キリン舎の建設工事 第10週目です。
新キリン舎は来春完成の予定で、工事の進捗状況をブログでお伝えしています。
みなさん新しいキリン舎にご期待下さい。
今週の工事
- 土間下捨てコンクリート打設。
- 断熱材敷設。
- 土間配筋。ほか。
先週、砕石を敷いた基礎に捨てコンクリートを打設し、土間を作る下処理を行います。
続いて、断熱材を敷設し、配管を通し、土間の配筋を行いました。

分かりにくいですが、鉄筋の下は断熱材が一面にわたり敷き詰められています。

いろいろな配管が鉄筋の間を通っています。

工事は順調かなぁー。
来週の工事
土間コンクリート打設ほか。
キリンクイズ 基礎編2(回答)
前回のブログでお伝えした問題はこちら。
「前回のクイズで、キリンは偶蹄目(ぐうていもく)に属し、蹄(ひづめ)の数が偶数であるとお伝えしました。
この偶蹄目の動物には蹄の数以外にも特徴があります。その一つが、独特な消化方法ですが、ウシをはじめとする偶蹄目の動物は、いったん飲み込んだ食物を口に戻してかみ砕いてから、また胃に戻して消化吸収します。さて、この消化吸収の方法を何と呼ぶでしょうか?」
答えは反芻(はんすう)といいます。
偶蹄目の動物は4つの胃(複胃:ふくい)を持っています。第一胃には大量の微生物が共生しており、ここで繊維を発酵、分解しています。続く第二胃でさらに消化され、第三胃では水分が吸収されます。第四胃で胃液と混ざり完全に分解されます。
実は、植物を主食とする草食獣であっても、植物の細胞壁を分解する酵素をもっていません。そのため、歯で細かくすりつぶして細胞壁を破壊するとともに、微生物の力を借りて分解吸収しています。これを繰り返すのが反芻です。
反芻動物の第一胃では微生物による分解が盛んに行われ、メタンガスが大量に発生します。ウシがよくげっぷをするのはこのメタンガスを排出するためです。(キリンもげっぷをするそうです。)
エネルギーと栄養素を植物から取り出さなければならない草食獣ならではの消化吸収の方法です。
次回ブログでは、草食獣の消化吸収について、もう少し詳しく解説を予定しています。