×
閉じる

staff blogスタッフブログ (スタッフブログ)

おかあさんといっしょ

2021年5月26日

2020年11月12日にアカカンガルーのサンクが出産しました。

出産当日の様子
   <おや?この行動は・・・>

その日は朝からいつもと様子が違っていて外に出た後しきりに陰部からお腹にかけて舐める行動が見られました。

カンガルーの出産を今まで見たことは無かったのですが、目の見えない赤ちゃんのために育児嚢(袋)の入り口まで進めるよう母親が舐めて道を作ってあげるそうです。知識としては知っていたので「あ、これは産まれるんだ」と思い撮影開始。

赤ちゃんは残念ながら写真に収められなかったのですが、その日から1週間後に歯の診察のため麻酔をかけたのでその際に育児嚢の中を確認しました。

生後一週間の赤ちゃん
      <生後1週間の赤ちゃん。約2cmです>

いるぅぅぅ!やっぱりあれは出産していたんだ。
2cmほどの小さな小さな赤ちゃんがしっかりと乳首をくわえていました。
赤ちゃんは育児嚢の中にあるおっぱいから母乳をもらって大きくなります。
顔を出すようになるまで約6カ月ほどかかると言われています。

その間無事に育っているかどうか確認できると良いのですが、この頃サンクは歯の治療を続けており抜歯などで何度も捕獲をしていたため人に対して警戒心MAX。
残念ながらとても育児嚢の中を見せてもらえるような関係になれませんでした。

生後1ヶ月の赤ちゃん
<生後1ヶ月:体の形がはっきり分かります>

母体にも負担がかかり赤ちゃんも心配なのでできれば捕獲・麻酔はしたくなかったのですが歯の治療をしないとごはんを十分に食べられず母乳も出ません。
今後は育児嚢の中を見られるような馴致をしておこうと反省し、治療はできるだけ短時間で済ませることを意識して行いました。

育児嚢が下がってきた

歯の治療も一段落した頃、目に見えて大きくなるお腹。
そして4か月経つ頃にはもぞもぞと動く様子もよく見られるようになってきました。

お客様から頂いた写真 お客様から頂いた写真2
     <2枚とも常連のお客様から頂いたお写真です>

そして2021年5月1日に待望の顔がぴょこっと入口から出てきました。

第1印象は「耳、たれてるなあ」。
その日は一瞬だったので写真にも納められなかったのですが、常連のお客さん達が頑張ってくれて後からお写真を頂きました。「袋、動いてるね」「いつ顔を出すのかなあ」と来園者の方も楽しみに待ってくださっていたのがとても嬉しかったです。

赤ちゃん顔出し
<5月25日撮影:顔つきがしっかりしてきました>

カンガルーは哺乳類の中でも特にユニークな繁殖形態を持つ「有袋類」。

魅力は他にもたくさんありますが最大の特徴である育児の様子とそのワクワク感を皆で共有できるのが有袋類担当者の醍醐味かしらと感じる今日この頃です。
これから体が完全に外に出てきた(出袋:「しゅったい」といいます)時に雌雄判別もできるのでその際は皆様にまたご報告します。
これからもアカカンガルーたちをよろしくお願いいたします。
育児嚢が伸びます
   <びよーんと伸びる育児嚢>

(飼育員 お腹に袋欲しいいのうえ)

2021年5月26日

チンパンジーの森をつくろう

2021年5月26日

5月22日にチンパンジーの森をつくろうを開催しました!

昨年の様子

(昨年植樹した葉っぱを食べるリョウマ君)

このイベントでは参加者の方々に苗木を持ち寄ってもらい一緒にチンパンジーの運動場に植樹をし、緑豊かな森のような環境になることを目指しています。

どうぶつ資料館でのお話

(植樹前にはチンパンジーたちのお話もしました)

今年で12回目。昨年は休園中ということで職員のみで行ったため、どれくらいの方が参加してくれるのか心配していましたが、有難いことに募集をかけるとすぐに定員に達しました!また苗木を寄付して頂いた方も沢山いらっしゃいました。

もともと2008年にチンパンジーたちの運動場が新しくなったのをきっかけに始まったこのイベント。「チンパンジーの森」という名前がついていましたが、どうにも緑が少ない…それならばこれから「森」にしていけば良いのでは?という事では2009年からスタートし、皆様の協力の元コツコツ続けてきました。

昔の運動場

(以前のチンパンジー運動場)

 一年目の運動場

(新しくなったばかりの運動場)

チンパンジーたちは葉っぱを食べるのも、枝を色々なことに使う事も好きなためすぐに緑は増えませんでしたが、今ではかなり木々が増えて雰囲気が変わったのが分かりますでしょうか?

