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staff blogスタッフブログ (スタッフブログ)

キララ ウェルカムイベント開催しました!

2016年5月22日

キララ ウェルカムイベント

5月14日(土) & 5月15日(日)に
ハートマンヤマシマウマ『キララ』 のウェルカムイベントを開催しました。

キララ キララ
新しく仲間に加わった『キララ』 でーす  プロフィール↓↓↓
http://www.city.hitachi.lg.jp/zoo/003/p051413.html
様子 ガイド
たくさんのお客様に参加して頂きました。ありがとうございました。
内容は、キララの生い立ちや性格などのガイドを行い↑
次はお待ちかね シマウマ用ケーキ作りです(ウェルカムの想いをケーキに注入します)↓
ケーキ→→ケーキ→→ケーキ
(キャベツのお皿  →→  ふすまでできた土台  →→  ニンジンとリンゴの豪華なデコレーション)
みるみるケーキが出来上がって、、、
ケーキ
 お見事!みんなの想いがギュウギュウに詰ったケーキが完成しました!!
(普段はリンゴやニンジンを給餌していません。シマウマにとっては特別なケーキとなっております)

プレゼント2 プレゼント 様子
 完成したケーキをプレゼントします♪    食べてくれるかな!?           興味津々な様子!!

 キララ ※ユメコ
無事にリンゴ以外は食べてくれました。《 左 キララ、※右 ユメコ (キララのおばあちゃんです) 》
みんなの想いがカラダの中から伝わったことでしょう。。。『ウェルカム キララ♪』。。。

これから、かみね動物園の一員となった『キララ』 をよろしくお願い致します♪♪♪
(飼育員 なかむら)

2016年5月22日

ゴールデンウィークの動物園

2016年5月14日

動物園で1日の来園者数が一番多い日っていつかご存知ですか?

それは………ゴールデンウィーク!!寒くもなく暑くもないこの季節はまさに動物園日和!?今年もたくさんの方が来園してくれました。

GWの様子 バス

入園口ではお待たせしてしまった方々もいらっしゃいました…ごめんなさい…駐車場は周辺の小学校や消防本部をお借りしシャトルバスを運行しました!

ふれあい動物園 リスザルの島

大人気のふれあいコーナー、放し飼いのボリビアリスザルたちを間近で見られるリスザルの島では子供たちの楽しそうな声が聞かれました♪

サイのおやつタイム 

クロサイのおやつタイムも特別に開催!間近で見る迫力に驚く方が続出。体の大きなマキちゃんですが、性格は穏やかなんですよ!

チンパンジーに鯉のぼり

さらにチンパンジーには日替わりでおもちゃをプレゼント。こどもの日には鯉のぼりにおやつをいれてみました!

他には動物たちに関するクイズラリーを開催。全部で8問、よーく動物たちを観察して答えを導いてもらいました。全問正解できたかな?

クイズラリー

ゴールデンウィークなど大型連休の際は普段かみね動物園に足を運べない遠方から遊びにきて下さる方も多く嬉しい限りです!たくさんの方に少しでも楽しかった、色々知ることができた、などと思って頂けるようにこれからも職員一同頑張ります!

ペンギンのおやつタイムペンギンのおやつタイム中。奥でピンク色のポロシャツを着ている新人飼育員も頑張っていました!

(もうすぐやってくる健康診断に怯える飼育員 おおぐり)

2016年5月14日

フラミンゴのひ・み・つ

2016年5月14日

当園のフラミンゴ展示場はフラミンゴにお客さんからえさをあげることができます。
特徴的な嘴を水面につけてエサを食べる様子を見ることが出来ます。

フラミンゴえさ フラミンゴ餌を食べる様子
     <フラミンゴのえさ>           <餌を食べる様子>

よくドッグフードみたいと言われるのですが、これはフラミンゴ専用フードです。

成分表

成分表を見てみましょう。
注目するのはカンタキサンチン!
この呪文のような成分、フラミンゴの羽を美しくピンク色に染め上げる色素です。
この色素は自然界にも存在していてサケやマスからも検出されています。
野生のフラミンゴのエサとなる藻類にもこれが含まれています。

生まれたばかりのヒナ

では色素を与えないとどうなるか。
実は羽は白っぽくなってきます。

上の写真は一昨年うまれた雛。真っ白なのはまだ赤い色素を取り込んでいないため。
エサを食べるようになると徐々に羽が色づいていきます。
一昨年生まれのヒナたち
首のところが少し黒っぽいフラミンゴは一昨年生まれ。
体全体がピンク色に染まるにはもう少しかかるようです。
 

