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staff blogスタッフブログ (スタッフブログ)

チョムの問題行動?

2018年2月28日

この度、期間限定ではありますが担当動物が変わりました。
私のこれまでの担当はトラ、ライオン、カバなど猛獣や大型獣。
今度は一転してヤギなどの家畜にヤクシカ、そしてキジ・猛禽類。
今回はそんな新しい仲間たちからお送りします。

 実は以前より気になっている個体がいました。

チョム

こども園にいるロバのオス。名前は「チョム」といいます。

平成14年に仙台からかみね動物園にやってきました。詳細な記録が残っていないのですが推定年齢20歳。
ロバの飼育下の寿命が30年ほどなのでまだまだこれから、という年でしょうか。

お客さんとの距離

彼とお客さんの間には少し距離があります。
これはなぜなのでしょう。このパイプがなければチョムはもっと広く展示場を使えるしお客さんだってもっと近くで見られるのに。

そこで色んな職員に聞いてみたところ・・・

 「チョムは噛み癖があるから」

「前にロバのメスを噛んで死なせた。お客さんにも怪我をさせるかも」

「掃除に入ると噛むから怖い」

 という話がほとんどでした。
あのパイプはどうやらお客さんを噛ませないようにする防止策のようです。

チョムアップ2

噛む噛む言われてどきどきしながら獣舎に入りましたが、実際に私が接した彼は穏やかで懐っこい印象を持ちました。
確かに顔をこちらに向けて噛むのかな?という素振りは見せましたが、本気で噛むつもりはないようです。
私は何度か舐められました。
試しに触ってみましたが嫌がる様子もありませんでした。

ブラッシング

彼からしたら私は新人。まずは仲良くなろう!という事で、ポニー担当がよく行っている体毛のお手入れをしてあげることにしました。
ブラシを体の毛並みに沿ってといてあげます。こうすることで汚れやふけを落とすことができるので体を清潔に保つことができます。

おやつのペレット
   <ご褒美おやつの固形飼料>

ブラシがけが終わるまでじっとしていてくれたらおやつをあげます。
おやつも仲良くなるためのアイテムです。

顔をぷいっ
      <顔をぷいっ>

途中で私から離れたらブラシがけは中止。動物が嫌がることは無理矢理しません。
担当が変わったばかりの現在はこれを繰り返し中。

無口に慣らす練習
  <首にかけるところまではOK!>

また、手綱を付けるための「無口(むくち)」をつける練習も現在しています。
顔に装着できるのはもう少し先になりそうですが、無口に対する警戒心は無くなりました。

これを付けることができれば今後蹄のお手入れをしたり、園内を散歩する練習もできます。チョムにできること、チョム「が」できることの幅を少しでも広げてあげるのが飼育員である私の課題です。

チョム2

さて、ここまで書いても彼の悪いところが見当たらないのですが、なぜ「噛み癖のあるロバ」と言われているのでしょうか。

過去に確かに彼は同居している雌ロバを傷つけたり飼育員に噛み付いたりしたのですがその時の場面や状況を詳しく答えられる職員がいないのでよく分かっていません。
しかし「噛む」という行為をしたのは事実なので結果お客さんから遠ざけられ、職員からも問題児というレッテルを貼られ、お世辞にも広いとは言えない展示場で今まで1頭離れて暮らしてきました。

噛む行為を問題視したのは私たち飼育員です。しかしここで考えなければならないのはなぜ噛んだのかということ。喋れない動物は気持ちや考えを行動で表します。

その時の状況や場面をきちんと分析して彼がなぜその行動をしたのか、今後どうすれば良いか、対策後の結果、動物への影響、お客さんの反応、などあらゆる事を考えなければならないのにこの行動は動物側に問題があると見なし皆で今まで遠ざけてきました。

チョムには申し訳ないことをしたと思います。

チョムアップ
 <ヤギの横にいます。会いに来てね!>

動物に対して「あの個体はああいう性格だから」という方もいます。

彼らにも私たち人間と同じく個性はありますが、その個体に合った飼育管理やコミュニケーションの取り方が必ずあるのです。
人にも動物にも優しい飼育員にならなければ、と担当が変わった今改めて思うのでした。

 (飼育員 食べ過ぎが問題行動いのうえ)

 

2018年2月28日

マンドリルたちの誕生日

2018年2月26日

 マンドリルたちの誕生日

 遅ればせながら…1月にマンドリルのしんご、2月にはその父親ケンシロウの誕生日会を行いましたので、その時の様子をお伝えします!