現在の運動場

(皆様の協力の元、緑豊かな運動場なりました)

今年は小雨の中での開催となり参加者の方には申し訳ない部分もありましたが、皆さん楽しそうに作業をして下さりとても嬉しい気持ちになりました。

植樹植樹植樹植樹植樹植樹

無事に植樹が終わりチンパンジーたちを運動場へ!今年は雨のせいもあってか植樹した苗木をあまり気にした様子を見せませんでした。ただ、少し時間が経つとやはりリョウマ君やヨウちゃん、フクちゃんは興味を示し葉っぱを食べ始めていました。それでも例年に比べ苗木を抜く行動は少なく、今までに何度か植え直してはいますがこのまま順調に育ってくれると良いなと思っています。

ヨウちゃんリョウマフクちゃん

来年もまた同じように皆様と植樹ができることを楽しみにしていますので、興味のある方はぜひぜひご参加下さい!お待ちしております!

(毎年この時期は夕方に一人植樹祭を行っているチンパンジー担当 おおぐり)

2021年5月26日

予約制?!? GWの動物園

2021年5月26日

新型コロナウイルス対策として、今年のGWは入園制限&予約制といたしました。

予約制というのは当園の長い歴史の中でもおそらく初の試み。予約手続き等でお手を煩わせてしまい、申し訳ありませんでした。今後も皆さんの安全を考慮し様々な対策を実施するかと思いますので、イベントの前にはHPやSNSをチェックしてみて下さい。

過去の様子 過去の様子2

               ≪数年前のGWの様子≫

今までは行っていた特別ガイド等も密を避けるために廃止。替わりに来園しなくても多くの方に楽しんでいただけるように、Youtubeに動画をアップしました!

サムネ

   ≪Youtube動画のサムネ≫

その名も『びっくり!どっきり!おもしろ動画』

なかなか見られない動物たちのレアな行動を動画にしました!動画は全部で18種類。1~2分程度の軽いものなので、空き時間に是非覗いてみて下さい。きっと、まだ知らなかった動物たちの行動を見ることができますよ!

動画を見たい方はこちらから!!

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

   かみね動物園YouTube

以前のように、感染を気にせずにイベントを楽しめる日は来るのか・・・。今後どうなるかは分かりませんが、これからも動物園では感染症対策をしっかりとしつつ、皆さんに喜んでもらえるようなイベントを行っていきたいと考えています。

お楽しみに!

2021年5月26日

「動」と「静」

2021年5月24日

「動」と「静」

「あれっ?ペンギン泳いでないね…」

たまに聞く、お客さんの嘆き…。

ペンギンと言えば、いつも水の中をスイスイと泳ぎ回っているイメージがありますが、当園のフンボルトペンギンたちは、どちらかというと陸地の方が好きっ♡て感じがしてます。

そこで、1日コッキリのペンギン行動調査~!!を行いました。


調査

調査日

令和3年5月15日(土)、天気くもり、気温20度。

9時から16時までのペンギンたちの様子をじっくり観察。

対象個体

赤バンド(あーちゃん 31才)、青バンド(アッキー 5才)、

緑バンド(こはる 15才)、黄バンド(クッキー 5才)、

白バンド(ロク 10才)、黄白バンド(ロッキー 2才)の6羽。

個体の特徴としては、あーちゃんは高齢のため、目と脚が弱ってきている。クッキーとロクは夫婦関係。ロッキーは好奇心旺盛の遊び盛り。

水の中にいる時を「動」、陸地にいる時を「静」と位置付けて、どちらに多く滞在しているか、いざ調査開始~!!

