サルの楽園で仕事をしていると、よく「誰かに見られている…」と感じることがあります…
今日も視線を感じ、ふと振り返ると…






扉の小窓を通して見てくることもあります。
マンドリル特有の立派な顔をしていますが…

人懐っこい性格をしているのと、何かもらえるんじゃないか、という期待を込めて常に熱い視線を送ってきます。
皆さんもケンシロウの熱い視線を感じにぜひ遊びに来てください。
(サルの楽園担当 大栗)
サルの楽園で仕事をしていると、よく「誰かに見られている…」と感じることがあります…
今日も視線を感じ、ふと振り返ると…
扉の小窓を通して見てくることもあります。
マンドリル特有の立派な顔をしていますが…
人懐っこい性格をしているのと、何かもらえるんじゃないか、という期待を込めて常に熱い視線を送ってきます。
皆さんもケンシロウの熱い視線を感じにぜひ遊びに来てください。
(サルの楽園担当 大栗)
最近のゴウはというと…
毎日楽しそうです。
(チンパンジー担当 大栗)
平成24年の4月にカピバラと愉快な仲間たちが過ごす「カピ!バラエティハウス」がオープンしました。
今回はアフリカタテガミヤマアラシを紹介します。
まずは、アフリカタテガミヤマアラシについてご説明します。
アフリカ大陸北部に生息しており、トゲトゲの恐ろしい見た目をしています。
そんな見た目ですが、げっ歯類(ネズミの仲間)に分類されます。
よく「ハリネズミ」と間違えられますが実は…
ヤマアラシ:げっ歯目(ネズミの仲間)
ハリネズミ:食虫目(モグラの仲間)
ハリモグラ:単孔目(カモノハシの仲間)
なんです。ややこしいですね。
このトゲは、毛が進化したもので、固く先が尖っているために、長靴など簡単に貫通してしまいます。(刺されたことはありませんが)
そんな見た目とは違って、彼らは臆病で争いを好みません。
なるべく闘わないようにと下記のような段階をふんでいきます。
それでも向かってくる相手には…
さらに厄介なことに、この針は刺さると抜けやすい(ヤマアラシの体から)という特徴があり、ちょっかいを出した動物は針が刺さったまま何日間も激痛を味わうことになります…。
ライオンやヒョウも二度とヤマアラシを食べようなんて気は起こしません。
彼らの針は攻撃するためではなく、身を守るために進化したのです。
かみね動物園には、オスの「ペッパー」とメスの「セサミ」の2頭のアフリカタテガミヤマアラシがいます。
ペッパーは小柄で茶色い体をしています。
活発で夜行性なのに寝る間も惜しんで、毎日穴掘りに勤しんでいます。
そんな甲斐もあって巨大なトンネルが出来ましたが、園内にひょっこり現れても困るのでたまに埋めています。
穴の深さは1メートルで、2頭がすっぽり入れる大きさです。
さらに夕方になると早く帰りたいアピールをします。
メスのセサミは大きくて黒い体をしています。
見た目のせいで「こっちがオスだね」なんて言われてしまいますが、大きい方がセサミです。
性格は穏やかですが、ご飯になるとペッパーの分まで食べようとする食いしん坊です。
日中はおやつの時間以外は寝ている事が多いです。
カピバラエティハウスでは寝室から展示場まで地下トンネルを通って出ていきます。
最初は全く通ってくれませんでしたが、あの手この手でなんとか通るようになりました。
地面もコンクリートから土に変わって非常に動きも出るようになりました。
夜行性で昼間は寝ているため、以前の展示場では「見えない」「どこにいるか分からない」という声を良く聞きましたが、今は近くで寝ている姿を見る事が出来ます。(たまに隠れてしまいますが…)
毎日13時30分のおやつタイムは起きていますので、まだ見れていないという方はぜひ一度見に来てください。
カピ!バラエティハウスも担当 中本
毎日暑いですねー!!
チンパンジー達も暑そうです…
野生では暑いところに住んでいますが、日本のように蒸し暑いのはあまり好きではないようです。
そんなチンパンジー達には夏限定のお楽しみがあります。
それがこちら!!
フルーツを細かく切って水と一緒に凍らせた特製の氷です。
これ以外にもフルーツをそのまま凍らせたものもあります!
小さく砕いて、「おやつタイム」の時などにあげていますよ。
タワーの上で過ごすことの多いチンパンジー達もこの時は急いで下に降りてきます!
もう一個の氷をしっかりキープ!
口の中で冷たさを満喫!
みんなとても喜んでいます。
まだまだあつーい夏をこれで乗り切ってもらいたいです!
ちなみに…
ヨウとゴウの親子が氷を食べている写真が撮れず、小松菜を食べている写真でお許しください…
(チンパンジー担当 大栗)
ある日の午後。カブトムシとその仲間たち展の昆虫たちのお世話していた時の事。
カミキリムシの餌となる枝を切っていると…
ビリビリビリ。っと
手に痺れと激痛が走りました。
ビックリして痛む右手を見たところ…
こんなのがくっついてました。
これ、イラガというガの幼虫です。
別名「デンキムシ」とも呼ばれています。
イラガにも何種類かあり、この仔が何イラガかは図鑑を見ても不明でした。
彼らは天敵を察知すると体中のとげから毒液を分泌します。
これが感電したようなしびれと痛みの原因に。
このいでたちまるでモンスター。
小指の先ほどしか無いのにその数万倍の大きさはあるであろう
人間にこれだけのダメージを与えるとは。
ちょっと感動しちゃいました。
3日経った今も患部が少しかゆい程度ですんでいますが、ひどい人は腫れたり皮膚炎になる事もあるようです。
もし刺されたら患部を水で洗い流して毒針毛を落とす事が大切だとか。
皆さんも気を付けて下さい。
(飼育員 かわそえ)
平成24年6月24日に生れたフサオマキザルの赤ちゃん。
元気に成長しています。
今日もお母さんのユメの背中にぴったりくっついていると思いきや…
あれ??
