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おうちでZOOワーク編~タンチョウ解説~

2020年9月13日

 おうちでZOOワーク編 ~タンチョウかいせつ~

 お家にいながら楽しめるイベント「おうちでZOO!ワーク編」第5弾はタンチョウのワークシートでした。皆さん上手に塗れたかな??

ぬりえ(職員もトライ!かなりカラフル…)

では、これから今回の主役「タンチョウ」についての紹介します。

 タンチョウはツルの仲間で北海道東部の湿原を中心に分布しています。ツルの仲間は世界で15種類いますが、タンチョウは日本で繁殖する唯一のツルです。昔話にもよく登場し、皆さんになじみのある動物だと思います。

タンチョウ(ツルと言われて思い浮かぶのは、おそらくタンチョウの姿でしょう。)

  国内の野鳥の中で最も大きな鳥で、翼を開くとなんと240cm!!長い首、脚、くちばしをもち、その姿はとっても優美です。体のほとんどが白色の羽で覆われていますが、首は黒色の面積が多く、お尻辺りにある羽も黒く見えます。

イラスト1(描いてみました。首から顔、次列・三列風切羽が黒くなっています。)

 でも、一番の特徴といえば……やっぱり頭のてっぺん!!!
タンチョウは漢字で書くと「丹頂」で「丹」は赤い、「頂」はてっぺんという意味があり、名前の由来にもなっています。赤い部分には羽は生えておらず皮膚がでている状態のため、血液が透けて赤色に見えます。

頭のてっぺん(近くでの見るとこんな感じ!たくさんのイボが見えます)

 求愛ダンス中(かみね動物園はオスしかいないので見れませんが…)や威嚇時など、興奮すると血管が拡張しより赤い部分が大きくなるため、タンチョウ同士のコミュニケーションや繁殖に役立っていると考えられています。また、体調が悪いと頭の色も薄くなるため、動物園では体調の指標にもなります!

 なじみ深い動物でありながら、なんとなく見ていると塗り分けが非常に難しい「タンチョウ」でした。何も見ずに色を塗った後、ぜひ解説を参考にもう一度色塗りをしてみてくださいね♪

2020年9月13日