ここで疑問に思ったのが「緑や黄色の色素を与えたらその色に染まるのか?」。
はっきりしたことは分からないのですが、野生下で彼らが食べている藻類には赤のほかに黄色や緑の色素も含まれておりその中から赤い色素を選択して取り込んでいる様子。
よりピンク色が鮮やかな個体がペアを組んで繁殖しやすいとの報告もあります。
つまり緑や黄色になってもいいことが無いので遺伝子レベルで赤くなるよう組み込まれているのでしょうか?
私が調べたレベルだとここまでなので・・・どなたかフラミンゴ博士がいましたら教えてください!
 

フラミンゴ

たまにハトに与えるお客さんがいるのですが、今のところ赤っぽくなってるハトは見当たらないです。
そんな訳で赤い色素が含まれたフラミンゴフード。
ぜひぜひ皆さんの手でフラミンゴたちをピンク色に染め上げてくださいませ。

(飼育員 お酒を飲むと赤くなるいのうえ)

2016年5月14日

コツメカワウソのイキイキ計画 その10

2016年5月12日

数年前から「イキイキ計画」と題してコツメカワウソの展示場やエサを改良した様子をご紹介していました。狭くて古い展示場ですが、工夫を凝らすことで、カワウソも、見ている皆様も、仕掛け人の飼育員も、イキイキできる、そんな試みです。

カワウソ

 以前に行なったものはこちら↓

その9

http://www.city.hitachi.lg.jp/zoo/blog/staff/nakamoto/blog201603.html

※他のブログと一緒になっているので、下にスクロールすると見ることが出来ます
 

当園ではオスのジュンとメスのなつこの2頭のカワウソを飼育していますが、以前からお伝えしておりますように、なつこが自分の毛をガジガジかじる困った癖があります。

はっきりとした原因はわかっていませんが、退屈なのと空腹感もあいまってのことだと思います。ただ、エサを満腹まであげてしまうと、太ってしまい毛がなくなる以上に大変な事態になってしまいます。運動量や体型を考慮してエサの量を増やさずに、エサのあげ方を工夫することにしました。

今回の試みは名づけて「イキイキカップ」です!

狙いは、採食時間(エサを食べる時間)を伸ばすことです!動物にとって食事の時間は一番楽しい時間です。その時間が長ければ、退屈な時間が減ります。また、人間もそうですが、ゆっくり食べることで、体に負担がかからず消化吸収できるという面もあります。
 

<作り方>

まずは蓋つきの透明のプラスチック製のカップを用意します。

電動ドリルでペレット(固形飼料)がギリギリ通るくらいの小さな穴をあけます。

※お湯などでカップを温めてから穴をあけないと右側の写真のように・・・。

あとはペレットを入れてぶら下げるだけ!完成です!

カップ カップ

      <蓋つきカップ>           <左はバッチリ!右は・・・>

ペレット 設置

     <ペレットを入れて>            <いざ、ゆかむ!>

最初は慎重な姿勢を見せていたものの、ペレットが出てくるとわかると徐々にさわるようになりました!

ただし、仕組みはイマイチ分かっておらず、体がカップに当たってペレットが落ちるので、とにかく周辺をウロウロしていました。

なんだこれ カップ

数日すると、穴からペレットが出てくることを理解したようで、指を入れたり振るようになりました。

カップ カップ

ポイントは「ギリギリの穴」と「透明」で、難しいとすぐに飽きてしまうカワウソですが、中身が見えることによってなかなか出てこなくても飽きずに続けてくれました。いつもは5分で食べ終わる量を、な、なんと・・・1時間以上もかけて食べていました!!!

カップ カップ

もうホントに、大成功以外の言葉が見つからないくらいの会心の出来でした。ここまで上手くいくとは思っていなかったので、正直驚いてしまいました。

カップ

ちなみに蓋が割れてしまったカップは、固定せずに置いておいたところ、転がしたり、水に入れたりしてけっこう良い感じに使ってくれました!