よく見るとお父さんのフトシ君の背中に乗っています。
生れてからしばらくはユメから離れませんでしたが、1カ月が過ぎた辺りからよくフトシ君に背負われている姿が見られるようになりました。
フトシ君はこんな顔をしていますが…
とても面倒見がよく、親子3人とても仲良く暮らしています。
平成24年8月19日までは赤ちゃんの愛称募集も行っています。
毎日暑いですが、元気に仲良く暮らしているフサオマキザル一家にぜひ会いに来て下さい。
(サルの楽園担当 大栗)
ライオンの展示場前でよく聞くお客さんのひとこと。
「あれ?メスしかいないよー?」
…
オスもいますよー。ちゃんといます。
左にいるのがオスの「きぼう」です。
お客さんが間違えるのも無理はありません。
ライオンのオスと言えば顔まわりの立派なたてがみ。
きぼうはまだ子供のため、少ししか生えていません。
こちら平成24年の5月に亡くなったウィル。きぼうの父親です。
ふさふさですね~。THEライオンという感じ。
こちらウィルが2歳の頃の写真。
たてがみのボリュームが少ないです。
ライオンのオスは大体3から4歳くらいでふさふさのたてがみとなります。
このボリュームが多いほど強いオスの証となります。
きぼうが「百獣の王」らしくなるには後2年くらいかかりそうです。
キュー〇ーさんのようなかわいらしい?たてがみなのは子供時代限定。
今の内にみなさんバシバシ写真撮っちゃってくださーい。
(飼育員 かわそえ)
ベンガルトラのさわには最近展示場に楽しみなことができたようです。
ブイです。
海でぷかぷか浮いてるのをよく見かけます。
トラのプールに浮かべてみました。
朝出ていきます。
ダーッシュ。
ブイ。ブイ。
ブイ。ブイ。
プールの水がざばざば溢れていきます。
エキサイトしすぎてプールからブイが落ちました。
下で待っていたのはアキラ。
さわは落ちたブイを追う事はしません。
トラの狩猟本能が動くものを捕らえたがるのでしょうか?
下に落ちるまで飽きることなく追っています。
さわが遊んでいる時あきらがブイに触ろうとすると怒ることも。
交代で遊んでちょうだいな。
ブイで遊ぶトラは9時から10時の間に見られることが多いです。
ちょっぴり早めに動物園に来ると見られるかも。
(飼育員 かわそえ)
平成24年の4月にカピバラと愉快な仲間たちが過ごす「カピ!バラエティハウス」がオープンしました。
だーいぶ間が空いてしまいましたが前回に続いて、今回はアライグマを紹介します。
まずは、アライグマについてご説明します。
アメリカ大陸北部に生息しており、見た目はタヌキに似ていますがイヌ科ではなくアライグマ科に分類されます。
日本ではアライグマ「ラス〇ル」で人気者となり、ペットとしてたくさん持ち込まれました。
しかし、アニメのように言う事を聞いてくれるわけもなく(むしろだいぶ乱暴です)、捨てられたアライグマが野生化して問題となっています。(歌舞伎町など大都会にも住みついてます。)
連れてこられた挙句害獣扱いされて彼らにとってはいい迷惑です。
そんな、アライグマですがモノを洗う姿がカワイイなんてよく耳にしますが…実は洗わないんです。
正確に言うと、野生のアライグマはモノを洗いません。
アライグマは魚や貝、甲殻類など水辺の生き物を好んで食べます。
ただ、目があまり良くないので手を水の中に入れて感覚で獲物を捕えるため、モノを洗っているように見えることからアライグマと呼ばれるようになりました。
しかし、実際に動物園等で食べ物を洗っている姿を見たことがある人もいると思います。
これは、アライグマが狩猟の欲求を満たすための行為だといわれています。
簡単に言うと「水辺で狩りがしたいよー」という気持ちを、食べ物を水に入れることで満たしています。
アライグマがモノを洗うという行動は、野生下では見られない不自然な行動なんです。
さて、ここからは当園のアライグマについてお話します。
オス2頭、メス4頭の計6頭の群れで仲良く(?)生活しています。
普段は仲が良いのですが、食事の時間はよくケンカをしています。
じゃれあっているうちにエスカレートしてケンカになるところを見ると人間とたいして変わらないなと思います。
アライグマは好奇心が強く、手先が器用で飼育員泣かせの動物です。
建物を壊してみたり、脱走を企てたり、突然人の足にしがみついてきたり…。(絶対ペットにしたくありません)
オープン当初から非常に困らせてくれましたが、それだけ動きがあるので展示のしがいもあります。
新しい展示場には彼らの好奇心を刺激する仕掛けをたくさん用意しました。
もちろん、かみね動物園のアライグマは食べ物を洗いません。
これだけアライグマの行動を観察できる動物園は全国的に見てもほとんどないと思います。
アライグマというあまり珍しくない動物ですが、動きは動物園一面白いと言っても過言ではないと思います。
そんなそそっかしくて、見ていて飽きない彼らにぜひ会いに来てください。
カピ!バラエティハウスも担当 中本