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staff blogスタッフブログ (スタッフブログ)

レッサーパンダとチンパンジーとキリン~シルバーウィーク回顧録~(後編)

2015年9月28日

 シルバーウィーク回顧録後編でございます。

とっておきおやつタイム

キリンとチンパンジーでいつものおやつタイムに加えて飼育員から普段は聞けない動物達の話をしてもらいました。

おやつを隠す おやつ発見!

チンパンジーは飼育員がおやつを展示場のあるゆる場所に隠します!

野生では起きているほとんどの時間をえさを探すことに費やす彼ら。

おやつ発見!

お客さんもそんな彼らの様子をじっくり観察できたようです。

キリンにエサやり

キリンは普段入ることができない展示場の中に入ってちょっぴりキリン気分!?を味わいながらエサやり体験です。

シゲルとキリナの大接近にお客さんは大興奮!

この近さはかみね動物園の強みですね。

 

国際レッサーパンダの日

9月の第3土曜日は世界的に国際レッサーパンダデーとされており、これは彼らの生息地で保全活動を行っているRed  Panda  Networkがレッサーパンダについてより多くの人に知ってもらおうと定めた日です。

この日は世界中のレッサーパンダ飼育園館がさまざまなイベントを行います。

かみね動物園でもレッサーパンダについてガイドを行いました。

レッサーパンダガイド レッサーパンダにエサやり

飼育員がエサを与えながらガイドをしています。

可愛い顔で大人気の彼らですが実は野生においてはその数が減りつつあります。

それを守るためにまずはレッサーパンダについて知ること!

飼育員の熱い思いは伝わったでしょうか?

 

さて、実は世界サイの日と敬老の日カバのバシャンの特別ガイドも行ったのですが

書きたいことがたくさんあるのでそれはまた別の機会に。

お楽しみに~!

 

(飼育員 シルバーウィークは水戸でアップルパイ食べましたいのうえ)

2015年9月28日

園長とカメ~シルバーウィーク回顧録~(前編)

2015年9月27日

今年の9月19日から23日は土日祝日がつながり5連休となりました。

9月にこれだけの連休が入るのは6年ぶりとのこと。お天気にも恵まれ動物園は多くのお客様で賑わいました。
動物園ではもはや恒例!?行事からお久しぶりなものまでたくさんのイベントを行ったのでその様子を紹介します。

園長ガイド

園長による動物園ガイドツアーです。久しぶりに開催しました。
まずはゾウの室内を見てエサの量にビックリ!1日100kgほど食べるそうです。

ゾウの寝室 ゾウのエサ

 

そしてカピ!バラエティハウスを見つつ・・・カピバラ

                        

チンパンジーにエサを投げる

チンパンジー舎に移動!

園長ガイドでは特別に裏側に入ることができます。

担当者のお話を聞きながらチンパンジーにエサをあげました。

じょうろに隠す チンパンジーにエサを投げる

じょうろに隠して、上手に食べることができたかな?

サイの寝室

サイ後はクロサイの寝室見学とえさやり体験!これも園長特権ですよ~。
間近に見る大きさと迫力にみんなビックリです。

サイにエサやり

大好きな葉っぱをおいしそうに食べてくれました。

集合写真初日 集合写真(2日目)

       <19日>                  <23日>

両日多くのお客様が参加してくれました。大人気のこちらのツアー。

きっとまた開催します!ぜひぜひ参加してくださいね。

 

長寿のシンボル「カメ」と記念撮影

9月21日敬老の日にちなんで長寿のシンボル「カメ」と記念撮影を行いました。

皆さんと一緒に撮影に臨んでくれたのはケヅメリクガメ。飼育下では30~40年ほど生きます。

カメと記念撮影 カメと記念撮影

ボードを持ってハイポーズ!カメが元気よいので飼育員が撮影のたびに位置を戻します。

30kgはあるカメを何度も持ち上げて最後の方はちょっとへろへろ・・・。

でもお客様にはよい記念となったようです。 
おまけ
おまけ。職員も練習で撮りました。
 

シルバーウィーク回顧録後編に続く・・・
(飼育員 シルバーウィークは手巻き寿司巻きましたいのうえ)

2015年9月27日

動物園講座行いました!!