その1~しんごの誕生日会~

 マンドリルのしんごが1月13日に1歳の誕生日を迎えました。

しんご

(しんご、誕生日おめでとう♪)

 普段のおやつタイムでは、父親のケンシロウにおやつをあげてもらったり食べる姿を見てもらったりしていますが、この日は特別!!しんごに特製ケーキをプレゼントし、もりもり食べる姿を見てもらいました。

特製ケーキ

(おから、ぶどう、キウイ、イチゴなどでケーキを作りました!)

 しんごにとっては初めての誕生日会なので念のため前日に予行練習を行いました。その時にはスムーズに部屋と運動場を移動できたので、本番も大丈夫かな?と思っていましたが、普段と違う空気を感じ取ったのか当日は中々お部屋に入ることができませんでした…。

このままではケーキがプレゼントできないかも…と、ヒヤヒヤする場面もありましたが、最終的になんとか誕生日ケーキをプレゼントすることができました♪

 ケーキ

<運動場にはおからとフルーツで作った特製ケーキ!>

 ケーキを食べるしんご

<ケーキめがけて一直線!!!>

 ケーキをほおばる

<頬袋も口の中もケーキでパンパン、それでもまだ口の中に押し込むしんご…>

 ケーキをひっくり返しちゃうかな?と心配していましたが、意外なことに上からきれいに食べてくれました♪最後に残った土台部分のおからは、お気にめさないのか一口も食べず地面に落としてしまいました…。

 振り返ると、一年前は人工哺育の真っ最中。生まれてすぐ親元から離れることになってしまったため、母乳ではなく人用の粉ミルクを飲ませていました。始めは少しずつしか飲めませんでしたが、日ごとに飲む量も増え、気づけばフルーツや野菜ももりもり食べれるようになっていました!

親元にかえってからの様子はというと、恐怖心からなのか中々両親の近くに行くことができず、ご飯を個別にあげる日々が続きました。しかし!今はというと…そんな時代もあったねと…と思わず言いたくなるほどご飯に対しての執着がすごく、両親に負けず劣らずすさまじい勢いでバクバクと食べます。お陰様で生まれたときは約950gだった体重が、今では約3.5kgにまでなりしました!!!

生まれたとき(生まれた時の様子)

今の様子(今の様子)

 

人工哺育を始めた時は無事に育つのか、両親のもとに戻れるのか、不安に感じることも多くありました。しかし、そんな不安をよそに、しんごはすくすくと大きく育ってくれました。きっと、これからも様々な姿を私たちに見せてくれることでしょう!

動物園に来た時には、ぜひしんごの成長ぶりを注目して見てみてくださいね~♪

その2~ケンシロウの誕生日会~

 続きまして、マンドリルのケンシロウが2月7日に12歳の誕生日を迎えました♪
ということで2月10日に誕生日会を行いました!

ケンシロウ

(ケンシロウ、ハッピ~バ~スデ~♪)

 前回の誕生日会は特製ケーキを作り、ケンシロウにプレセントしました。今回はどうしようと悩んだ結果…ベジタブル&フルーツブーケをプレゼントすることに決めました! しかし、作製が思いのほか難しく…

 ブーケ

(じゃじゃ~ん!!!!グリーンレタス、キュウリ、イチゴ、メロンなどを使いました!)

 こんな感じになってしまいました…。
ん~、ま、素人ではこんなもんですよね。 

完成度はともかく、早速ケンシロウにプレゼント!今回はお客さんに手渡しでプレゼントしてもらいました。

プレゼント

(私の頭が邪魔して決定的な瞬間が写ってない!!!!ゴメンナサイ…。)

 「ケンシロウおめでとう!」「立派になったね~!」などなど
たくさんの言葉をかけていただき、素敵な誕生日になりました。

ケンシロウの今年一年を振り返ってみると、大きな出来事と言えばやはり父親デビューを果たしたことでしょうか。息子のしんごと一緒に暮らすまでには少し間が空きましたが、お見合いの時は張り付いてしんごの姿を見たり、飼育員がしんごに近づくとものすごい剣幕で威嚇する姿が印象的で、いい父親だな~と思ってみていました。

お見合い お見合い

(ケンシロウはお見合いの時間になるとずっと近くで様子を見ていました。そのためリエルが近くで様子を見ようとしても、見れないこともしばしばありました。)

父親になり一回りも二回りも成長したケンシロウ、今年はどんな一年になるのか楽しみです♪

ケンシロウ2(今年も元気に頑張ります!!)

