。
是非皆さんも食べる姿や反芻する様子を観察してみて下さい。
アミメキリン(キリン科)
アミメキリン
続いてはアミメキリンです。
指の数2本で反芻し、胃が4つあります。体の中ほぼウシですね。
食べ物は、ウシと同じ地面の草も食べていますが、背が高い特徴を活かして木の葉を主に食べます。
ウシと違う点は歩き方です。
キリンの歩き方は側対歩と言って前肢と後肢の足を同じ側を出し歩きます。
(同じ側の脚を同時に動かして歩きます。他にはラクダなどがいます。)
首が長いので、反芻時の食物の移動が分かりやすいです。
観察してもらいたいポイントです。
ホンシュウジカ・ヤクシカ(シカ科)
次はシカ科の動物紹介です。
当園ではホンシュウジカとヤクシカの2種類います。
ホンシュウジカは、名前の通り日本の本州に生息しています。なじみある動物です。
ヤクシカは、鹿児島県の屋久島に生息するシカです。ホンシュウジカとに比べると身体が小さいのが特徴です。
指の数2本で反芻し、胃が4つあります。こちらもお腹の中はウシですね。
ウシと違う点は、毎年角が生え変わるところです。(ウシは生え変わりません)
個人的には、鳴き声【キューキュー】がお気に入りです。
カバ(カバ科)
カバ
最後はカバ科のカバです。
ウシと同じ偶蹄目の仲間ですが、上記の動物と違う箇所が多くあります。
指の数4本(牛は2本)です。
他には、胃が3つであったり、反芻をしなかったり、角がなかったりします。
進化の過程で、ウシ科・キリン科・シカ科より前に別れたのかもしれませんね。
カバは体が大きくのんびり寝ている印象ですが、意外に動きが素早いです。
お昼の給餌の時に寝ているなと思っていたら、いつの間にか扉の前にいたりします。
まとめ
ここまで、かみね動物園にいる牛に近い動物を紹介してきました。
牛に近いといっても形や声など違いますよね。
進化の過程が違ったりと環境の変化に適応していった動物たちです。
皆さんも動物たちの似ている所や違う所を観察してみると新しい発見ができるかもしれません。