2015年9月23日

先日、県民大学講座「あっ、かみね動物園だ!~動物園を味わい尽くそう~」の全5回にわたる講座が無事終了いたしました。

この講座は茨城県北生涯学習センター県民大学から「動物園についての講座を開いてみませんか?」と声をかけて頂いたのがきっかけで実現された講座です。内容はその名のごとく

“動物園を思う存分味わっていただく”

内容となっており、参加者の方々には動物園にまつわる様々なお話をしたり、実際に動物園の仕事体験をしていただきました。

各回の大まかな内容はというと…

第1回目 かみねを味わう

園長による動物園にまつわるお話。

かみね動物園についてのお話から日本の動物園の置かれる現状に至るまで…とって~も内容の濃い講座でした。

かみねを味わう

(動物園講座始まり始まり~!まずは園長の熱~いお話でスタート)

第2~4回目 飼育員・獣医を味わう

飼育員・獣医の仕事についてのお話と体験。

現場で働いている職員が飼育員・獣医の仕事内容について紹介し、その仕事を実際に体験していただくという内容でした。

普段はあまり目にすることのない飼育員・獣医の仕事内容に興味津々の様子で、発表後は質問が絶えませんでした…。

飼育の一日発表

(飼育員・獣医の一日発表)

飼育体験獣医体験

(仕事体験の様子。皆さん熱心に作業中!!)

 

第5回 味わいつくす

最後の回はZOOカフェ。

4回の講座を受け疑問に思ったことにお答えしたり、ざっくばらんな意見交換を行ったりと、和やかなムードの中、会話の絶えない充実した講座となりました。

飼育の一日意見交換

(Z00カフェの様子。美味しいコーヒーとスイーツを食べながら意見交換。職員もノリノリで質問に答えていました。皆さん最後までお疲れさまでした。)

さて、今回行われた県民大学講座、実は参加者は全て大人。普段子供たちに対してお話をする機会が多いですが、また子供とは違った雰囲気に面白みを感じながら講座を進めることができました。…とか言いつつ、本当は質問に答えられるかどうかハラハラしていましたが…。

 

今回の講座は飼育員や獣医の仕事内容の他に動物園の役割についてなど、普段はあまり話すことのない一歩踏み込んだ内容となっていたためか、最後の講座までほとんどの方に出席していただきました。参加者の方からは「動物との付き合い方について考えさせられた」、「珍しい動物をみたいけど、それだけでいいのかと思った」などの声が寄せられ、動物園に対して持っていた従来のイメージが大きく変わったのではないかと感じました。

動物園といえば “子供のための施設”だとか“子供が行く施設”というイメージを多くの方が持っていると思います。しかし、動物園は子供のためのだけの施設なのかというと決してそうではありません。

今回の動物園講座は、あまり動物園に来ることのない年齢層の方が動物園に足を運ぶきっかけになったり、動物園に対して持っていたイメージをガラっと変えるきっかけにもなったのでは?と思います。

 

これからも“動物”の魅力を伝えていくのはもちろんですが“動物園”の持つ魅力や役割についてもどんどん知っていただきたいと考えます。今回行った動物園講座のように、様々な年齢層の方に動物園に足を運んで頂けるようなイベントを今後も実施していけたら…と飼育員にとっても色々と考えさせられる動物園講座となりました。

もしかすると、来年も動物園講座のような大人向けのイベントが開かれるかもしれません…!

その際はぜひご参加ください。多くの方が動物園に来ることをお待ちしております!!

(飼育員:木村加)

2015年9月23日

頭がフワフワしてきたよ!

2015年9月13日

facebookなどで既にお知らせしていましたが、7月21日ワタボウシパンシェに赤ちゃんが生まれました。

朝様子を見に行ったときは生まれていなかったのですが、1時間後に見に行ったら背中がいつもより膨らみ違和感が…

よーく見ると小さな赤ちゃんがくっついていました!