「動」の水の中にいるときは

泳ぐ 羽 食う

泳いでる          羽づくろいしてる         アジ食ってる


「静」の陸地にいるときは

巣  羽2 見張り

巣にいる         羽づくろいしてる       遊んでいる     

結果はこちら

表1           9時~12時の滞在時間

黄白

動(水の中)

30

85

137

38

38

124

静(陸地)

150

95

43

142

142

56

                       (単位:分)

表2           12時~16時の滞在時間

黄白

動(水の中)

15

113

99

65

55

198

静(陸地)

225

127

141

175

185

42

                       (単位:分)

表3           9時から16時の滞在時間

黄白

動(水の中)

45

198

236

103

93

322

静(陸地)

375

222

184

317

327

98

                        (単位:分)

図1      9時から16時までの「動」と「静」の割合

1

2

3

図2 「動」水の中の時間帯

図2


調査から分かったこと

・あーちゃんは、安全な陸地の滞在時間が長い。

・クッキーとロクは、行動がほぼいっしょ。

・ロッキーは、お客さんを見つけると水の中で追い回し遊んでいた。

・「ラッキーゾーン」と「デットゾーン」が存在する。

(ちなみにラッキーゾーンとは、すべてのペンギンたちが水の中「動」にいる状態、逆にデットゾーンとは、すべてのペンギンたちが陸地「静」にいる状態を勝手に名付けてみた。)

・ペンギンたちは、なんとな~くエサの時間を知っている。

この日のラッキーゾーンは、10時36分~11時6分、15時25分~15時35分の2回訪れ、いづれもエサやりタイム(11時と15時30分)の前後の時間帯。

逆に、デットゾーンは12時9分~12時21分、12時36分~12時41分、15時40分~16時の3回ありました。上記のお客さんは、たまたまこういうデットゾーンにあたってしまったのか…。


おわりに

どちらかというと、この日のペンギンたちは陸地が好きっ♡て結果でよさそうです。

もちろん、季節、天気、気温、ペンギンたちの気分によって、日々の動きは変わってきます。

水の中に「どうせ、いないよ…。」とあきらめることなく、その日のペンギンたちの「動」と「静」を見極めて観察してみて下さい。

(同棲したい飼育員 おおうち)

2021年5月24日

春のYouTube祭り!祭りだわっしょい!

2021年5月23日

春のYouTube祭り!祭りだわっしょい!

なかなか多くの人と接することがはばかられる昨今。

動物園でイベントを実施できるようになってきましたが、人数を限定してのイベントがほとんどです。

そこで、どうにかこんな状況でも多くの人に届くようなイベントを出来ないかと考えた時・・・

YouTubeを使えばいいじゃない!とヒラメキました☆

今年から公式YouTubeを開設した事だし、これを使わない手はない!

むしろ、これを使えば地球の反対側の人だって参加できちゃうじゃないか!

ということで、今回のイベントが企画されました。

YouTubeでどんな動画を作るか、題材は色々あるのですが

今回は動物園に来られない人も家で動物園の動物を眺めている気持ちになれるものをテーマにしました。

とある飼育員が動物園でお客さんが動物を眺めている時間を測る調査を独自におこなった所、

とてももったいない事態が起こっていることが発覚しました‼

どんな調査を行ったかは動画の冒頭にて説明していますので、そちらをご確認ください。

色々省きますが、企画者たちの思いを要約すると、

『動物園の動物をじっくり見る楽しさを知って欲しい!!』

ということで、今回の動画では実際に動物たちの展示場前で1時間動物を観察してみました。

飼育員も普段1時間通して観察することは少ないので、多くの発見がありました!

なかなか動物園に来られない方も、この動画を見て動物園に来たような気持ちを味わってもらえれば幸いです。

また次に動物園に来た際の動物園の巡りの参考になれば嬉しいです!

ぜひ、皆さんもご覧になってください!

今後も園内でのイベントはもちろん、YouTubeを活用したイベントにもご注目下さい。

最後にチャンネル登録よろしくお願いします!目指せ!登録者数1000人!

下記URLより動画を見ることができます。

アジアゾウ 

ゾウサムネ

https://www.youtube.com/watch?v=kMEZwD42mLY&t=38s

アメリカアカリス 

リスサムネ

https://www.youtube.com/watch?v=EjPwO7ut08Y&t=299s

ニホンザル 

ニホンザルサムネ

https://www.youtube.com/watch?v=IPIApbuyRoE&t=3s

2021年5月23日

引越し後のニホンザルたち

2021年5月4日

すっかり桜も散って初夏を感じる事も多くなってきた今日この頃。

去年の12月にニホンザルが引っ越してから早4か月。

新しい獣舎に移ったニホンザルたちの最近の様子をちょこっとご紹介したいと思います。

引越ししたての頃は、移動により群れのバランスが崩れる&ちょうど闘争の多い繁殖期とも重なったこともあったのか、かなり大きな闘争が毎日のように見られました。

闘争がおこっても飼育員が出来ることは限られているため、

この時期は今日は大丈夫かな、闘争起きるな!と思いながら出勤していました。

やっと3月頃から群れも落ち着いてきたようで、時々闘争は起こるものの引っ越し後初期に比べればだいぶ落ち着きました。

見守るサル 掃除を見るサル

(掃除をしている飼育員を監視するニホンザルたち)