 

 さてさて、1月2月という非常に寒い時期に行った誕生日会ですが、本当にたくさんの方に誕生日をお祝いしていただきました。ありがとうございました。これからもマンドリル一家をどうぞよろしくお願いします♪

しんごアップ(よろしく~!)

(しんごが鳴き叫ぶと、なぜか毎回ケンシロウに怒られる飼育員…木村か)

2018年2月26日

3ヶ月前のクリスマス

2018年2月24日

時の流れというのは早いものですね。新年が明けて、なんと、もう2ヶ月が経ちます…。

皆様!たいへんお待たせいたしました!今回は年末に書き上げたクリスマスイベントの続きです!前回のブログでは動物たちにクリスマスプレゼントをあげた話やクイズラリーについて書きました。

クリスマスイベントではもう1つイベントを行いました。

その名も『サンタさんと一緒にクリスマスミステリーツアー』です。

何種類かの動物たちにサンタさんが用意してきたプレゼントを、みんなで一緒に園内をまわりながらあげていくという内容です。ちなみにどの動物にプレゼントするかはサンタさんしか知りません。

23日はクジャク舎前にみんなで集合しスタートしました。

集合  サンタと出発  サンタ後姿

    (かみね動物園のサンタ&トナカイと一緒にしゅっぱーーーーつ!!!)

最初にプレゼントをあげる動物は・・・

ポニーたちです。

ポニー

プレゼントの袋を開けるとそこには・・・

あみかご

   (網のかご?)

実はこれ、ご飯BOXなんです!使い方は簡単!カゴの中に牧草を入れ、蓋をしめてあげるだけ。

ポニーたちは口先を器用に使い、カゴの網目から牧草を引っ張り出して食べます。

ちょっと意地悪なように思えますが、このBOXを使うことでご飯の時間がグーーーンと伸びます。

動物園のポニーたちは、限られた環境のなかで決められた量のご飯を食べています。(いっぱい食べすぎると太っていろいろな病気になりやすくなってしまいます)

ご飯をそのまま与えるとすぐに食べ終わってしまい暇な時間が増えてしまいますが、このBOXに入れれば、ご飯の時間も伸びポニーたちも暇な時間が少なくなるという良いことだらけなのです。

 準備 ポニーが箱を使う ポニーが箱を使う2

   (みんなで箱に牧草をつめて~~、はいどうぞ!おっ、食べてる、食べてる~♪)

次にプレゼントをあげる動物は~~

 移動

ライオン・トラです。

ライオン  トラ

プレゼントの袋からはお肉が出てきました。

今回はお肉をそのままあげるのではなく、段ボールで作られたキリンやシカに入れてあげます!野生の猛獣たちは自分たちで草食動物を狩っています。動物園のライオン・トラにも似たような体験をさせてあげたいということで今回はこの段ボールアニマルを用意しました。

段ボールアニマル

(丸鶏入り、段ボールアニマルをセット!)

ライオンのキボウは・・・

 ライオン キリン倒す トリ食べるライオン

 (段ボールキリンのにおいを嗅いで、たおして、丸鶏ゲット!)

トラのサワは・・・・

トラ トラ2 トラ3

(写真を撮る暇もなく段ボールシカを倒して、箱の中のにおいを嗅いでペロリ。)

普段とは違う形のご飯で満喫してもらえたようです。

23日は以上の3種類の動物にプレゼントをあげました。

翌日24日はゾウ舎の裏に集合してもらいスタートしました。

移動2

(今日はサンタさんが2人登場)

最初の動物は・・・、

カンガルー

カンガルー!

プレゼントの中身は、ゆらゆらホース!ご飯をセットして使います。ゆらゆらホースにセットされたご飯を食べるためには、ホースがゆらゆら動くので普段よりも集中して、時には手も使わないと上手に食べれません。カンガルーの暇な時間をなくすためのプレゼントなんですね。

カンガルーのおもちゃ カンガルーご飯装置

(これがゆらゆらホースです)(みんなでホースの隙間にご飯をセット)

みんなでご飯をセットしていきます。さぁ、食べてくれるかな。

多くの人に見られてカンガルーも緊張しているようでなかなか食べてくれず。

設置 カンガルー緊張

いったん、次の動物にプレゼントを渡しに行くことにしました。

あとから担当飼育員に聞いたところ、次の動物にプレゼントをあげている間にカンガルーはゆらゆらホースを使ってくれたようです。

カンガルーおもちゃ使用

(人が減って緊張がとれた~)

次にプレゼントをあげる動物は~~

次は   ウミウ

ウミウ!