赤ちゃん生まれた日生まれた日の写真。赤丸の中に顔が…

ワタボウシパンシェは双子を生むことが多いのですが、今回の赤ちゃんは1頭でした。父親の「いっちゃん」、母親の「はる」にとってしっかり育った赤ちゃんは初めてです。

いっちゃんいっちゃんはるはる

実は今年の1月に2頭の間に初めてとなる赤ちゃんが誕生していたのですが、1頭は「いっちゃん」から攻撃を受け、もう1頭も人工哺育を行っていましたが1週間後に亡くなってしまいました。そのため今回の出産でも色々と心配し対策を考えていました。

しかし心配をよそに2頭はしっかり子育てを行ってくれています。特に「いっちゃん」は前回と異なり攻撃的な態度は全く見られず、むしろ子煩悩なとっても良いお父さんとなっています。

いっちゃんと赤ちゃん最近の赤ちゃんと「いっちゃん」

ワタボウシパンシェは母親だけでなく父親や兄姉が積極的に育児に参加をする珍しい動物です。(育児に母親以外が参加するのは哺乳類では10%以下とのこと)

小さな体に対し大きな赤ちゃんを生むこと、出産後一週間ほどで次の妊娠をすることなど母親にかかる負担を分散させるためと言われています。大げさに言えば母親は授乳を行い、それ以外のお世話は父親達が行う。確かに見ていると「いっちゃん」が赤ちゃんを背負っていることのが多いようです。

魅力的なところの多いワタボウシパンシェですが、なかなか知名度が低いのも事実…

ワタボウシ僕たちのこと知ってた?

実は生息しているコロンビアなどでは絶滅も心配されるほど数が減っています。レッドリストの危機ランクでいえばジャイアントパンダよりも絶滅が心配されるカテゴリーに属しています。このブログをきっかけにまずはワタボウシパンシェのことを知ってもらえたら嬉しいです。

赤ちゃんといっちゃん覚えてね♪

赤ちゃんは最近、特徴でもある頭の白い毛がかなり目立ってきました!また、両親から離れ1頭で歩いている姿も見られるようになってきました。足元がおぼつかなくすぐに両親が背負いにきますが、元気に歩き回る姿が見られる日も近いようです!

もうすぐ大型連休、シルバーウィークがやってきます。過ごしやすい季節になった今は絶好の動物園日和!遊びに来たときはワタボウシパンシェにもぜひ会いにきて下さいね!!

現在の赤ちゃん待ってるよ~

(サルの楽園担当 大栗)

2015年9月13日

暑サニモマケズ

2015年9月12日

「雨ニモマケズ 風ニモマケズ 雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ 」と宮沢賢治の有名な詩にありますが、動物園はいずれの日も客足が遠のいてしまいます。水族館がうらやましい・・・。

そんなボヤキはさておき、今年の夏はとにかく暑い!(というか暑かった。ブログを書き始めたら涼しくなってしまいました・・・。)それは人間にとっても動物にとっても同じことです。先日フェイスブックで、レッサーパンダだけは冷房を使っています、と投稿したところ「他の動物たちの部屋に冷房をつけた方が良いのでは」というコメントをいただきましたので、そのことについてブログを書いてみたいと思います。(日立市の決まりで基本的にフェイスブック、ツイッターで皆様に返事をすることはできませんのでご理解ください。)

 カピバラ

まずアンサーですが、動物たちに冷房が必要かと言われると、基本的には必要ありません。もちろんあるに越したことはありませんが、なくても大丈夫です。ただし、レッサーパンダや南極圏に生息するペンギン(当園にはいませんが)のように、高山地帯や寒冷地帯など年中寒い地域に生息する動物には必要になります。また、暑さに強くても高齢の動物には配慮が必要です。(ちなみに寒さが苦手な動物が多いので、暖房はほとんどの獣舎についています)

カバ 

<国内最高齢カバ「バシャン」 冷房なんて必要ないわよ!>

 
冷房なしでも大丈夫という根拠として、動物には環境適応能力があります。生息している場所と気候や食べ物が異なっていても、その環境に合わせることができるのです。

以前、長野の某動物園を訪れた際、真冬にコンゴウインコが暖房なしで屋外にいるのを見て愕然としました。熱帯に生息するコンゴウインコには暖房が絶対に必要だと信じていたので、改めて動物の適応能力に驚かされました。

