※前回のブログ: http://www.city.hitachi.lg.jp/zoo/blog/staff/akiba/p066437.html
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※一部ショッキングな写真があるかもしれませんのでご注意ください。
12月6日。
朝早くにみんな集まり(助っ人ありがとうございました)、もう一度しっかり打ち合わせ。
よし!!!
麻酔銃で麻酔導入。
動かなくなったことを確認して、同じ空間に入ります。
はい!打ち合わせどおり、
ものを運んで手術室をセット。
気管挿管して、 ※麻酔・呼吸の管理のために気管にチューブをいれます。
留置して点滴開始。 ※血管に管を通して、点滴します。術中感染や術後の腎不全などを予防します。
(左の前足の血管を使いました。)
(例のバリカン大活躍!)
っとさらっと書いてますが、ここまでで大体1時間。
獣医として、まだまだな私。モタモタ、お恥ずかしい限りです。
さて、おなかを開いて、卵巣と子宮を取り出します。(こっちはベテラン組のお仕事。笑)
出血も少なく手術は順調に進んでいきました。
取り出した子宮は、ポコポコと壁が厚くなっていて、内側の粘膜のところが赤く充血しているようでした。
子宮に切れ目をいれると、とろ~っと粘液が落ちる感じ。
目で見た感じ、子宮に異常があるんだろーなという印象でした。
どんな状態なのか、詳細を知るために、そのまま病理・細菌検査をお願いしました。
予定していたよりも早く終わって、バルミーの覚醒も順調に進んで、ばんばんざーい!!
悪そうな子宮もとれたし!バルミーもしっかりしてるし!
あ~、すっきり、すっきり~
(なんか痛いじゃないの…ボーっとするし。イラッ)
とお祝い・安心モードの園内で
「こんなスムーズに、うまくいっていいのか・・・?」
と一瞬でも思ってしまったのがいけなかったのか、このあとまだ戦いが続くことに・・・
でも、そんな考えは一瞬で消え去り!数ヶ月ぶりの安心・安堵のあまり、にやにやがとまらない一日を過ごしたのでした~
Part4に続く(けっきょく続くんかいっ・・・)
(おいしいカレーライスを食べ、おいしい晩酌をいただき完全に浮かれていた獣医師・あきば)