めでたし、めでたし・・・ではないんですよね。この仕掛けには強い副作用があります。

それは、自然界ではこのようなカップがぶらさがっている状況はあり得ず、カワウソについて間違った情報を発信してしまう可能性があることです。動物園ではこの生物は「コツメカワウソ」として伝えなければならず、「カワウソちゃん」にしてはいかんのです!カワウソのためにやっていることが、一方では彼らを貶めることに繋がりかねません。

カワウソ

カワウソはどうしてもカワイイ見た目や動きによってキャラクターとして捉えられてしまいがちです。このカワイイが動物園にとって曲者で、動物に興味を持つ入り口としては良いのですが、そこがゴールになってしまうと彼らの生物としての面白さ、不思議さに気づいてもらえません。動物園の動物たちはカワイイ姿を見せるためにそこにいるわけではありません。見ている人に、どういう生物なのかを伝え、その面白さに気づいたり、生物が棲む自然を身近に感じてもらうためにいるべきだと私は思います。

カワイイという感情は自然なものですし、私も動物をカワイイと思います。でも、そこで終わらせては動物園ではありませんし、そこだけを切り取ってしまうのはいかがなものかと思います。そのプライドはものすごくあります。これについて書き出すと熱くなってしまうので、今回はこのあたりで終しまいにします。

カワウソの展示場で耳をそばだてていると、カワイイがだんとつ多いのですが、すごい、おもしろい、なにしているんだろう、などの声も聞くことが出来ます。なにうるさいこと言ってんだよという批判は重々承知ですが、とにかくカワイイから一歩踏み込んで、すごい、面白いと言ってもらえるようにしたいんです。皆様も一度騙されたと思って、動物をよ~くご覧になってみてください。動物園の面白さがアップすること間違いありません!!!!!見ている皆様から聞こえる声が、カワイイだけだと私の負け、その後に言葉が続けば勝ち!今は1勝9敗くらいですが、まずは目指せ勝率5割!

イキイキ計画は今後も続く・・・。

たまにカワウソ担当 中本

2016年5月12日

カミムタズー

2016年5月11日

なんのこっちゃー??
というタイトルですが、今回は、とてもまじめな、文字ばかりのお話です。

以前、トラやライオンで採血トレーニングをしているというお話がありました。

ライオントレーニング

トラ トレーニング
(しっぽを出してもらって、尾静脈から採血します)

※詳しくは、当時担当者のいのうえ飼育員のブログをご覧ください。http://www.city.hitachi.lg.jp/zoo/blog/staff/inoue/p045663.html


かみね動物園では、トラやライオンだけでなく、
チンパンジーやゾウ、マンドリル、サバンナモンキー、キリン、カバなどの動物でハズバンダリートレーニングをしています。

キリントレーニング
(首→顔→胸→足→蹄と徐々に触れる部分を増やしていって、最終的には削蹄を目指しています!)

マンドリルトレーニング
(まだ始めたばかりですが、採精を目標にがんばります!)


トレーニングをすることで、

・動物を近くで見れる=小さな傷やできもの、表情の変化にいち早く気づくことができる!
・動物にさわれる・体の一部をだしてもらえる=採血や、検温、体重測定、聴診などが日常的に実施できる!
・リスクの高い全身麻酔をしなくてよい=命の危険がある麻酔をかけなくても、いろいろなことがわかる・できる!
・いざという時に検査や治療ができる=具合が悪いのに、さわれない・わからない・なにもできない…ということがなくなる!
・エンリッチメントの一つにもなる=動物の生活のレパートリーを増やすことができる!トレーニングも一種の楽しみになる!


などなど、こんなにいいことがあるんですよ~!!!!!!
書いているうちに、つい、興奮しすぎてしまいました…
とにかく、動物の健康管理を行う上で、トレーニングは非常に役立つんです。


チンパンジートレーニング
(肩を出してもらって、注射をさせるようになりました~)

ゴウ開口
(まだまだ子どもですが、口をあけたり、聴診器をあてたり、お尻をだしたりできるようになりました!)

カバのくち
(カバの口のなか!歯のチェックができます)


国内の動物園でもトレーニングは、最近、かなり注目され、会議や勉強会でも取り上げられる話題になっています。

でも、必ず課題はあるわけで・・・

・動物が人に慣れすぎて繁殖できなくなってしまうのではないか?
・トレーニングをする業務時間を確保できるのか?
・飼育担当者が代わっても継続できるのか?
・馴致(=人にならすこと)で十分なのではないのか?

などの見解・考え方もあります。

今回は、そのトレーニングうんぬんというより、”トレーニングのその後”のお話をします。
さぁさ、やっと本題ですよ!