ウミウにはスズキという魚をプレゼントしました。

スズキ  ウミウ待つ

(これがスズキです。)     (はやく、食べたい!)

普段は、アジをもらっているウミウたちですが今日はいつもより少し大きな魚。ウミウにスズキをあげると豪快に水中にダイブし一気に食べてくれました。ウミウがご飯を食べているところを見たことがある人は少なかったようで皆さん興味津々で見ていました。

次にサンタさんはチンパンジーの放飼場に入っていきました。

そこには白い布でおおわれた謎の物体が!

白い布

白い布をとると、網のついた木がでてきました。

フィーダーいったいこれは、なんでしょう。

サンタさんが使い方を説明してくれました。 

木の上に張ってある網目から果物や野菜などチンパンジーのご飯を入れます。この木にはオトナのチンパンジーの手が入る大きさの穴は無いので頭を使わないとご飯がとれません。網目に入る丈夫な木の枝を持ってきてそれを使ってご飯をひっかき出さないと食べられないようになっているのです。これは、チンパンジーの頭脳と手先の器用さをちゃんと使わないとご飯が手に入らないようになってます。

ちなみに、名前は「船盛1号」です。

エサ 設置 エサ隠し

せっかくなので船盛1号の他にも、いろいろと運動場にご飯を隠してもらいました。

さあ、狙い通り、チンパンジーたちはこの船盛1号を使ってくれるか?

チンパンジーたちが運動場に出てくると、

エサ3  興味津々 木の棒を使うチンパンジー

みんな、船盛1号に興味津々で初めは指で頑張っていましたが、最後は狙い通り木の枝を使って中の食べ物をとっていました。

チンパンジーが狙い通りに使ってくれてサンタさんも満足そう。

嬉しいサンタ

(喜ぶサンタさん)

最後は、手伝ってくれた皆にもペロペロキャンディーをプレゼントして今年のクリスマスイベントは無事に終了!

集合写真

両日ともに参加してくれた皆さん、ありがとうございました!

また今年のクリスマスをお楽しみに♪♪

2018年2月24日

干支 年賀状

2018年2月10日

早いもので2018年になってもう1ヶ月が経ちましたね。

かみね動物園では新年ということで、2つのイベントを行いました!!

動物たちに年賀状を書こう!

やはり新年といえば年賀状!!ということで動物たちに年賀状を書いてもらいました。

11月から1ヶ月間募集したところたくさんの年賀状が集まりました!個性的なものから写真のように上手な絵があるものまで様々!

年賀状3

  <たくさんの年賀状ありがとう!>

 

それを新年の1月2日からキリン舎横の掲示板に掲示しました。

この年賀状を見ながら「じょうず!」や「あった!!」なんて声が聞こえてきました。しかし、「どこで募集してたんだろう?」という声も聞こえてきました。すみません、、、。広報不足でした。来年はもっとアピールしていきたいと思います!!

年賀状1 年賀状2

            <自分の書いた年賀状はあったかな?>

戌年特別企画「たんたんタヌキの特別展」

そして2018年は戌年!そこで犬にまつわる企画展を行いました。

あれ?犬もいないし、犬っぽい動物もいないじゃん!!

いえいえ、いるんですよ!ちゃんと「食肉目 イヌ科」のイヌの仲間が!

その名も「タヌキ」です。なかなかイヌの仲間とは知られていない動物ですが、だからこその企画展です!

 

イヌとはどういう動物なのか?どんな秘密があるのかをご紹介しました。

また、タヌキの生態を楽しく学べるおみくじ「ぽんぽこおみくじ」を設置しました。

 おみくじパネル 中吉

       <おみくじを引くと、運勢とタヌキの生態の解説が!>

 大吉から凶、そしてイヌ年らしい〇吉を用意しました!みなさんの運勢はどうでしたか?

(※凶がでても気にしないでね。お遊び感覚でどうぞ)

 

 

おみくじ

<おみくじ引いてタヌキを知っちゃおう!!>

 

実は今あるおみくじは2代目なんです。このおみくじ、大好評だったようでみなさんのパワーに負けてしまい、壊れてしまいました。

 旧みくじ 新みくじ

                 <1代目と2代目>

この「たんたんタヌキの特別展」、大好評につき2月もしばらく展示を続けることになりました!!

まだ見てない人はぜひ遊びに来てください!!