さらに言えば猛暑や干ばつなど、自然界はもっともっと過酷です。動物たちは文句ひとつ言わず(言っているかもしれませんが)耐え、そして工夫をしながら生き抜いているのです。

動物園の動物たちも暑いときは自分で対策をとっています。そこで、かみね動物園で見られる動物たちの暑さへの工夫をご紹介したいと思います。

 

まずは、日陰で涼みます!日陰に入るなんて当たり前ですが、これも立派な暑さ対策です。また、展示場によっては日陰が少ない場所もあります。そういった場所は寒冷紗を使ったり、植樹をして飼育員が日陰をつくります。植樹の方が見た目も良いのですが、地面がコンクリートであったりすると植えられませんし、根付かせるにも技術が必要です。さらには動物が登る、食べる、折る、爪を研ぐなど様々な攻撃を加えてくるので、それらを乗り越えなければなりません。

 ライオン カワウソ

          <ライオンとカワウソには寒冷紗を設置しました>

カピバラ カンガルー

       <カピバラとカンガルー!苦節4年ここまで大きくなりました!>
 

次は水浴びです!人間も夏はプールや海に行くように、動物たちも水を使って暑さをしのぎます。

今年は暑さのせいか、動物たちがこれまで見たことのない行動を見せてくれています!

サイ アライグマ

      <サイの水浴び>              <アライグマ>

 アナグマ ヤマアラシ

 <激写!アナグマって泳ぐんですよ!>   <えっ、ヤマアラシって水に入るの!?>


最後に穴掘りです。

ヤマアラシのメスは巨大な穴を掘って、その中で涼んでいます。姿がかろうじて見えるくらいのとても大きな穴です。ただし、土の展示場なので掘り進むと逃げられる可能性があるので埋めています。そんなことにはめげずに毎日せっせと掘っています。暑さが彼女を突き動かしているのでしょう。日陰でじっとしていた方がよっぽど涼しいと思うのは私だけでしょうか。そのおかげで、全国屈指のマッチョなヤマアラシに成長しています!
穴掘り 穴

     <一心不乱に掘る>           <展示場に空いた巨大な穴>
ヤマアラシ ヤマアラシ
    <ん!?何か見えるぞ!>         <お尻と後ろ肢が見えました!>

番外編

この暑さの中、日光浴をしているつわものがいます!それはオグロプレーリードッグです!暑さと乾燥に強く、こんなに暑くても飲み水は必要ありません!食べ物の水分だけで大丈夫なのですから恐れ入ります!
 プレーリードッグ プレーリードッグ

        <わざわざ日向で休みます・・・。信じられませんね。>

動物たちにとって炎天下よりも、エアコンが効いた部屋のほうが良いのかもしれません。感情的には「動物も暑くてかわいそう」となりますが、安易に冷房を使うことには疑問があります。人間もそうですが、冷房に体が慣れてしまうと暑さに対して弱い体になってしまいう危険性があります。
動物たちは過酷な環境の中を生き抜いています。さらに、天敵がいたり、食べ物が手に入らなかったり、様々なストレスがあり、それは「刺激」ともいえます。そんな刺激の中で、子孫を残すためには日々たくましく生きているのです。

動物園は野生に比べて刺激が少ないです。だからこそ、快適な空間を用意するよりも、暑さという刺激から動物たちが、日陰に入る、水に入る、穴を掘ると自分たちで選択できる状況を用意してあげることが飼育員の勤めだと思っています。もちろん健康に支障が出ないようにすることは大前提です。また、そうやってたくましく生きている「ホンモノ」を皆様にご覧頂きたいという想いもあります。彼らは私たち飼育員でも見たことのない動きを見せてくれます。本では知っていても、目の前で見ることができたときは本当に感動します。

ぜひみなさまも「熱い動物園」をお楽しみください!