当園のトレーニングで採血が成功しているのは、トラとライオンです。
このとれた血液は、健康状態を知るための血液検査に使っています。
わたしたちの健康診断といっしょで、動物たちも、血糖値やコレステロール、白血球などを調べます。
血液検査は、体の中がどんな状態なのか、知る手がかりになります。

血液サンプル
(検査で余った血液は、冷凍保存しています)

血液塗抹
(血液を染色して、顕微鏡で見る検査”血液塗沫”。
小さいうす赤丸は赤血球、大きい2つが白血球です)
↑塗沫をひくのも、まだまだへたっぴ…お恥ずかしい。

人やイヌ、ネコ、ウシなど、では”基準値”というものが確立されています。
”基準値”があるから、その数値が適正なものなのか、健康かどうか、判断できるんですね。

  ※基準値:種々の判定の基準になる値 
  =ここでは「健康かどうか判断するための基準の値」って意味です。

しかーし!トラやライオンはじめ、多くの動物園の動物には、”基準値”というものが示されていません。
だから、血液が採れても一回の検査では、それが健康なのかさえわからないんです。
見た目が元気だからって、血液検査も正常とはいえないですよね?

教科書
(大学のときの教科書。犬・猫・牛・豚・馬のお話がのっています。
大学では、動物園の動物についての獣医学はほとんどありませんでした・・・)

人や犬・猫・牛などの、すでにわかっている基準値の中から、
近縁な動物種を選んで比べることはできます。

それでも、やっぱり煮え切らない感じで終わってしまうことが多いのが現状です。
とくに、新米獣医の私は、どう考えたらいいんだろう・・・?ヘルプミー!!!
という状況に陥るわけです。

そんな状況を打破するには・・・「基準値を知る!」に勝るものはありません。
いろんな動物たちの”基準値”をわかるようにするためには、
定期的に検査したり、たくさんのデータを集める必要があります。

海外では、動物園や水族館どうしが動物の血液データを共有している本?文献?システム?はあるそうなのですが、

国内では、タイムリーに共有されているシステムはないのが現状です。
(のはず…知っていたら教えてください!)


そこで!!!!やりましょう!!!!血液データの共有!!!!
で、始まったのがカミムタズー。

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カミ=日立市かみね動物園
ムタ=大牟田市動物園
ズー=動物園
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大牟田市動物園は、福岡県にある動物園で、
動物のトレーニングにも(”だけ”じゃないのが本当にすごい!)、非常に熱心に取り組んでいらっしゃいます。


大牟田正門 大牟田トレーニング

大牟田 看板 大牟田看板
(園内の看板も素敵ですね~早く私も行ってみたい!)

かみね動物園でのトラ・ライオンのトレーニングも、
大牟田市動物園にアドバイスしていただき、成功することができました。

その他にもいろいろなご縁が重なり、遠く離れた地にある動物園ながら、
つながりをもたせて(すっかり頼りっぱなし?!)いただいています!

はじめは「トレーニングで採れたトラ・ライオンの血液データを共有しましょう!」から始まったカミムタズー。

いまは、チンパンジーやマンドリル、サバンナモンキー、キリンなども加わり、

トレーニングでとれた血液、麻酔をかけた状態でとれた血液、死んでしまった動物からとった血液など、
あらゆる血液データを共有しています。

まだまだデータ数は少ないけど、お互いの園の情報を共有することで、
「あーこんなもんか!」と、これまで不安に思っていたことも解消・納得することが出来ました!

今後は、もっとデータを増やすこと、参加してくださる園館を増やすことを目指していきたいです!
そのためには、もっと効率的な方法や、ルール作りなど課題が山積みですが…


★みなさんに動物たちの元気な姿を見てもらうために!
★一人でも多くの方に動物たちの魅力を伝えられるように!

動物たちの健康づくり、がんばっていきたいです!


サバンナモンキー 
(にこっ!と見えますが、威嚇です。
痛いことばかりする獣医は嫌われ者です・・・でもトレーニングしていれば、お互い幸せ♪)

ながながと綴ってしまいました~
お付き合いいただき、ありがとうございました♪


※さらに!
ご興味をもっていただけた園館さんは、お声をかけていただけたらうれしいです!
詳しくは、↓をご覧いただけたら幸いです♪
http://omutazoo.org/databox/kyouyu.pdf

(いまだに右も左もわからない…新米獣医です。あきば)

2016年5月11日