さて、冬の間は険悪な雰囲気だった群れですが、最近はこんな姿も見せてくれるようになりました。

 枝葉を食べれる穏やかに枝葉を食べています)

 寝ている (穏やかに日向ぼっこ中)

グルーミング穏やかにグルーミング中)

天気が良い日は各自思い思いに穏やかに過ごしています。

さて、新しい獣舎には大きなタワーが展示場の真ん中にあります。

ニホンザルたちは、そのタワーでくつろいだりもするのですが、何か危険や不安を感じる時も時々タワーに集まります。

そんなタワー、ニホンザルたちからの視点はこんなかんじです。

タワー上部(タワーの1番上からのながめ)

タワー中部(タワー中部では休憩や移動で使える丸太が組まれています)

丸太をつけたり、ロープをつけたりする時に飼育員ものぼるのですが、なかなかひやひやします。

当たり前な話ですが安全帯もつけずに、するするとタワーを上り下りするニホンザルたちはすごいなぁと思います。

ロープをのぼる(するするタワーの頂上までロープで登っていきます)

今後は更にニホンザルたちが過ごしやすくなるために色々な工夫をしていきたいと思います。

ぜひ、色々な表情を見せてくれるニホンザル達を観察しに来てください!

(高所やや恐怖症な飼育員 西川)

2021年5月4日

リョウマ君が9歳になりました

2021年5月3日

4月27日にチンパンジーのリョウマ君が9歳のお誕生日をむかえました!

リョウマ君

おめでとう!!

平均が1700~1800gと言われているなか、950gととっても小さく生まれたリョウマ君。お母さんのマツコが育てるのは難しく、しばらく人工保育をおこなっていました。本当に大きくなれるのか不安ではありましたが一度も体重は落ちることなく右肩上がりに順調に成長!マツコお母さんとも10カ月ほどで一緒に暮らせるようになり、群れの一員としてここまで元気に成長してくれました。

リョウマ誕生

(生まれた日のリョウマ君)

昨年は休園しており職員だけでお誕生日会を開催したため、2年ぶりに来園者の方々とお祝いすることができました!

リョウマのお話 ケーキとプレゼント

今年用意したのはおから、煮たニンジン、イチゴ、ブドウで作ったケーキとペレット(固型飼料)やレーズンを少しずつ詰め込んだカラーボール、丸ごとスイカをプレゼントしました。

走るリョウマ

走ってきたリョウマ君が最初に食べたのはケーキ。スイカは丸ごとあげたことが今までなかったので何か分からなかったのか一度放り投げてしまいましたが、後で拾ってしっかり食べてくれました。

ケーキを食べる  リョウマ君

カラーボールは後回しにしていたため次に出てきたマツコお母さんに半分ほど取られてしまいましたが、口にたくさんおからやスイカを詰め込んで満足気な様子を観ることができました!

スイカとリョウマ口にいっぱい頬張る

リョウマとマツコ

(マツコお母さんからボールを守ろうと頑張るリョウマ)

イチゴみんなで食べるヨウとリョウマ

(リョウマ以外も楽しんでくれました)

チンパンジーの9歳は大人と子供の狭間といった年齢です。リョウマ君も自分のカッコよさと強さをアピールしたい気持ちが強く、壁を勢いよく叩いたり蹴ったり大きな音を出すなどディスプレイする姿がよく観られます。

ただ最近では無茶しすぎなところもあり、ゴヒチお父さんやユウお兄ちゃんに怒られることも多くなってきました。怒られるとすぐにションボリして大人しくなるところはまだまだ子供だなあ、と感じます。

ここ1年で身体的にも精神的に大きくなったリョウマ君。これからゴヒチお父さんのような心の広い立派なチンパンジーになってくれることを願うばかりです。

スイカとリョウマ

(ディスプレイで扉を何度も開け閉めするので壊れるんじゃないと時々心配になるチンパンジー担当 おおぐり)

2021年5月3日