ホップ

    <今年主役のホップ>

2018年2月10日

飛び出せ動物園!ボルネオ編part6

2018年2月8日

野鳥王国で巨大ナメクジ発見?


森を歩いていると赤毛のサルに出会いました。

レッドリーフモンキー 

レッドリーフモンキー。マルーン(栗色)ラングールとも呼ばれています。このサルもテングザルと同じように木の葉を主食としています。燃えるようなオレンジの毛がとても美しいサル。

レッドリーフモンキー2

尾もなんだか手足のようです。赤ちゃんの時は毛が白く大人になるにつれて赤くなっていきます。ただ、ダナンバレーでは面白いことに大人になっても白いままの個体がいるとのこと。

レッドリーフモンキー子供
         <子供のころはクリーム色です>

今回の旅では出会えませんでしたが、古来より白い生き物というのは神聖なものの象徴。レッドリーフモンキーの白化個体ももしかするとこの辺りでは神様の使いとして崇められているかもしれません。

ボルネオモリドラゴン

ボルネオモリドラゴン。体長20~30cmほどのトカゲです。森を歩いているとよく見かけました。近づいてみてもじっとしていて自分を周囲の環境に溶け込ませています。
目もくりっとしていて可愛らしいトカゲです。

コシアカキヌバネドリ
          <コシアカキヌバネドリ>

ボルネオではとにかく多くの野鳥を見ることができました。写真ではとても撮りきれていません。年中餌をとることができる熱帯のジャングルなので鳥たちの楽園とも呼べるのでしょう。色合いが本当にカラフルで見ていてとても楽しいです。

コシラヒゲカンムリアマツバメ

コシラヒゲカンムリアマツバメ。橋を支えるワイヤーにとまっていました。結構近づいても逃げません。ひげを生やして鉢巻をしめているような顔でちょこちょこ飛び回っていました。

クビワヒロハシ

クビワヒロハシ。ロッジの窓から見られました。その名の通り顔の周りが白いリングを巻いているようです。鳴き声も聞くことができたのですが「ヒョーーヒョーヒョヒョヒョ・・・」という日本では聞いたことが無い独特な鳴き方でした。

綺麗な緑の鳥

名前は分からないのですが綺麗な緑の鳥。ジャングルに溶け込んでいました。

コウハシショウビン?

コウハシショウビン?大きさはカワセミより一周り、いや二周りくらい大きいでしょうか。カワセミの仲間は英名をKing fisherと言いその名の通り魚捕りの名人です。近くに川が流れていたのでおそらくそこで狩りをしているのだと思います。

 さて、1日歩いて宿に戻ると宿泊者たちが何やらテラスの前でカメラを構えています。
何事かと思い覗いてみると・・・

マレーヒヨケザル2

ナメクジ???
いや、あれは・・・「ヒヨケザル」!!!
思わず「うわぁー!」と声を上げてしまいガイドからしーっと言われてしまいました。

正しくはマレーヒヨケザル。サル(霊長目)という名前はついていますが皮翼目という全くべつのグループに分類されています。くりっとした大きな目に両足に大きく広がるマントのような皮膚が特徴です。

長年研究者の間ではこの動物が一体何の仲間か議論が交わされてきましたが最近の研究でどうやら私たち人に近いのではないかということが分かってきました。
東南アジアでは時々見るよーという話は聞きましたが、夜行性である上に周囲の環境に溶け込んでしまうような毛色なのでいまだにあまりよく分かっていないことが多い動物です。もちろん日本で見ることはできません。

マレーヒヨケザル
           <木の幹とそっくり!>

このように木の幹にじっとしていると分からない。。。もしかしたら今日のジャングルトレッキングでも見逃していたかも。
遠目に見ると巨大なナメクジに見えました。
大きなゾウやキリン、可愛いウサギやパンダ。日本で人気のある動物たちも大変魅力的ですが、一般にはあまり知られていないこの不思議な生き物もとっても素敵。
予期せぬ出会いも多種多様な生き物が住むジャングルならでは。
毎日の新しい発見にワクワクする日々なのでした。

 おまけ

図鑑

旅行中、出会う生き物を写真に収めて宿に帰った後名前を調べていました。
役に立ったのが現地で購入した図鑑。これは鳥のみの図鑑で簡単なイラストと名前しか書いてありませんが、観光客の私には十分。記憶が新しいうちにできるだけ書き留めておきたいのです。
夜はビールを飲んで撮った写真を見ながら生き物との出会いを反芻してニヤニヤするのでした。嗚呼、至福の時間。

 (飼育員 いのうえ)

2018年2月8日