園長への手紙 

  <嬉しいお手紙が届きました!>

ホットな飼育員 中本

2015年9月12日

ホンシュウジカのお引越し

2015年9月2日

先日、HPでもお知らせしましたが、ついに新シカ舎がオープンしました!新シカ舎オープン

長い間、『整備中』の看板があった新シカ舎・・・エピソードは満載です。
 

新シカ舎が作られたのは、旧シカ舎の老朽化と2種のニホンジカの展示環境を高めるため。

この春からかみね動物園に仲間入りした私は、工事の様子をみられなかったのですが、
これがその様子です。

 工事 工事

影も形もないとこから、たくさんの方々のおかげで、素敵な新シカ舎ができました!


このままオープンできたら良かったのですが、
完成してみると、柵の高さや雨除け・ドアの開閉など問題が発覚してしまい・・・
試行錯誤の『新シカ舎整備中』の日々を過ごしていました。
 

ドアストッパー
(開きっぱなしにならないようにするドアストッパー)
※ドアが開いたままになっていたら、閉めていただけると幸いです。

 乾草・ペレットいれ 乾草・ペレット
(小屋の中に作った乾草・ペレット置き場)
※シカの盗食を防ぐ蓋付きで安心! 
 

脱走防止網
(少し高さが足りなかった柵に、脱走防止の網を張るベテラン獣医師)
※一年目の私には、決してマネできません。
 

このように、職員たちの手作りや再工事などでカバーし、
新シカ舎は、やっとの思いでオープンしたのです!


新シカ舎での生活が始まって間もないのですが、
すでにシカの凄さを感じたことが多々あります。


かなりの斜面に作られた新シカ舎。
私たち人間では、危なっかしくて、正直に言うと掃除も一苦労・・・
これはシカたちも転んでしまうかな~と思っていたら
 

・・・(゜Д゜;)

となるくらい、自由自在に駆け上がり、駆け下りてきます。
斜面

  あの細い脚からは想像もつかない脚力を見せつけてくれます。


さらに、彼らの食欲にもびっくり。

緑が生い茂っていた(ただのお手入れ不足です。ごめんなさい。)新シカ舎に引っ越して、
約2週間がたちましたが、
ふと気がつくと、あっという間に茶色です。

緑いっぱい 茶色
(引越し直後)   → → → →    (12日後)

動物園では乾草とペレット(シカ用ドッグフードみたいな食べ物)を与えていますが、
野生のシカは、地面に生えている草だけでなく、木の葉っぱや樹皮など、あらゆる植物を食べています。

半分食べられた木 食べられた樹皮
こんな風に、気持ちいくらい、容赦なく食べつくしていきます!

いま、日本では、野生のシカが増えすぎてしまって、シカの消費量に負けてしまっている問題があります。
森が枯れてしまったり、農作物が食べられてしまう“食害”といった問題です。
新シカ舎は、まさに、その縮図!

この話は根が深く、難しい問題なのですが・・・
原因としては、
シカを食べる動物(オオカミなど)がいなくなってしまったこと・減ってしまったこと、
狩猟を行う人が減ったこと・高齢化
など、さまざまなことが重なって、現在に至っています。
シカ肉の商品開発や、農業被害の対策について研究・実施はされていますが、道のりは長く・・・
※ブログが終わらなくなってしまうので、ちょっとこのお話はまた今度にしましょう!

 
このようにシカが生活する姿や、人間との関わりが見えてくる新シカ舎。乞うご期待。
(に添えるよう、がんばります!)

いまだけ見られるシカの姿としては、茶色のやわらかい角(袋角)から白い固い角に変化するところです!
袋角・固い角・メス
奥:茶色のやわらかい袋角
手前:白い固い角

白くて固く、立派な角は、強いオスの証。
この角は、これからの繁殖期に活躍するのですが、
動物園では、シカと人が密に接するので、安全のために切り落としてしまいます。
角が見られるのも、もう少し!

角と緑がなくなる前に、新シカ舎に遊びに来てください♪
(もうそのときは目前の予感・・・)

※注意:シカのエサやりは当分お休みします。あたたかく見守ってください。


(獣医/新シカ舎担当 あきば)



 

2015年9月2日