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令和3年8月27日(金曜日)

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代番者から見るキリン、クルミの成長

令和3年8月27日(金曜日)

担当者、代番者という言葉を飼育員はよく使います。

各々の飼育員に担当の動物がいて、お休みの日は組んでいる相方、「代番者」に自分の担当動物をお願いします。
当然、相方がお休みの日は、自分が相方の担当動物をみるわけです。

私の場合はシマウマ、ポニー、ホロホロチョウが担当で、
代番者がお休みの時はキリン、レッサーパンダも一緒にみます。

さて、8月も終わりに近付き、わたしもかみね動物園歴満2年になろうとしています。
そのタイミングで代番者が換わることになり、代番動物も変わるので、
なかなかお伝えできていないキリン、クルミの成長を、代番動物が変わる前に一緒に振り返れたらな、と思います。


代番者からみるキリン、クルミ

9月30日。
その日は代番の日で、担当者はお休みでした。

朝から落ち着かない母親キリナ。
いつもと様子が違うな~と思いながらも、外に出られないのもストレスかなと思い、扉を開けて展示場に出てもらいました。

その間に掃除を済ませ、展示場を見ると、やっぱりいつもと違う。開園中だし、外で出産されてもなぁ…と思い、戻ってきてもらう時間ではないけれど部屋の扉を開けてみたところ、すんなり戻ってきました。

その後、正午前には前肢が出てきていて、そのまま問題なく生まれてきてくれました。
キリナはこれで第3子目の出産。慣れた手つき?足つき?でクルミを起きるように促していて、安心しました。

産まれた日のクルミ

起立できるようになってすぐの写真。頭の位置がキリナの肩ぐらいの大きさです。

母親に舐められるクルミ
まだ角が立っていません。

葉に興味深々
10日ほど経つと、角もしっかり立って、葉っぱに興味を示し始めました。

深く接する機会は1週間に2~3日だけ。
キリン舎に入るたびに大きくなったなぁと感じてもいいはずですが、見降ろされる角度が変わったかな…と感じる程度。
今でこそ、いつの間にそんなに大きくなった?と思うぐらい大きくなりましたが、なかなか成長を感じるのは難しいですね。

親と一緒に並んで撮った写真をみると成長の具合がよく分かります。

10月14日キリナと
2020年10月14日(生後14日)

7月20日キリナと
2021年7月20日(約10か月)

寝室で葉を食べるクルミ
2020年10月24日(生後24日)

6月葉を食べるクルミ
2021年6月29日(約9か月)

桐生が岡動物園に行ったルリカと違い、なんにでも興味津々、おてんば娘といった印象。
朝も朝ご飯より制服やわたしの手指が気になる。日中、エサを補充しに行けば、制服をひっぱり、鍵を引っ張り、無線機を引っ張り…。こちらも取られないように必死です。なんでも口に入れたいお年頃?
キリンの周りに行くと必ずといっていいほど近づいてきてちょっかいを出してきます。
最近はマスクやポニーテールに興味があるようです。
そんなクルミですが、顔周りや首、足回りを触っても動じないので、今後、採血トレーニングや健康診断をする際には協力してくれそうです。期待大!

先日、久しぶりに、上のテラスに枝をくくってみました。
テラスに吊るされた葉を食べるキリン
大人たちは余裕で食べられる高さですが、クルミはまだまだ。人間からすると大きいけれど、キリンからするとやっぱり小さいんだなと改めて感じました。
背の高さが違う


閉園が長引き、クルミの成長を生で見ていただくことが出来ないのがとても歯がゆいのですが、ぜひ開園した際には少しだけ大人になったクルミに会いに来てください。最近は顔つきも大人っぽくなりましたよ!

9月30日、1歳の誕生日が無事に迎えられますように、
そして願わくは誕生日には開園していて、誕生日の喜びを来園してくれた方々と共有できますように。

代番の動物は変わりますが、皆さんと一緒にクルミの成長を見ていけたらなと思います!

クルミのドアップ

ところ

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